「美大いくの?デザイナーになるの?」 (1/2)
僕は経営コンサルティングファームに勤めています。
そして、最近武蔵野美術大学に入学してプロダクトデザインを勉強しています。
大学は通信教育課程ではあるのですが、130単位程度履修をして学位を取得するコースなので、仕事との両立は結構大変です。
本を読んでレポートを書いたり、自宅で絵を描いたり、月に1〜2回は土日に大学に通っています。
そんなことを知人友人に話すと、不可解そうな顔をしてよく聞かれることがあります。
「美大いくの?デザイナーになるの?
コンサルタントはどうするの?」
この質問に応えるのが非常に難しい。笑
「物を作れる」という意味での「デザイン力」そのもので食べていこうとしているわけではないですし、
一時期バズった「デザイン思考」を養う、というのも、なんか違う。。
(完全に偏見ですが、簡単に「これからはデザイン思考だ!」とか言っちゃう人に薄ら寒い感覚を覚えてしまっている、というのもあります。)
ただ、ようやく自分の中で整理ができてきました。
僕が欲しいのは、お金になる「スキル」や考える「ツール」ではなく、
観察する視野の「広さ」と考える「土台」だということです。
卑近な例では、
「アプリのインストール」ではなく
「OSのアップグレード」
というのがしっくりきます。
(具体的に、デザインがどうOSのアップグレードに繋がるのかは、また今度書きます。)
そして、コンサルタントの価値も、OSの独自性にあるんだと思います。
クライアントのビジネスや市場、競合に関しては、基本的には当事者であるクライアントの方が百倍も二百倍も理解している。
その情報をコンサルタントである〇〇さんのOSにインプットしたら、こんなアウトプットが出てくるのか!という驚きが、コンサルタントの根源的な価値だと思うのです。
まだまだβ版ですが、面白いOSになりたいなあ。
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