スマートワーク
スマートワークって皆さんはご存じでしょうか?一般的には「ICT」(情報通信技術)を活用した時間や場所にとらわれない働き方を示しています。テレワークによる在宅勤務や、コワーキングスぺ―スでの勤務、あるいはワーケションなどの働き方も含まれます。コロナ禍の影響で在宅勤務を行い企業が増えていますが、より効率の良い働き方や、これまでにない価値の創出などにつながる新しい働き方を示す言葉として使われ始めています。
スマートって「賢い」というニュアンスも含まれていて、だらだらなんかやるというよりは目的に応じて機能的にそつなくこなすみたいな語感があるような印象があります。
スマートワークはいろいろな働く手段の選択肢を目的に応じてうまく使い分ける働き方という意味もあるように感じています。
これまでの日本の働き方は会社の指定する場所で定められた時間に定められたルールに基づいて働く働き方しかなかったような気がします。
製造業が社会の中心だった時代はまさしくそのように働く内容の作業まで細かく決められてあとはその効率性と正確性が評価の基準になっていました。
一方、現在の私たちの働くってもっと幅広く、多彩になっているのではないでしょうか?やり方が正しいかどうかはわからないし、正解がないし、一度うまく行ったやり方がそのあとも有効かもわからない。人と話すにしても、議論であったり説得であったり、相談であったり、報告であったり目的に応じて様々な手段を使い分けています。
改めて今、私たちが当たり前に日々行っている「働くという行為」を深掘りしてみるとなんだかよくわからない、定義化できていないものになっている気がします。何となくわかっていることは目的があり、成果が求められることくらいでしょうか?
働くという行為をもう少し細かく分類してみたいという想いはあるのですけど、現時点では難しいと思われます。
スマートな働き方を推進するにはどうすれば良いのか?
働くという手段を増やす、仕事の目的を達成する際に選べる選択肢を増やすとことがまずは重要なのではないでしょうか?
例えるとこれまと鉛筆1本しかもっていないという状況と、筆やペンや、いろいろな絵の具を持っているのでは、目の前の対象物を絵という手段で表現する際にも幅が異なってきます。さらに手段が増えると個々の手段の強みを活かしてより表現者の感性を具現化する技術が身に付き結果的に、表現できる幅が広がるということが言えるのでは?と思います。
働く手段を増やすというのは、場所と、時間と道具の選択肢を増やすことで、さらにはそれを個人が自分の意志で選べることがとても重要といえるのではないかと思います。
整理すると
①目的を達成するための手段が選べる状態であること、つまり手段が複数以上あり、かつ選択の意志が当事者の自由意志にゆだねられている事。
②そのためには手段を増やす必要があるが、「いつ」、「どこで」、「だれと」、「どのように」についての選択肢と幅を広げること。
という事かな?
もっと言うと手段についてもあるものしか使っていけないというのではなく、当事者が自分のやりたい方法を創造しても全然かまわない!!
というところまでもっていけばなお良し!!
という事でしょうか?
なんだかめちゃくちゃアートの世界に近づいてきている気がしますが
定型作業がロボットやAIに徐々に置き換わっていく未来が進行している現状を鑑みるとめちゃくちゃ腑に落ちる印象があります。
スマートワークはアートワーク
とも言えるのでは??
てなことを今週はいろいろなイベントに参加しながら考え続けた1週間でした。
これはリスナーとしてリアル参加
ライブ配信もやっていたけど機材がすごかった。
翌日ダム際ワーキングでおなじみの沢渡あまねさんや総務省元官僚の箕浦龍一さんたちと辰巳ダム際ワーク!!
そのあと今度は講師側で山岸建築設計事務所様の社員向けスマートワーク勉強会に参加(写真撮り忘れた)
スマートワークをテーマにすごい人たちのいろいろな話をインプットし、同時にちょっと自社の取り組みをアウトプットしたので、多くの学びを得ることができたと思います。
で、この二日間の素晴らしいインプットで気づいた事。
働く手段を広げるDXのポテンシャル!
今やっていることをデジタル化するのでなく、
デジタルに手段を変えることによってビジネスモデルも変えてしまうのがDX!
当たり前のように言われているのですがあまり腹落ちしていなかったようです。
この2日のイベントの主催者である山岸晋作様の会社は山岸製作所というオフィス設計および什器備品を販売するビジネスを行なっているのですが、自社の事務所のフリーアドレスを実行しリモートワークを導入したところ、自社の事務所がそのままショールームとして機能することになり、これまではテレアポ取って事務用品の分厚いカタログ持ってお客様のところに打ち合わせに行くというビジネスモデルがお客様から引き合いがあって、自社の事務所を見てもらいつつそこで商談を進めるというやり方に営業の仕事が変わったということです。
まさしくトランスフォームが起きた具体的な事例ですね!
とりあえず私たちの会社では「女子会手当」制度を新設します!!
私たちはもっかのところ、
「仕事中の雑談は不効率で無駄」という一般的な固定概念を
「仕事中の雑談は学びと気づきとソリューションを生む場である」
というトランスフォームを狙ってみたいと思っています。