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苫小牧の夜の飲食店街でバーをやってて思うこと
今日は自分の店のことを少し話そうと思う。
北海道苫小牧市の夜の飲食店街で、俺は「カフェバースナフキン」ってバーをやってる。2018年の10月にオープンして、今年で7年目に突入。正直、コロナの3年半は訳の分からない状態で、何とか乗り越えてきたけど、コロナ後も夜の飲食店は景気が悪いまんま。これは苫小牧だけじゃなくて、多分全国的な地方都市の問題だと思う。
やっぱりコロナの影響もデカいし、若い人とか団塊の世代が酒を飲まなくなったってのもある。
お酒の悪影響とか、健康意識とか、そういうのも時代の流れで変わってきてるのかな。お酒を飲むのが悪みたいな風潮も、少しずつだけど出てきてる気がする。
苫小牧の週末と平日のギャップ
12月になって、営業してて改めて思うのは、週末の金曜と土曜だけは人が出る。でもそれ以外の平日はびっくりするくらいガラガラ。ほんとに人が出なくなったなって実感する。週末は人が出すぎてタクシーが足りなくなって、帰れない人が続出するくらい。それが今の苫小牧の現状。
サラリーマンの人たちは、週末だけ飲むっていう価値観が定着してるんだと思う。平日からふらっと飲み歩く人は、今じゃほとんどいなくなった。もちろん、俺の店の力不足ってのもあるけど、周りの飲食店の経営者たちに聞いても、同じように平日の厳しさを嘆いてる。
バーの立ち位置と難しさ
バーって業種はやっぱり厳しい。
一次会で居酒屋に行って、その後バーに来る流れが基本。もしくは、三次会とか四次会の最後の締めに来る人もいる。でも今の時代、居酒屋で完結することが多くなった。そこで飯食って酒飲んで、そのまま帰る。そんな感じが増えてる気がする。
一方で、地方だとスナックが強い。スナックって、個人の力がモロに出るから、生きるために必死に戦う女性たちがやってる店は強い。繁盛してるスナックも多いし、すごいなって思う。
続けるか辞めるか悩むけど
僕もこの店を続けるかどうか、正直迷ってる。辞めるのは簡単だけど、俺はバーがあることで救われる人もいると思うんだよね。数は少ないけど、「一人で行ける店がある」っていうのは大事なことだと思う。僕自身、過去にそういう店に救われたことがあるから。
需要は少ないかもしれないけど、そういう少数のために店は必要だと思うし、
人の役に立てる店を続けていきたいと思ってる。
12月いっぱい色々考えてみるかな。