【コーヒー淹れる】FINE TIME COFFEE ROASTERSのホンジュラスのEL LAUREL (2017COE1位の農園)

いよいよ暑くなってきて、昨日なんて都内は10時台には28度超えですって。となるとキンキンのアイスコーヒーにいきたくなるかと思いきや、エアコンをつけて過ごしてみるとホットがちょうどいいんでないかな、と思っています。

さて、今回は経堂にあるFINE TIME COFFEE ROASTERSで豆を買いました。数々のローストコンペで上位に入っている実力派です。お店の入り口にあるベンチは心地良いし、店内は遊び心のある壁や柔らかい光と広々としたカウンターで、とてもセンスがよい感じです◎

オンラインショップで買いました。

豆はホンジュラス EL LAUREL

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今まで紹介した豆はどれもアフリカのもの(ルワンダケニアエチオピア)で、小さな農家から豆を集めるウォッシングステーションの名前が付いていました。一方、中南米では農園や生産者の名前が付いていることが多く、今回は農園名です(ちなみにLaurelは月桂樹のこと)。アフリカに比べて中南米のコーヒー農家は規模が大きく、ウォッシングステーションも自前なのでコーヒーの栽培だけでなくその後の精製処理までいけちゃうのです。

El Laurel農園は、2017年に国際的な品評会であるCOEでホンジュラスでの1位をとったことがあり、これもその時と同じパライネマという品種です、大きいね〜〜

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El Laurel農園の生産者、Oscarさんの様子はこちらから。

サビ病というコーヒーの葉がカビる病気に悩まされていたとあるので、その病気に強いパライネマを導入されたのでしょう。初の出品で優勝されたのは快挙と思います。

今日は2杯分で淹れてみよう

豆: ドリップ用に挽いて26g(ポイント1)
お湯: 93度くらいで440cc
ドリッパー:ハリオV60の02(ポイント2)

準備です。ドリッパーにセットしたペーパーにお湯をかけてペーパーの匂いを取る&下のサーバー(カップ)を温めておきます。このあとサーバーのお湯を捨てるのを忘れないでください!

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サーバーを割っちゃったので、ティーポットに笑

では、スタートです。
0秒〜  60gまで注いで蒸らす。
30秒〜 1分を目指してゆっくり中央から外へ、220gまで注ぐ。
1分10秒〜 330gまで注ぎ、ドリッパーのお湯の量が半分くらいになってきたら440gまで注ぐ。2分以内に注ぎきっています。

落ちきったらできあがりです。落ちきるのを待つ間に残ったお湯でカップを温めておきましょう。落ち切るのは2分半〜2分40秒くらいがわたしの理想です。3分いきそうになると遅いな、2分20秒くらいだとサラッと落ちたな、という印象を持ちます。

小さめのカップなら少しおかわりするくらいの量を作れますし、よくあるマグカップならしっかり2人分注げます。

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私はコーヒーを1杯作るときでも2杯でも、基本的に豆6gに対してお湯100ccの割合でやることが多いです(単純に考えやすいので)。ただ、注ぐお湯が多くなるとどうしても注ぐのに時間がかかって、その分苦味(抽出が始まって後半につれて増加)を取り出しやすくなってしまうと考えています。なので苦いな、渋いな、強いなと感じたら挽き目を粗くします。そうすると抽出時間も短くなって甘みや酸味を出せるようになると思います。濃度のバランスは決めておいて、挽き目を微調整する、がアプローチしやすいかなと思います(ポイント1)。

ポイント2としたのは、ドリッパーの大きさで、やはりこれだけのお湯を注ぐのでハリオV60でも01だと小さいかな、02のプラスチックのは安く買えます。

フィルターも01用だと小さくて注げる水位に限界がありますので02用を使っています。


さて、今回は2分22秒くらいで落ちきって、サラッといったかな、味が十分出てないかもなという危惧があって(ときにこれは先入観になるので注意)一口飲んだら、やはりやや弱い印象。ですが、飲み進めていくと、柑橘の風味を優しく感じられどんどん飲み進めたくなる感じ。口当たりもスムースで雑味や渋みなく飲みきれ、だいぶ好みだったと思いました。なので、タイムは適正な範囲にあるなという目安であって、ここを狙うと美味しい!とは限らず、美味しさはあくまでも個人の好みです。ちなみに翌日、少し細かくして2分38秒くらいで落ちきったものは一口目からジューシーなフレーバーが出てボディがある感じではありましたが、朝から飲むならもう少し軽いのがわたしは好きかな。(ちなみに夫も淹れたてなら翌日のが好き、と言ってました)

このEl Laurelの印象としては、全体として柑橘のフレーバーにほんのりジンジャーのようなスパイスの印象もあります。後味に残る甘さも心地よいです。テイストノートにある蜂蜜やバニラのフレーバーはまだうまく出せなかったかなあ。まだ抽出していて少しガスがあるので、もう少し置いてからも飲んでみようと思います。

わたしは、コロンビアのSandra Milena Moraという生産者の豆が好きで、見つけると必ず手にするのですが、その素晴らしさを最初に経験したのはFINE TIME COFFEE ROASTERSにてでした。今回もまた、もともと好きなホンジュラスで素晴らしい農園を知ることができ、これからの楽しみとなりそうです。

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