エレガントな日常/電球交換成功、新しいファッション
おとこがほしい。
背が高くて屈強な肉体なら尚よし。
離婚をした後にこんな思いにかられる事がたまーにあります。
それはこんな場面。
・電球が切れたとき
・米や大きなものを買うとき
・PCやスマホ、家電操作がわからないとき
そのたびに私はそんな思いに戸惑うのです。
(いやいや、男性をそんな便利屋さんのように考えてはいけないわよ)
(あれ?でも電球交換も重い荷物を持ってくれるのもすべては「助けてあげたい」っていう愛からくるサポートよね?)
よかったよかった。
すべては愛のおこないでした。
で。
そんな愛のおこないが身近にない場合にはえらいこっちゃ!なのです。
トイレの電球が切れました。
なんで?
LEDって半永久的に点灯するんじゃないの?(無知ですみません)
私は踏み台を持っていないので電球交換は一大事なのです。
考えただけで面倒くさい。
昨日は部屋唯一の明かりであるフロアライトをよいこらせっ!と運んでトイレに設置。
幸いにしてドアの下には1.5cmの隙間と外壁にはコンセントがあったからです。
(パチ。点灯)
わぁっ!
綺麗。こんなに明るーい。
しかしトイレの空間ではアンバランスだな、、、
これまた幸いにしてこのフロアライト、まもなく卒業予定なのです。
インテリアを変えようと和紙で出来たボンヤリ暗い電灯を注文したばかりなのでした。
(じゃあ、 このままトイレにフロアライト設置しておいてもいいか、、、あっ!)
あっけなくそのアイデアは打ち砕かれちゃいました。
トイレの電気スイッチは点灯と同時に換気扇も作動するタイプだったのです。
換気扇が回らないのは大きなダメージ。
しかたない、電球交換するか。
出来るのかな。ドキドキするなー。
踏み台代わりになるのは唯一愛用している椅子のみです。
オールドカリモクのビンテージ。
昭和の古い座面の高さが昭和生まれの私の低い身長にピッタリなので購入したものでした。
この椅子、座面にあぐらをかいて座れるところもお気に入り。
ということは、とーっても横幅が広いのです。
台所へ行くドア幅や廊下の幅すべてギリギリです。
私は頑張りました。
えぇ。
おとこがいなくても出来ますとも。
やってみせる。
やらなきゃいけないんだもん。
私におとこがいなくてもトイレには換気扇というパートナーが必須なの。
これが私の選んだ道なのよーーー!
以下、私のデッサン力をご覧ください。
(イラストは私のデトックス作業。思いの丈がありすぎる時に描いてスッキリさせています)
いやぁ、すごいテクニックを習得できました。
椅子はどっしり重いので持ち上げることは結構大変です。
動かしたい時はいつもそーっと車椅子のように後ろから押して引きずっていました。
でも今回は引きずれません。
というのも部屋の模様替えにて台所に通じる通路がベッドで狭くなっていました。
どーやってこのベッドをまたいで向こう側に置こう?
どっこいしょ。
椅子を抱えます。
あ、重い。
とっさに抱き抱えたままベッドに座りました。
およ?
これは楽。
椅子の重さの負荷が減ったぞ?
ベッドがいい具合に私&椅子の重さを受け止め支えてくれています。
(よぉし、、、)
私はスローモーションで椅子を抱えたままゴロンとなりました。
そして目でチラリと着地点方向を確認してゴローンと転がりました。
とにかく怪我をしないよう、腰を痛めないよう細心の注意を払います。
たとえゴローンの途中で両足を空中でおっぴろげになったとしても体を守り抜くほうが大事なのよ。
着地点にそーっと体ごと椅子を床におろしました。
大・成・功〜!
なるほどね。
椅子と私が一体になればいいのね。
初めての共同作業を見事にやってのけて嬉しいです。
でもさ。
今書いていて思ったんだけど。
(これって新手の体位みたいだよね?)
後ろから抱えて一体化しながらゴロンとベッドの対岸へ着地。
「ナントカの川渡り」
とか風情ある名前とかつけたくなりますね。
いや。
独り言です。
失礼しました。
暑いと頭の回転もおかしくなるようです。
さて。
トイレのドア幅には椅子が入らなかったもののなんとか斜めにして踏み台として電球交換終了しました!
(電球はフロアライトから抜き取ってトイレにグリグリ差し込んだ)
ふぅ。
達成感とともにトイレの点灯セレモニーです。
パチッ。
わぁぁ!明るーい!
そりゃそうです。
今までフロアライト1つで居室の部屋の夜を過ごしていたワット数の電球です。
それがさらに狭いトイレに当てはめたらすごいことになるわよね、、、
夜中に入ったら一気に目が覚めてしまいそう。
ちなみに私の好みのトイレ照明は便器の上だけに細ーくダウンライト(スポットライトのように)が当たっているのがいい。
高級ホテルやオシャレなレストランでよく見る照明です。
余計な情報はシャットアウトさせて肝心な部分はちゃんと目視ができて全体のムードも美しい。
早くそんなトイレがあるところに住みた〜い。
先日図書館でデザイナーの
『島田順子』さん
の本を借りまくりファッションの刺激をいただきました。
フェミニンな服にワイルドなテイストの小物などを組み合わせた島田さんの魅力と個性をいかんなく発揮されています。
今まで何度も散々見てきた本なのに今回は私の背中をどぉ〜ん!と突き動かしてくれました。
(スカートを履いてみたい!フェミニンな服を着てみたい!)
今日はホテルの美容室にて眉カットの日。
そのホテルには何軒か小さなブティックがあり、いづれもフェミニン、エレガントのテイストばかりのお店ばかりです。
(こんな可愛いものは一生私には縁がない、お嬢様だけが身につける服なのよね、、、)
とウィンドウ越しにいつもスルーしていました。
が!
(待てよ?私、痩せたのよね。もうおデブじゃないんだ。もしかしたら丈の短いスカート入るのでは??)
今はどこもかしこもセール中です。
レッツゴー!
「いらっしゃいませ〜」
「一括払いでしょうか。チーン」
「ありがとうございました〜」
首元のヒラヒラ。
肩のリボン。
ふんわりとした袖。
膝下丈の三角スカート。
(フレア?)
すべて人生初です。
なんてフェミニン。
女心をくすぐるパーツばかりでした。
店員さんが上手におだてて下さったおかげで試着にいたり、着てみたら自分でも
「に、、、似合ってる!私はもうおデブじゃないんだ、、、」
このセットアップに厚底ブーツを履いたり網タイツを履いたりワイルドテイストをぶち込んでいる私の姿を想像してしまいました。
上下バラバラでもたくさんユニークな着こなしができそうなワクワク予感。
こんな丈の短いスカートなんて生まれて初めてです。
いつもは足の太さを隠すために長めの丈ばかりでした。
そこで疑問が。
「みんなこの丈のスカートの下ってナニ履いてんの?」
だって風でめくれるじゃーん。
だってエスカレーターでカメラ小僧に盗撮されるじゃーん。
(熟女の身の程知らずな想像をお許しください)
しょうがない。
ズロース買わなくちゃ。
ズロースなら盗撮されてもいいわ。
(その人に謝礼金を差し上げなくちゃね。あ、目を汚されたと言われて損害賠償金かも)
どうやら私の中からモノクロファッションとおデブマインドが抜け出して面白い変化になってきました。
大きなお金を使いました。
真夏のアイテムが無いのに秋冬のアイテムを買いました。
余計なことは考えるのはやめよう。
今はハートの声を聞いて歩いていこう。
私は今日もエレガント。