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コロナ禍のプチ旅行 番外編

美術館めぐりの合間に、美味しいものをたくさん食べた。

まずはカレー。

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大好きなタイ風カレー。ワンプレートで2つの味を選べる。エビのココナツカレーと野菜のカレーを食べた。美味しい美味しい。
ここは交差点のかどにあり、大きなガラス窓に向かってカウンターとスツールがならぶカフェスタイル。
食後のチャイもおいしかったし素敵なお店だった。また行きたい。

移動して、どーん。かき氷。

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ラズベリーとピスタチオエスプーマのかき氷と、桃とカマンベールチーズのかき氷。
昔ながらのガリガリしたかき氷ではなく、きめの細やかなフワフワのかき氷。見た目はボリュームがあるのにペロリと食べられる。
高崎市美術館から近いので、帰りにいくのもおすすめだ。

今回の群馬滞在2日目は友人であり尊敬する作家でもある、ましもゆきさんにご案内いただいた。美術館からランチ、スイーツに至るまで下調べをしていただき、すっかりお世話になってしまった。

女子力って言葉は好きじゃないけど、女子会って言葉の響きがそこまで気にならないのはなぜだろう。
最近になって、女子大は性差を気にせず思う存分ちからを発揮することができる大学、という利点があると知った。
女子会という言葉には、そういった抑圧からの解放という意味合いがあるのかもしれない。
この感覚も、数年後にはかわっているのだろうか。

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「男子・女子」っていう言葉を大人の日常生活で使うことにアレルギーを持つ人もいると思うけど、スポーツの世界ではまだまだ一般的だ。
「男子バスケットボール」「女子バスケットボール」といった具合に、区分として使われる。
「バスケ女子」って言うとキラキラな少女をイメージし、「女子バスケ」って言うと部活やプロスポーツを連想する。
日本語NOTネイティブ層から見れば「?」かもしれないが、実際には前者はGirlが強く、後者はWomenが強いだけのことなのだ。

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前橋の夜にビリヤードをした。
体重計の機嫌をとるため少し動かなければならないと思い、何年かぶりに自分のキューを持って出かける気分になった。
このキューは随分前にリングデザインが気に入って購入した。あまり使っていないからグリップの革巻きもまだ全然きれいだ。

ビリヤードのキューはメープルや黒檀などの天然木で作られているものが多い。
道具としての優劣はもちろん、デザイン性が高いものは注目を集め、誰がどんなキューを使っているのかが話題に上ったりもする。
ファンシーキューといって、道具としてより美術品として取引する愛好家もいるほどだ。

以前、競技として真剣にビリヤードをしていた。「ビリヤード女子」ではなく「女子ビリヤード競技」だ。
ビリヤードを通じて全国に友人もできた。
今回も、群馬に友人が転居してきた噂を聞きつけ、急遽連絡を取り相手をしてもらった。ありがとうありがとう。

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ビリヤードにもプロ組織がある。
トーナメントプロは、国内外で開催される試合に出場してランキング(年間賞金総額)を競うのだが、今年は今のところ全トーナメントが中止となっている。
プロにとって試合が全く無いというのは、パフォーマンスを発揮する場が断たれるということだ。賞金がもらえなければ収入も断たれる。
レッスンを主軸に生計を立てるプロも、密を避けるためかなりの行動が制限されていると思う。

群馬の美術館では、検温・個人情報提出・手消毒が入館時に行われた。
かき氷店は密を避けるため完全予約制、店内は座席の配置に工夫があった。
ホテルでも検温、朝食は使い捨ての手袋を支給された。

資金面だけではなく、顧客対応やこういったちょっとしたことが、ジワジワと経営者や現場スタッフを圧迫していると感じる。
自分が展覧会をしていても、今まで必要のなかったエクスキューズをあちこちに入れなければならなくて、ちょっとだけため息が漏れる。

ビリヤードで消費したカロリーは、カレーとかき氷で帳消しになった。
他の病に蝕まれないように、適度に自分を甘やかして過ごしたい。

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