木村 信幸|株式会社サブライム 代表取締役

新規事業立ち上げ、マーケティング戦略立案実施等、私自身の経験・体験を背景に「リアルで養…

木村 信幸|株式会社サブライム 代表取締役

新規事業立ち上げ、マーケティング戦略立案実施等、私自身の経験・体験を背景に「リアルで養ったスキルをオンラインでいかに活かし、事業化していくのか」をデジタル、プリント、マーケティングをテーマに、事業の創出・変革に必要なスキルをWebでお伝えします。

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15. インバウンドマーケティング【DX】 ペルソナの好奇心を湧き立たせ、商品へ誘導する

前回は「デジタルマーケティング」をテーマに取り上げました。 今回のテーマは、デジタルマーケティングの中で最もシンプルで、自社のリードナーチャリングに貢献する「インバウンドマーケティング」について、お伝えします。 インバウンドマーケティングインバウンドマーケティングとは、以前「セールス」の章でもお伝えしたように、セールスが「プッシュ型」から「プル型」へと進化しているのと同様に、マーケティングも今までの【プッシュ型】マーケティングから【プル型】マーケティングへの進化、具体的には

    • 14.デジタルマーケティング【DX】 適切なコンテンツを、最適なタイミングで

      今回のテーマは、既にマーケティングに関しては何度かお伝えしてきましたが、「デジタルマーケティング」についてお伝えします。​   まず、デジタルマーケティングの概念・定義についてですが、提唱する人や団体が何を重視するかの視点の違いから、少々違っています。様々な角度からピックアップしたものを取り上げます。​ デジタルマーケティングとは?・マーケティングとは「消費者がサービスや商品を購入に至るまでに、企業が行う取り組み」のことで、この活動に「データ」を掛け合わせるマーケティングが

      • 13.ヒューマン・コミュニケーション【DX】的確な質問でコントロールする

        一年前「Tokyo 2020 パラリンピック」が開催されました。 私は今まで、殆どと言っていい程、パラリンピックの中継を観たことはありませんでした。というのも、海外の開催での時差、テレビ局の都合と相まって、中継があまりにもなかったので、というのが正しいかも知れません。 視覚や聴覚に障害を持った方の競技を観た際、視覚障碍者は聴覚で、聴覚障碍者は視覚でと、それぞれの手段で、コーチ・他選手とほとんどロスが無いくらいの意思疎通をしているのに感心しました。 特に競技に臨む選手に対しての

        • 12. セールス(営業)マン【DX】 Part4  セールスに必須「クロージング」スキル

          昨夏行われた「Tokyo 2020 オリンピック」。 国を代表したアスリートが参加する世界的大会は、 始まってみると一流アスリートの熱戦に心打たれ、日本の代表アスリートの戦いに一喜一憂する 3 週間でした。オリンピック閉幕後、今度は「新型コロナ感染症」と現実 に引き戻されました。 我々はビジネスを止める訳にはいきません。 今となっては、ビジネス環境が「新型コロナ感染症」以前に戻る事はないでしょう。しかし1年余りで「できなかった事ができるようになった事」も多くある事に気が付き

        15. インバウンドマーケティング【DX】 ペルソナの好奇心を湧き立たせ、商品へ誘導する

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        • DX :「条件は出揃った!?」紙メディアのチャンス到来
          16本

        記事

          11. セールス(営業)マン【DX】Part3  信頼関係を構築する「質問」のスキル

          昨年、「Tokyo2020」オリンピックが一年遅れて開催されました。 様々なことがありましたが「始まってしまえば」トップアスリートによる、素晴らしい競技・試合が展開されました。 やはりスポーツの力は凄い!と​私は感じました。​ 今回お伝えするのは、セールス(営業)マン 【DX】  Part3です。 スポーツの競技・試合においても「流れ」は重要だということを改めて感じます。更には、チームやコンビ、個人においても個人とコーチの間のコーチングと、​それぞれのコミュニケーションも同

          11. セールス(営業)マン【DX】Part3  信頼関係を構築する「質問」のスキル

          10.セールス(営業)マン【DX】Part2 聴くこと、傾聴のスキル

          前章【セールス(営業)マン Part1】では、ターゲット顧客を洗い出しターゲティングをする、ターゲティングした顧客と商談するにあたり行う、様々な準備・心構え、をお伝えました。​ 今回の Part2では、 「売れるセールスマンと、売れないセールスマンの違いは何???」​ 様々な理由がある中、売れるセールスマンは基本的なセールススキルを土台に独自のセールススキルを創りだし、そのスキルを駆使して成約に導いています。​10名の売れるセールスマンには、基本スキルをベースに、十人十色

          10.セールス(営業)マン【DX】Part2 聴くこと、傾聴のスキル

          9. セールス(営業)マン【DX】 Part1 顧客を訪問するまでの準備・心構え

          DX を背景に、変化を求められる市場に対して、ビジネスモデルを変⾰し、組織も含めたソリューションには特異性を持たせ、差別化戦略も整い、マーケティングミックスを駆使して、ビジネスプランも準備完了―― 次は、顧客と直接接点を持つ、セールス(営業)マンがどのようにアプローチをして仕事を獲得していくかです。 今回から、全4回のシリーズでお伝えしていきます。 成⻑市場の場合は、アメリカンセールスのようなプッシュ型がセールス手法の代表でした。さて、変化のスピードが著しく速く複雑な市場

          9. セールス(営業)マン【DX】 Part1 顧客を訪問するまでの準備・心構え

          8. クレド:credo【DX】「人」組織を機能させる、明確な行動基準指針

          ミッションステートメント/ビジョンステートメントは、多くの企業に取り入れられています。更なる意思統一の為に必要なものが「クレド」です。 市場の変化のスピードが著しく速いスピードで進む中、印刷業のDX 「まず市場変化に合わせて会社を変⾰しないと、市場に受け入れられない」 ビジネスモデルを変⾰し、それを7S フレームワークを使った CX(コーポレート・トランスフォーメーション)と同時に、マクロ・ミクロ環境を分析し事業を作るマーケティングミックス(7P)のプラン、更に製品・サービ

          8. クレド:credo【DX】「人」組織を機能させる、明確な行動基準指針

          7. プロモーション戦略【DX】 顧客に最適な価値を、最適なタイミングで伝える

          差別化がされ「製品・サービス」を作り(考え)、顧客に効率的(コンビニエンス・適正コスト)で届けられる、サービス土台を作り上げた。 Promotion(プロモーション)の役割は、  「価値の伝達(価値を市場に伝える!)」 どんなに素晴らしい「製品サービス」でも、その存在が伝わっていない限り、利用・購買はしてもらえません。 プロモーション戦略「ターゲットの顧客に、最適な価値を、最適なタイミングで伝える」ことが、プロモーション戦略です。 最近では「コミュニケーション戦略」ともい

          7. プロモーション戦略【DX】 顧客に最適な価値を、最適なタイミングで伝える

          6. 差別化戦略【DX】特異性を発見し「ならでは」を確立する

          成果の上げられる事業を考え、創っていくには、市場の要求に合った明確な事業プランが必要になります。事業プランを創るにあたり、その中で重要なポイントは「マーケティングミックス」です。 「どんなサービスなのか?」「製品・サービスは顧客にとって必要で便利なのか、顧客にとってベネフィットはあるのか」「顧客はどうやってオーダーするのか」 「それがスムーズなのか」「仕組みは」「スタッフは」・・・ といった、市場(顧客)との関係性が大切です。 その中でも、重要なのは、「どんな製品・サービス

          6. 差別化戦略【DX】特異性を発見し「ならでは」を確立する

          5. マーケティングミックス【DX】「事業プラン立案」するには(Part2)

          人々のライフスタイルや価値観は、時代とともに明らかに変化しています。 企業においても、変化はビジネスモデルの変化として表れています。 他業界でもDX は進んでいます。 大手居酒屋チェーンが、日用使いの焼き肉店や、から揚げ店に。ビールメーカーの飲食店ではなく、スーパー・コンビニでの自宅向け消費へと。 また、百貨店での高級ラインの服から、ライフスタイルにあった服が売れる時代でもあります。 そんな中、印刷業界の変⾰について対応すべくお伝えしてきました 【「条件は出そろった!?」

          5. マーケティングミックス【DX】「事業プラン立案」するには(Part2)

          4. PEST分析【DX】「事業プラン立案」するには(Part1)

          未曽有の天災によって引き起こされた状態であっても、我々は事業を継続しなければなりません。前回までの振り返りとなりますが、 1.印刷業の最適なビジネスモデル 2.成果を出せる最適なビジネスモデル 3.DXを印刷業として、CX(コーポレート・トランスフォーメーション)変革をどうする? を前回までに、お伝えしてきました。 次に必要になるのは、ビジネスモデルを事業として「どう立ち上げていくのか」。基本となる、事業プラン( PDCAの "P" )が重要になります。 PEST / S

          4. PEST分析【DX】「事業プラン立案」するには(Part1)

          3. マッキンゼーの7S【DX】CX(コーポレート・トランスフォーメーション)を変革する

          『2025の崖』経産省が警鐘を鳴らしてから、数年経過しました。 昨今、感染症対策がトリガーとなって「DX変革」が否が応でも必然となり、さらに政府が推進する「働き方改革」とも相まって、仕事環境が大きく変化しています。 「リモートワーク」へスムーズに移行できた企業、​なかなか思うようにはという企業、様々だと思います。​ビジネス環境での変化は加速している為、「変革すべき」ということに異を唱える人は流石にいないと思います。 ただし「どう変革するか?!」は、当事者がよくよく考える必要が

          3. マッキンゼーの7S【DX】CX(コーポレート・トランスフォーメーション)を変革する

          2. ファイブフォース分析【DX】成果を出せる最適なビジネスモデルへの変革

          「失われた20年」「新型コロナウィルスのパンデミック」という強力な直撃を受けた日本経済。​低迷から抜け出す「ビジネスモデルの変革」が、否が応でも迫られています。​社会生活自体が、「インターネット、クラウド・コンピューティング、モバイル端末、AI、IoT」の台頭により、大きな変化に直面しています。​ 今回は「成果を出せる最適なビジネスモデルの変革」を、ミクロ環境分析の視点から「事業環境」分析を行うフレームワーク【ファイブフォース分析】を駆使して分析しました。 ファイブフォース

          2. ファイブフォース分析【DX】成果を出せる最適なビジネスモデルへの変革

          1. スマイルカーブ【DX】印刷業の最適なビジネスモデルへの変革

          DXが後押し!紙メディア(印刷物)まるでトレンドのように捉えられている「DX」。​ これは決してトレンドではなく、ICT 革命は私たちの日常で起きている事と言えます。 印刷においても、このICTを活用したサービスへと移行する傾向があります。​ 従来の印刷はオフセット印刷を代表とする、一つの情報が大量に生産する技術に長けていた「製造する」「生産する」に視点をあて、技術革新が行われた結果です。​また、そこでは沢山のムダも発生していました。 しかし、顧客視点(ターゲット視点)で

          1. スマイルカーブ【DX】印刷業の最適なビジネスモデルへの変革

          「条件は出そろった!?」紙メディアのチャンス到来 【DX】~序章~

          はじめに:人々の価値観が、製品(モノ)の価値に加え、購入するまでのプロセスも含め、その後の体感した経験値(CS)が重要と言われる現在。デジタルの接点を介して顧客とつながったデータを活かして、インフラを多く持たなくても差別的なサービスを提供することで、大きく成長したUberなどの企業。 このようなデジタルディスラプションは、既存の製造業に大きなインパクトを与え、ビジネスモデルの変革を求められる結果になりました。長年、製造業としてビジネスをしてきた印刷業にとっても同様で、ビジネ

          「条件は出そろった!?」紙メディアのチャンス到来 【DX】~序章~