エレガントな日常/不協和音を探す
音楽理論の用語で
「トライトーン」
という言葉があります。
日本語にするならば「不協和音」。
一般的に人間が不快に思う音の組み合わせだそうです。
たとえば
「ファ」と「シ」や
「ド」と「ファ♯」などなど
同時に鳴らすと心地悪く感じるそうです。(人による)
私は逆に「あはーん」と快感を覚えてしまうほう。
ジャズでは特にこれらの音をうまく組み合わせたりしてクセ強めに主張します。
まぁ、なんというかバニラアイス+醤油をかけると美味しいという人たちがいるのと同じでしょうか。
(この都市伝説は勇気がなくて試したことはないけどね)
そんなトライトーンこと不協和音。
今日はこの言葉がテーマになった1日でした。
急に肌寒くなりました。
そろそろ靴下の出番かなぁと思うものの部屋の中で履くのはあまり好きではありません。
なんとか血流を流して足先を温めねば。
手っ取り早いのはお散歩です。
今のこの時期は部屋よりも外のほうが暖かいし、歩けばいやでも足先はポカポカなるもんね。
裏起毛カットソーの上に白い綿シャツを羽織りポニーテールをして出かけました。
さ....さむーーーい....
ナニコレ。
もうジャケットを着ないとかなり肌寒いんですね。
軽くガタガタと震えながら歩きました。
コーヒーが切れたのと赤レンズ豆がなくなりそうなので少し遠い輸入品スーパーへと向いました。
そこのスーパーではトルコ製のレンズ豆が売っているのと、飲んだことのないメーカーのコーヒー豆があるのでそれを狙います。
スムージー用のミキサーを買ったらコーヒーミルも付属品についていたので重宝しています。
なぜならスーパーによっては豆を挽いてくれるサービスがないところも多い。
今まではミルがなかったためそれらのスーパーでは買うことができなかったのでした。
でも今はコーヒーミルで7秒で粉になる武器があるもんね。
コーヒー売り場を見るのは大好き。
一つ一つ味の説明を読んだり、パッケージのセンスや賞味期限をチェック。
私は「深煎り」「酸味弱」「ガツンと苦味」がお気に入りなのでどうしても「イタリアンロースト」「エスプレッソ」系しか選択肢がありません。
本当ならもっと色んなブレンドを楽しみたいんですけどね。
(残念。トルコ製赤レンズ豆は在庫切れ)
帰り道はパン屋さん2件ハシゴしました。
はぁー。歩いた歩いた。
気持ちよかったなぁ。
帰宅後に早速初めて試すコーヒーを味見です。
この子はどのくらいの量が私好みになるのかな〜?
とワクワクしながらまずはスタンダードの量にて1杯だけ淹れました。
ん〜。
ミルから取り出した挽き立ての粉に顔を埋めたくなるほどの素晴らしい香です。
さて。
本日のテーマ不協和音です。
(やっとか)
そもそも発端はとあるイベント情報を聞いてなんとなく気になったので思い切って参加希望をしたのでした。
直接主催者と電話で話して参加表明をしました。
そして実際にこちらの連絡先を書いてハガキを出して後日参加オッケーか見送りかの返信が来るというものでした。
すぐにハガキを書いてポストへ投函。
ポイっ。
あ!
投函2秒後。
ポストにデカデカと切手代値上げの注意書きが!
しかも今月から値上げではありませんか。
がーん。切手代足りないじゃーん。
見落としてしまった、、、。
なんであんなに大きなインフォメーションを見落としちゃったの??
ものすごくガッカリしました。
(しょうがない。料金不足で私のポストに戻ってくるのを待つか)
こういう時って勇み足なので早くハガキを送りたいし、早く結果を知りたいって思っちゃいます。
でも新たにハガキを書いて正規の料金切手を貼ってまで出そうとは思いませんでした。
(気持ちは焦っていたけれどね)
そして今日。
色んな出来事などを介してイベント参加への考え直しをする流れになりました。
(私は本当に参加したいのかな)
瞑想をしたり胸に手を当てたりして何度も自分に問いかけます。
結果。
参加は見送ろうと決めました。
ハガキの切手不足ハプニングもそうですが、その他にも外的要素から色んなメッセージを受け取ったのです。
たまたま観たYouTube動画からもなんと3本から同じメッセージ。
「そこはあなたが行く道ではない」
という言葉の数々!
そして極めつけは主催者さんと話した時の私の想いでした。
私の負の得意技の一つが出ちゃったのです。
「なんかちょっと合わないけれど良い人だし目上の人だし、、、」
という気持ちを握りつぶしてどこかへ隠す天才的ウルトラCをやっちゃった、、、。
咄嗟に電話の履歴を見ました。
20分会話をしていた記録が表示されました。
(うわぁぁぁーーー!電話代もったいないよぉ〜!千円以上になったかも、、、カエセ、、←小声)
そうです。
私独自の1番分かりやすい確認方法なのですが、こちらからかけた電話で先方が長くお話しされた場合に、
「電話代がもったいない」
と思うのか
「なんとも思わない」
のかでその人と自分の関係性がよく把握できるのです。
(というよりもそもそも相性の良い人とはお互いに電話代へちゃんと気遣う)
なーんで早く気がつかないのかな、ワタシ。
また先方に参加希望は撤回と連絡しなくてはなりません。
でもまだ間に合うのが救いです。
そう。
そこでこう思ったのです。
「私がそのイベントへ参加をしたら私自身が不協和音の存在になってしまうだろう」
と。
私よりもそのイベントに必要な人が参加するのだろうなとも感じました。
うん。
それでいい。
先方も私もベストになるはず。
(でもさ。やっぱり私の判断が遅れたのが悔し過ぎる、、、グジグジ、、、)
自分への不甲斐なさを紛らわすためにはコレ。
お片付けです。
題して
「不協和音を探せ!」。
ふぅ。
やっと手放せなかった物たちにさようならが出来ました。
特にカトラリーのストックなんて全部
「何かの時に必要になるかもしれない、お客さんが来た時に....」
この".お客さんのため"の思考回路って根強いなぁと自分でも笑ってしまいます。
近いうちにストローとスプーンも検討しなくちゃ。
(まだ執着があるのよね。手作りコスメの時に使うかも?掃除の時に使うかもって←この手の妄想は果てしない)
ひょんなことからお片付けがはかどってしまいました。
これからは物を並べてみて、その中から不協和音を探せばスムーズに手放せることも覚えました。
これを早く人間関係のほうに応用したーい。(双方の平和のためにも)
私は今日もエレガント。
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