悲しい・・・・絶版本でした
暖かい日が続いて気持ち良いですね。
今回はこぞうのパウシリーズを紹介したいと思います。木村裕一さんとあべ弘士さのコンビで出版される絵本は有名なものが多いですね。”あらしのよるに”シリーズなど。
長期休みがあり図書館でお借りした絵本でした。内容もさることながら、臨場感あふれる画で まるでそばにいるような アフリカの草原の音や匂いまで伝わってくるかのような作品で 親子でパウの世界にひたってしまい、すぐにとりこになってしまいました。
ざっくり内容 ”こぞうのパウのたびだち”
アフリカの草原に暮らすこぞうのパウ、山火事でパウを守るためにパウの母は犠牲になったと思っていたが、ひょんなことから母はサーカス団に捕まったことを知るパウ、再び熱い希望がこみあげて「母を助けに行く」と固い決意をもって 仲間とはなれ旅立つことになりました。
全ページに挿絵があって幼年童話としてとてもよみやすいし、わかりやすいです。
ざっくり内容 ”こぞうのパウのだいぼうけん”
母を探しに行く大冒険のはじまり!物凄く怖い夜を一人で過ごした日や、自分のことはさておき弱い者を助けるパウに何度も感動してしまいます。
母のいるサーカス団にいたという サバンナモンキー(サッチン)との出会いがパウの冒険にさらにパワーを与え生き延びることができます。
ハラハラドキドキのシーンも数多くあり、どんどん先が読みたくなる一冊です。
やはり一人で生きていくのは厳しいなぁーとしみじみ感じました。サッチンとの言い争いや励まし合いがあって心のバランスをとれて 次々の困難を乗り越えることができるのですね。
ざっくり内容 最終章 ”こぞうのパウのたたかい”
一年も旅をしていた二人でしたが、とうとう人間につかまってしまったパウ。他にもたくさんの動物達が捕虜されていました。
毛皮にされたり牙をとられたり パウの母と同じくサーカス団に入れられたり、人間の都合の良いようにされてしまう動物たち。
しかし、パウはここから脱出する覚悟を ほかの動物たちに話します。初めは乗り気でなかったほかの仲間も次第に賛成していきます。
共に恐怖心を乗り越えいく様子を丁寧に迫力ある形で描かれています。
このシリーズを読んで、動物も人間も子供は親である者をどこまでも無条件に愛してくれているんだな。としみじみ感じました、その分私たちも信頼できる存在でありたいと同時に元気で明るい母でいたいと思いました。
よくこどもと、どの本が気に入ってる? どのシーンが良かった?など、会話があります。一年くらい経った今でも 必ず こぞうのパウの絵本は親子好きな絵本No5に入ります。
子供は乾いた大地やサファリアリのことをよく思い出して、「怖かったー!!この辺りにもいるの?」ときいてきます!(^^)!。
感動がたくさん詰まったえほんです。親子時間がとても有意義になると思います。お時間があれば、ぜひよんでみてください。