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【卒展2024-作品】 musubi

こんにちは. きむらこうやです.

この度, 大学を卒業して大学院に入学することになったのですが, 大学では写真部に在籍しておりまして, 最後に卒展を開催する運びになりました.


そこで, noteを使ってではありますがHPなどのように, 作品についてつらつらと書きながら, 展覧会に実際に来られない方に向けても作品を見ていただこうというのが以下の記事でございます.


そして, 本記事ではその中でも今回の卒展に向けて制作した作品である musubi について書いていこうと思います.


ぜひごゆっくりご覧 (お読み) ください.



musubi


*展示では写真を何枚か収録したアルバムも展示させていただいています. ここではそのうち数枚を掲載させていただきます.



*キャプションなし



解説


使用機材については, Fujifilm X-E4 と XF18-55mmF2.8-4 または 7artisans 25mm F1.8マニュアルフォーカスレンズ です.




オタクの文化としてある, アクリルパネルになったアニメキャラクターやアイドルをいろんなところに連れて行って写真を撮る行為の意味がずっと理解できませんでした.


ただ, とても興味はあって, 推しへの愛が満たされるのかなあと想像していました.


そこで, そんな自分を利用して, ドンキホーテで隅の方にいたはじめましてのアクリルスタンドを色んな場所で撮影し続けてみることにしました.


このキャラクターは, Tokyo 7th シスターズ というゲームに出てくる 天堂寺ムスビ さんというキャラクターだそうです.


ほんっとうにこのアクリルパネルだけの印象で, このキャラクターの性格や立ち位置などを存じ上げていない状態で, ドンキホーテで他にあるアクリルパネルのキャラクターよりも興味が持てなかったものを選びました.

後述するように, その方が自分が愛着が湧いたということを感じやすいと思ったからです.



もとの動機はオタク文化の真似事をしてみる予定だったのですが, 割と色んな意味を含むと思ったので, 生まれた問いみたいなものを列挙したいと思います.

以下でこれらの問いの答えが見えるというわけでもありませんが.笑


  • 撮影することで愛や愛着が生まれるのか

  • 対象に動いて欲しいとはいつどのような時に思うのか (同じポーズをとっているので)

  • 綺麗に撮りたいと思うのは, 愛がある被写体や視界に対してのみか

  • 愛が生まれると, より良く撮りたいと思うのか

  • 愛着が湧けば湧くほどたくさん撮りたいと思うのか


割と粒度はバラバラですが, キャラクターへの愛(愛着)と撮影の関係性について気になったという感じです.


ここからは数日ではありますが, その結果であり進捗を書かせていただきます.



結論としてサクッと言うなら, 意外と愛着が湧きました.

イメージ的には, 捨てられたら悲しいし, シンプルにこのキャラクターが好き(ゲームの文脈で好みになれなければわかりませんが…)と言えるくらいには好きになれました.



愛着が湧いてきたなと感じたのは, 自分が少し気持ちが落ち込んでいた2日前くらいで, ちょっと撮影してみて頑張ろ雨と思える, どこかお守り的な感覚になっていました.


そして, 少し動いてみてほしいという知的好奇心も働いて, ちょっとyoutubeで見てみたりもしました.

本題とそれますが, ちょっと思っているタイプと違いました.笑

が, それもそれでいいかとは思っています.

というか, そもそもこのアクリルスタンドの絵が元々のキャラクターの絵とだいぶ違うんです. たぶん. 気になっった方は調べてみて欲しいです.笑



また, これは自分の感じ方だと思うのですが, 愛着が湧くと撮影欲がだいぶ下がりました.

自分の中では殿堂入り?みたいなイメージです.笑



もう少し長く撮影してみたり, 他のキャラクターでも試してみたり, 色々してみたいところだなと思いました.



最後に, 当初のオタクの真似みたいなところからはじまり, 愛着と撮影みたいなところからは少し外れますが, 定点観測するものというのは良いなと思いました.


このアクリルスタンドを日常の写真に登場させていったのですが, そうすると出来上がったアルバムを見ながらこんなこともあったなあとすごく思い出して懐かしくなるんです.


別に登場しなかろうが, 懐かしいのはそうだと思うのですが.


同じものがそこにあるからか, 同じだけど少し違う, みたいな感覚にすごく良さを感じました.


変化みたいなものに混沌としていてネガティブなイメージがつきがちでしたが, これはいいかもしれないと思うところです.




ぜひ, 他の作品についてもご覧ください !!


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