
移籍2年目となるソフトバンク山川穂高の12年目
2月8日、キャンプも8日目に突入。
今月2度目の週末を迎えた。
全国的な最強大寒波はまだ暫く続く。噂によると名古屋も雪の予感があるとか…。
日本海側を中心に大雪に見舞われている地域の方々の皆さん。くれぐれもご自愛願います。
さて今回は移籍2年目を迎える、ソフトバンクの山川穂高について触れてみたい。
去年、西武からFAを行使しソフトバンクに移籍したが、思えば移籍前は自身の不祥事で球界を騒がせていた。
西武時代の山川は、2016年(平成28年)から少しずつ頭角を表し、2018年(平成30年)から2年連続本塁打王に輝いた。しかも2年連続全試合出場をも果たした。
2022年(令和4年)シーズンには初の二冠王(本塁打王・打点王)にも輝き、ケガで離脱があったシーズンもあるものの、順風満帆な野球人生を送っていた。
彼の特技も多彩であり、幼稚園時から始めた書道はプロ級となる8段。小学校から始め趣味の一つでもあるピアノに至っては、楽譜は読めないものの独学も含めた才能を持っている。
全てが順調な人生もあってか、2023年(令和5年)の第5回WBCメンバーにも選出。代打の切り札としてチームに貢献。三大会振りの世界一に導いた。
そんな山川が、シーズン序盤の5月11日に当時、20代女性に対し強制わいせつ致傷の容疑の疑いが報じられ、5月23日に強制性行等の容疑で書類送検された。その後嫌疑不十分で不起訴処分となったものの、無期限出場停止処分となった。
オフに処分が解除され、みやざきフェニックス・リーグに参加で実戦復帰をした。
「故障者特例措置」による登録日数の加算で国内FA権を行使したものの、球団からの契約更改交渉にて、減額提示された事から熟考の末、FA行使した。
1ヶ月間の調査の末、ソフトバンクが山川の獲得に動き、複数回の交渉の末、ソフトバンクに移籍となった。西武と決別する形となる決断となった。
しかしこの移籍で、たくさんのバッシングを浴びたのだ。西武ファンだけでなく多くの野球ファンからもである。この罪は山川が引退するまで、一生残る汚点となった。
その山川は去年、143試合に出場し打率 .247、34本塁打、99打点を残し2度目の二冠王獲得となった。
結果を残したとしても、山川の起こした事件を払拭は一生拭いきれない。また山川自身は僕の考えだが、本当は始めからソフトバンクに入団していたら、生涯ソフトバンクでの野球人生を送っていたかもしれない。
山川のプロ12年目のシーズンは既に始まっている。