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【2月】2022年ロワールのワインが気になるので月に一本飲んでいこう
今年はロワールのワインをいろいろ飲みたいぞ、ということで
今月は、シュナン・ブランにしました。今回も滋賀県大津にあるLes Vins Libres(レ ヴァン リーブル)さんで買います。
2月
生産者:ドメーヌ・ジュリアン・プレヴェル Julien Prevel
名前:モンジュイ18 MontJouis
品種:シュナン・ブラン Chenin Blanc
購入:レヴァンリーブル
インポーター:ディオニー株式会社
感想。香りの第一印象はなにこれ知らない香り!急に幼少期におもちゃで遊んでいたときに記憶に飛ばされる香りで困惑。。。もっと時間をかけていると、たしかに硬いアプリコットやはっさくとかの日本の柑橘の白いわたや外皮の香りが。飲んでみての第一印象は、ぶどうの果肉やジュースを飛び越えて、その下にある石やミネラルを含んだもっとより深い部分を味わってるようなイメージ、石や塩味を感じました。酸はクリアで果実味も豊か、余韻も長くきれいで、とにかく香りが未体験すぎて何度も飲んでたら完全に飲みすぎてしまった。生き生きしてるワインがやはり好き。
Julienさんの関係者…Frantz Saumon、Stéphane Cossaisステファン・コサ、Ludovic Chanson and Nicolas Renard
地名かな?とMontjouisを調べようとしたらロワールのMontlouisがサジェストされたので、Lを自身のイニシャルJに変えてるのかも?
調べてたら、シュナン・ブランでいろいろやってみようと試みてきたようで、ジュラのヴァン・ジョーヌ(飲んだことない、産膜酵母系だっけか?)のスタイルや、SO2なしで甘口ワインをシュナンで作ろう、とか。キープしていたワインも翌年の収穫量に左右されて実験をやめざるを得ないなど、やはり自然相手にいろいろチャレンジするのは大変なこと。
それから、AOC(フランスの伝統的な原産地呼称制度)を名乗るための
規定が、Julienさんのような自然派ワインの造り手とうてい現実的じゃない(1haの畑に対してどのくらいの醸造キャパシティがないとダメ、とか)ことから、そういった造り手がAOCから離れていく話なども。
Montlouis sur Loire ロワール川流域
![](https://assets.st-note.com/img/1644200567533-MAnIPmcSqy.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1644200745632-Pi1gfEqIBD.png?width=1200)
内陸から大西洋に向かってロワール川に沿って
サントル・ニヴェルネCentre Nivernais(都市だとOrleansオルレアン)
CentreはセンターNivernaisはニヴェルネー地方
めちゃ内陸
ソーヴィニヨン・ブランSauvignon BlancのSancerreやPully Fumeはここに入る
Orleansまでロワール川は北上して、そこから西へ、大西洋まで
トゥーレーヌTouraine (都市だとTourトゥール)
内陸>海側
Montlouis sur Loireはここに入る
シュナン・ブランChenin Blancのヴーヴレイのイメージ
アンジュー&ソーミュールAnjou&Saumur(都市だとAngersアンジェ)
内陸<海側。
テュフォー=白亜質の石灰岩と呼ばれる土壌よく聞く、なに
ロゼ・ダンジュRose d'Anjouのイメージ
山羊、酸味があるシェーブルチーズ
ペイ・ナンテPays Nantais(都市だとNantesナンテ)
めっちゃ海側。海洋性の天気
食べ物も魚介とか。エビとか。
ミュスカデMusucadetのイメージ
1,000kmに渡るロワール川に沿っている。「北部で冷涼」(=寒いのでぶどうの酸の代謝少ない=酸が保たれる)は各地域に共通しそう。爽やかで軽やか。有名なサンセールはオルレアンまでのほんの一部。それ以降の西に向かってくロワール川沿い、内陸から海の近くまでだいぶ違いがありそう。今年少しずつ飲んでいく中で今あるイメージをもっと広げていけたらいいなと思う。