ミニマリストの日常〜固有名詞記憶の謎〜
突然ですが
「世界の五大ギタリスト」
の名前を言えますでしょうか。
私は昔、音楽をやっていて演奏ジャンルもその都度違いました。
オファーがあれば男臭いブルースだって昭和歌謡だって民謡もファンクもなんでも「勉強のため!」と言い聞かせてトライしていました。
その中で「五大ギタリスト特集」というコンセプトのライブがありました。
ロックです。
ディープパープル
レッドブーツ
.....。
ほらね。
もはや曲のタイトルなのかグループ名なのかちんぷんかんぷんです。
最近急にこのライブのことを思い出して
「あの時の五大ギタリストって誰だったっけ?」
と右手を広げて出して数えてみる気満々の体勢になりました。
(えーっと。
ジミヘンでしょ。
いや、ジミーペイジ??
あれ?ジミーペイジって誰だっけ?
ま、いいか。
あとは...
カルロスゴーン
ブルーウィルス
あぁ!もうさっぱり思い出せない。
や〜めた!)
自分の記憶力の無さには驚きませんでした。
だって加齢とともにある自然現象ですから。(ここは自己肯定感強し)
驚いたのは、
ギタリストではなく
「カタカナの名前」
というカテゴリーに脳みそコンピューターに入っていたことでした。
ギタリストも誰も彼もカタカナ名前でひとくくりです。
なんだかモヤモヤしたので今度は自問自答へ。
「日本の五大ギタリストは誰?」
(クロードチアリでしょ、
チャーでしょ、
よっちゃんでしょ....)
だいたい3人目あたりからコンピューターが失速。画面クルクル状態です。
クロードチアリさんっていう名前は私の人生の中で初めてアウトプットされたかもしれません。
でも、しっかりとギタリストとしてカテゴリー化されていたとは驚きでした。
結局のところ、カタカナだから覚えられないんだと思っていましたが、日本語だろうと記憶の低下は同じということが分かりました。
(ランちゃん、スーちゃん、ミキちゃん。キャンディーズならすぐ出てくるのに)
さっき、どうしてもここ2日間
「ジミーペイジは誰なのか」
が気になって、とうとうネットに頼りました。
(やったー!やっぱりギタリストだった。当たり当たり〜)
でもね。
身長180cmって情報必要でしょうか。
学歴とか身長は日本ではとても重要視されるプロフィールの「掴み」部分です。
その傾向にはとても抵抗がありますが、180cmって目にした途端に
(おぉ。背が高いんだな)
とインプットされる私がいます。
そうすると今度は私の旧式脳みそコンピューターには
「背が高い人」
にジミーペイジさんが分類されてしまいそう。
(ジャイアント馬場さん、福山雅治さん、武田双雲さんと同じグループ)
さて。
今日は野菜クズで作る
「ベジブロス」の日。
すっかり気に入ってしまって今回で3回目です。
1週間、冷蔵庫に大切に貯めておいた野菜の切れ端や皮を煮て出汁を作るのです。
土鍋の蓋を開けた瞬間の野菜の甘い匂いがなんとも言えません。
(個人的にはバターの香りって思います)
作るたびにポットに入れて一日中ちびりちびり飲みたいと思っちゃいます。
が、ポットに臭いが移るからできません。
今日は土鍋で作った分を全部飲んでしまいました。
(あ〜美味しい!)
今朝、身体の変化に嬉しいことがありました。
(あ、ベジブロスとは関係ありません)
体幹が鍛えられていたのです。
時々、バレリーナのように片足を横に曲げてポーズを取るのですが、
今朝は全くグラグラしません。
左右どちらもキッチリと足を高く上げてピタっと止まりました。
これはここ最近やっているヨガのおかげです。
「太陽礼拝左右×1回」
「英雄のポーズ左右×1回」
トータルで5分もかかりません。
こんなミニマルなエクササイズでも成長があることに感動しました。
記憶力が低下しても身体は成長できる。
そんな心地よさを感じた私は今日もエレガントな日曜日を過ごしています。
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