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うちで一緒に過ごそうよ。
仕事も自宅で。休みの日もお出かけもできない。
人に会うことも、ほとんどなくなった。
そんな時に、僕らは何ができるだろう?
そんな時に、服には何ができるだろう?
僕自身リモートワークに移行し誰にも会っていないからなのか、ここ最近そんなことばかり考えています。
不要不急。
最近この言葉を耳にすることが多くなりました。
確かに、僕らが販売している製品や事業それ自体が言わば、不要不急なんです。
それがなくても困らないかもしれない。
生活必需品か?と言われると、そうでもない。
実際ぼくらが店舗を閉めてちょうどひと月。そしてこの文章を書いている4月27日はオールユアーズ 池尻店の2周年記念の日だ。
お店が開いてなくったって、世界は回っていく。
なんだかちょっと取り残された気分を感じた。
でも、本当にいらないか?と聞かれれば、僕は「NO」と答えたい。
僕らにも少しはできることがあるはずだ。
服が唯一できること。
そう考えていて、ずっと考えていて、唯一できることがありました。
生活をともに過ごす。
ただこの一点のみが服に、僕らが提供できる唯一の価値だと思っています。
おかげさまで僕たちの製品が生活になくてはならいものになっている方達や、毎日の様に愛用してくださる方達がいる。
少なくとも、そういう人たちに、僕らができること。
それは、カラダに一番近いところで、一緒に時を過ごすことだな。
そういう考えに至ったわけです。
そう、オールユアーズは、その服は『あなたとともにある。』
外着と部屋着のあいだ。あるいはそのすべて。
毎日着る服だから、気にせず、気負わず、リラックスして着たい。
そして願わくば、少ない枚数で過ごしたい。
僕は個人的にそう思っています。
自己主張を服装でしなくなってしまったし、小ざっぱりした格好で充分。
トレンドもなんとなく理解するけど、頑張りたくない。
それよりも、質や着心地で選んで永く着たいな。
そんな想いからはじまって、オールユアーズがあるのですが、着心地の良さやケアのしやすさで評判いただいているからか、このコロナ禍で結構言われます。
「オールユアーズでルームウェア作ってください!買いますから!」
でもごめんなさい。作ろうとは思っていないんです。
オールユアーズがルームウェアに手を出さないのは、「意味」と「機能」の両面においてオールユアーズ製品がルームウェアを内包してしまっていると思っているからです。
リラックスできて、くつろぐ時に邪魔しない。
僕らのジーンズは、そんなルームウェアの機能をすでに持っているからです。
生活必需品の買い物の時に、わざわざ着替えなくてもいい。
オンライン打ち合わせでも恥ずかしくない。
なにしろ、朝パジャマから着替えることで生活にスイッチが入る。
あなたの生活を「着心地」や「扱いやすさ」でサポートしたい。
SWTICH STANDARD宣言でも言及したこと。
僕らが目指しているのは
服にまつわるあらゆる境界線を溶かしていく。
そんな商品設計を志向しているからシチュエーションで線を引くような「ルームウェア専用品」は僕らの志向しているところではないんです。
むしろ、「ヒト専用日常着」が作りたい。
外出しないと仕事にならない人にも、リモートワーカーにも。
部屋着でも、外着でも。
世の中の線引きを越えていきたい。線引きの外側でものづくりがしたい。
オールユアーズの目指すのは、あらゆるシーンが内包された「超汎用的」な日常着なのであります。
うちで一緒に過ごそうよ。
外に出られるようになったら、一緒に外へ遊びに行こう。
4月30日(木)20:00~ シン・ショウヒン をリリースします。
できることは限られる。これはいつも変わらない。
だから、僕らはできる事をやります。
オールユアーズは4月30日20:00に新しい製品をリリースします。
ほとんどの人がまだ着たことのない体験ができる服。
一日中快適に過ごすことができるプロダクトが完成しました。
ぜひ気にかけていただければ嬉しいです。