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うつ病を経て、教育に辿り着いた話。

「適応障害ですね」

リクルートに入社して半年。
待っていたのは残酷な現実だった。

2018年。経営のプレッシャーからうつ病を発症した僕は、
会社を辞めた。

「環境を変えれば働けるかもしれない」

そんな期待を胸にスタートした。
待っていたのは辛い日々だった。

頭痛や吐き気がする。
仕事を覚えたくても頭に入らない。
8時間勤務を終えるといつもフラフラ。

休職届を握りしめて、
自分が情けなくなった。

「環境を変えてもダメなのか」
「自分はずっと働けないのかもしれない」

暗い部屋で一人、天井を見つめていた。
そんな時だった。

「木村コーチお久しぶりです!家庭教師のお願いってできますか?」

最初はやることがなかったから引き受けてみた。

「コーチ、今日はありがとうございます。うちの子めちゃくちゃ緩んでるんでビシバシお願いします」

「わかりました」

ガチャっと部屋をあけると、そこには小学生時代にサッカーを教えていた教え子が。


いや、緩みすぎだろ

「コーチ、久しぶりぃ!」

どんよりしていた僕の顔が晴れた。

「お前は変わらないな笑」

「まじで勉強教えてください!」

「いいよ、どこからやろうか」

こうして、教え子への家庭教師が始まった。

それを聞きつけた他の教え子も合流し、家庭教師の数はみるみる増えていった。

なぜか脱ぎだすやつ


夏期講習を終えてみんなで弁当

教えていく中で気づいたことがある。
それは子どもを前にしているときはうつ病の発作がまったく起きないということだ。

そして子どもが「わかった!」と反応を見せてくれたとき、今までで一番うれしい気持ちになった。


28歳の誕生日。
教え子に祝ってもらった。

つい数か月前に、適応障害と言われた自分とは思えない。

すべて、子どもたちのおかげだった。

「俺は教育の道で生きていきたい」

そう決心した誕生日だった。


そして今年、新たに挑戦することにした。

【🔥ご報告🔥】 本日 2月1日 付で、木村 友輔 が株式会社エドギフトの代表取締役に就任 いたしました! 昨年4月、エドギフトが株式会社こうゆうの関連会社 となったことをきっかけに木村と出会い、何度も議論を重ねてきました。 その中で、...

Posted by 村松 美穂 on Friday, January 31, 2025


これは僕にとっての恩返し。

自分の人生を救ってれた子どもたちへ。

「このサービスがあって本当に良かった」

そう思ってもらえるような家庭教師事業を作ります。


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きむら ゆうすけ
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