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エレガントに外国と触れ合う

最近急に思い出したようにトルコ料理を作り出したからでしょうか。

今日はついに本場のトルコ人を引き寄せ(?)ました。

いつも立ち寄るスーパーでトルコ語が聞こえてきました。

ギョッとして二度見しながら耳ダンボ状態に。

(耳ダンボって標準語?意味わかるかな)

そこには60代ぐらいの女性、

アラフォーぐらいの女性、

10歳ぐらいの息子と思われる子供がいました。

ヨーロッパ系のように見えました。

(えぇ?!この人たちトルコ人?)


私はジリジリとにじり寄って買う気もないせんべい売り場前で立ち止まって耳を傾けます。

「△×○◇...」

やっぱりトルコ語だー!

東京に移住して5年。

初めて近所でトルコ人を見ました。

しかも品の良さそうな「普通」のトルコ人です。

私が通訳で接してきた人たちは、ちょっと「普通」とは異なる方々でした。

法を犯した人やグレーゾーンの人しか知りませんでした。

通訳が気に入らないからと言って唾を吐きかける人もいれば、

(とっさに身をかわしてセーフ!)

失神して倒れちゃう人もいたり

攻撃してくる恐れのある人たち

でした。

(いやいや。これらは稀なケースです)

でも!

今、私の目の前にいる爽やかな風が吹いている3人は攻撃してこないことは確実。

(当たり前よ)

つい嬉しくて60代ぐらいの女性へ声をかけちゃいました。

「すみません、トルコのかたですか?」

突然私に声をかけられビックリしながらもにこやかに私の言葉を聞き取ろうとしていました。

(日本人もそうですが、たいてい外国語で話しかけられたと思って戸惑うのよね)

事態をまだ把握されていない様子です。

「失礼しました。トルコ語が聞こえてきたものですから。私は昔イスタンブールに住んでいました」

そこでやっとその女性は飲み込めたらしく嬉しそうに答えてくださいました。

「まぁ!私もイスタンブールから来たのよ!娘がこっちに引っ越ししたものだから私は遊びにきたの。2ヶ月滞在するのよ。あなたはどこの国のかたですか?」

「日本人です」

と、言うとビックリしていました。

私は日本人には見えないのかよくトルコ人から「どこの人?」と聞かれます。

(顔も肌の色も典型的日本人なのに)

「日本は素晴らしい国ですね。日本人も本当に素敵で大好きになったのよ。あなたのようなエレガントな人たちばかり!」

ハイ!

いただきましたー!

私の「エレガント」は国際級なんですね。

すみません。

私が勝手に「エレガント」と訳しただけです。

この場合は

「上品」「礼儀正しい」

と訳すのが一般的です。

ですが、私は通訳も手放して新たな人生

「エレガント道」

を歩んでいるところです。

ここはやっぱり「エレガント」と訳させてください。
むふふ。

お互いに興奮しながらひと通り世間話をして

「お目にかかれてよかったわ。ごきげんよう」

と別れて再び買い物を続けました。

最後のレジにてまたその一家を見かけたので

「ごきげんよう」

とお母様のほうに声をかけました。

すると隣にいた娘さん(40代ぐらい)がビックリして振り向きました。

(さっきお母様とおしゃべりしていた時にはいなかったから)

そこでまた娘さんとお母様と私で女子トーク。

「お名前は何ていうのですか」

と娘さん。

「○○です(私の本名)」

私はそこで感慨深く思いました。

長年自分の名前を明かすことなく仕事をしていました。

雇い側のほうも細心の注意を払い、通訳人を万が一の危険から守るために"名無しのごんべえ"として扱ってくれました。

名前を聞かれたとしても

「すみません。名前は規則で明かせないのです」

と冷たく答えるのみでした。

でも今は違う!

こんな風に自由に堂々と自分の名前を口に出来るのです。

外国語を習う時に1番最初に覚える言葉の

「私の名前は○○です」

という音を久しぶりに口から出したとき一瞬ヒヤリとした警戒心が走りました。

でもすぐにその感覚は吹き飛んでくすぐったいような照れてしまうような感覚になりました。

(あぁ、私はもう自由なんだ!)

娘さんのほうはなんとなくご自身の連絡先を教えたいような(私の連絡先を聞きたいような)雰囲気でした。

ですが私の

(お願い、それ以上立ち入らないで)

オーラを読み取ってくださったらしく

「またお会いできますように」

とおっしゃってくれました。

(さすが!セレブは空気を読む力はすごいなぁ)

服装も話しかたも明らかに庶民ではないことは見て分かりました。

私はこういったセレブさんにはどうも萎縮してしまいます。

(お友達になったらトルコ料理に招いてくれそうだなぁ〜。あのお母様絶対料理上手そうだもん)

でも私はもうトルコ語をストレスと共に話したくないのが正直な気持ち。

母国語の日本語を話す楽さは、やっぱりたまりませんから。
(特に下ネタね!)

今日みたいに軽い挨拶なら楽しいんですけどね。

かたわらで置いてきぼりを食らっている少年は1歩下がって私を宇宙人を見るかのように無表情で凝視していました。

(もぉ!子供ってホント正直なんだからイヤだわ〜)

(この親子の日本語が上達した時に再会しますよーに)

と願いながらバイバイしました。

素敵なひとときでした。

お互いに笑顔で感激し合いながらの会話。

とっても心が温かくなりました。

そのスーパーのワンタンの皮で『マントゥ(昨日の記事)』を作っちゃダメと教えてあげたかったです。

家計簿/このワンタンの皮よ↑
また作っちゃった〜
野菜の包み焼き+柚子胡椒
おかわりー!今度は醤油マヨ。
具は大根、カボチャ、万願寺とうがらし、ちくわぶ+海苔


午前中は日本語ネイティブチェックの仕事を片付けてスッキリしました。

やり始めると夢中になるのに、やる前はどうして面倒くさいのでしょうね。

私にとってこの仕事はやりがいはあるけれど邪魔なものでもある不思議な存在です。

もっと遊ぶように暮らしの一部になるといいのですけどね。

スッキリさっぱりしたところで狙っていたチーズ屋さんへ行きました。

イタリアチーズの専門店です。

ライ麦パンに合うのはゴルゴン。
ボッコンチーノは山羊臭薄し。スモーキーな独特の熟成された匂い。塩味もやや強め。クセになる。

イタリアのチーズと生ハムやサラミの専門店でとても小さなお店。

「ライ麦パンに合うチーズはなんですか」

と聞いたら

「ライ麦パン食べたことないけれど全部合いますよ〜!」

と元気よく爽やかなお兄さん。

なんとなくイタリア人っぽい答えかただなぁとおかしくなりました。
(日本人でしたけど)

その帰り道にインポートのパジャマと下着が売っているお店を発見。

パジャマ派ではないのですが寒さには勝てず一念発起して買うことに。

そして写真では写せませんが「おやすみぱんつ」もゲットしました。

本当に寝る時専用のおぱんつです。

(決してオネショぱんつではありません)

ふんわりとしたデザインで履き心地よさそうです。

(先日買ったふんどしパンツは大失敗でした。トホホ、、、)

とても肌触りよい綿素材¥11,000
これで震えずに眠れる〜
足首にゴム。丈を引きずらなくて助かる
手首にもゴムが嬉しい

次はフランス系パン屋さんへ行き週2回焼かれるライ麦パンをゲット。

最後に立ち寄った庶民派日系スーパーでトルコ人レディと遭遇したのでした。

今日は仕事を含め、パジャマといい、外国繋がりばかりだなぁ。

海外の食べ物は時としてとても私の体と心に馴染みます。

でも言葉のほうは、こうして心置きなくnoteに日本語が書けることが

し・あ・わ・せ〜!

私は今日もエレガント。

ふぉっふぉっふぉっ。
またワシと会ってしまったね。
豊さと喜びの人生の始まりじゃ!
【写真撮影『レオchan』】

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