「うつ」を正しく知り、明るく楽しく生きる 【うつ病にさせないためのアドバイザー養成会】
「うつ病って心の病気なんでしょ?心が弱い人がなってしまっているだけでしょ?」
このように思っていませんか?
普段と少し違うテーマですみません。
そもそも、ここ最近はnoteを更新していませんでした。
「うつ」を正しく知ることの大切さをnoteで残しておきたいと思って、今回の記事をアップします。
「うつ病」で間違われがちな事実
ここで、よく間違えられる真実をお伝えしておきます。
実は、うつ病は心の病気ではありません。
実は、僕も恥ずかしながら、そのように思い込んでいました。
「うつ病になってしまうのは心が病んでいる人がなるのであって、心身健康な人はならないものなのだ」
と思っていたくらいです。
それも仕方ないことなのかもしれません。
なんて言ったって、「うつ病」そのものについて学ぶ機会が少ないからです。
うつ病と言えば、精神科や心療内科に通院している人を思い浮かべてしまうかもしれません。
それは、精神科や心療内科に通っている状況から「うつ」について間違って学習してしまっているから。
それ以前に、日本ではうつ病について学ぶ機会が少ないことに原因があります。
たしかに、うつ病になってしまうと、簡単に取り返せなくなってしまいます。しかし、前もって対策を打っていけば予防できます。
うつ病になった過去
実は、僕もうつ病を発症した経験があります。
かれこれ7年くらい前の話。おそらく、過度のうつになっていました。あまりにも苦しくなって、精神科に通院していたくらいです。
なんだかんだで1年間くらい通院しました。
当時は「心の問題」だと思い込んでいました。
うつ病は他の病気と違って症状がわかりにくい。パッと見でも判断しにくい。だからこそ、「心の問題」と思い込んでいたのだろうと振り返っています。
うつ病は「脳の機能障害」と知るところから
うつ病は、「心」の病気ではありません。
実は、うつ病は「脳」の機能障害なのです。
そもそも、うつ病に対して勘違いされていることが多いのです。
とは言っても、うつ病に対してははっきりした原因がわかっていません。
ここで、以下のサイトでは、「うつ病」は次のように説明されています」
このような症状が現れるのは「心の病気」ではありません。
実は、「脳の機能障害」から発症しています。
「うつ病」はストレスから発症する
ここまで、うつ病は身体的な病気ではないと書いてきました。
心が弱いのではなく、脳の機能障害だとも書きました。
では、どうやってうつ病について理解していくのが大切なのか。
うつ病になる過程として、次のようなものがあります。
職場のストレス
個人的要因
緩衝要因
仕事以外(家族)の要因
急性のストレス反応
この内容だけを見ても、心の問題ではないことがわかるでしょう。たしかに、最終的には心の問題に落ち着くかもしれません。
しかし、実際には個人的な性格以上に外的要因を受けます。
普段の私たちの生活から考えてみてもわかるのではないでしょうか。私たちの生活は誰かの影響をなにかしら受けています。
まず、両親の元に生まれ育ちます。赤ちゃんが命を授かった瞬間から影響を受けています。そうなると、そもそも心の問題ではないとわかるのではないでしょうか。
心の病気だとしたら、両親の影響は受けません。
生まれる瞬間に両親を選べません。そのため、成長する段階では両親の価値観によって成長していきます。
少し大きくなってから他の家庭の子どもや大人と触れ合うからこそ価値観を築きあげていきます。
そんな中でも、周りからどのように接してもらったかで変わります。
プラスの出来事もマイナスの出来事も、うつ病の原因になり得る
「マイナスの出来事だけが、ストレスを生み出すのでは?」
このように思っていませんか。
実は、大きな間違いです。
実は、嬉しい出来事・幸せな出来事であったとしても、ストレスになり得るのです。
就職活動を通じて新しい会社に就職する場面を考えてみるとわかりやすいのではないでしょうか。
新しい会社に就職するってワクワクするのではないでしょうか。やってみたいと思って望んだ仕事なら、尚更です。
しかし、それでも多少なりともストレスを感じてしまいます。
「これからどんな会社で働き続けていくのだろう」と期待と同時に不安になったことがありませんか。
就職だけに限らず、学校に進学する場面でも同じような気持ちになったことでしょう。
たしかに、親族の死に出くわすと大きなストレスになり得ります。実際に僕も祖母を失ったときにはかなりショックを受けました。赤ちゃんの頃から大事にしてくれた親族を失うとなると、すぐに気持ちを切り替えられませんでした。
しかし、希望通りの学校や会社に進む場合でもストレスがかかります。
新しい環境に進むと
・住む環境
・人との関係
・学ぶ環境
・働く環境
・地域の環境
など、ありとあらゆる状況が変化するのです。
会社で考えると、人事異動などもあります。
身体的な健康だけではなく、ほんの少しの変化だけで脳で受け取る情報が大きく変化して、いずれは負担になってしまうのです。
うつ病は大きな損害を招く
企業の視点で考えると、従業員がケガや病気をしてしまうと、大きな損害を受けてしまいます。
もちろん、病気した本人が一番辛い状況であるのは間違いありません。
しかし、経営で考えても大きな負担になりえます。
一般の会社員として働く場合、あまり考える場面がないかもしれませんが、会社として人を採用する場合には大きな費用を支払っています。
手元に入る給料以上に会社としては金額的な負担が発生しています。社員1人を採用するコストとして、手元に入る2倍以上の費用が発生していると言われるくらいです。
1人の社員の健康・労災などを防ぐためにも、会社としては年1回の健康診断や労働安全などに対して対策を講じているのです。
労災が発生したとなれば、安全対策として工場の運転をストップせざるを得ない状況になりえません。
工場をストップするとなると、教育費以上に費用ロスが大きくなってしまう場合もあります。
精神疾患でも同じように負担が出る
「身体的な病気や労災ならわかるけど、精神的な病気だとそれほど負担が出ないのでは?」
と思っていませんか。
実は、大きな勘違いです。
実は、精神疾患1名発生するだけでも、1,000万円近くの企業損失が発生してしまいます。
今まで充足していた従業員の枠が1人減ると考えると、想像しやすいのではないでしょうか。
精神疾患になった場合でも、1年近くの機会損失が発生してしまうのです。つまり、1年間は今いる社員で充足せざるを得なくなります。
もちろん、新しく誰かを採用することだって考えるでしょう。正社員じゃなかったとしても、契約社員・派遣社員での枠を計画するかもしれません。
それでも、新しく採用した人の教育コストが発生してしまうのです。そうなると、目に見えないところで1,000万円以上の損失につながってしまうのです。
なので、特に組織においてはうつ病の精神疾患者を出さないような対策が必要になります。
ストレス診断だけでは「うつ」は防げない
「うちの会社では年に1回ストレスチェックを入れているから、社員のストレス管理ができている」
このように答えてしまっていませんか。
実は、会社で実施しているストレス診断だけでは判断できません。
年に1回実施しているストレスチェックでは、ほとんどの場合が記述式だけになっています。
ストレスチェックを記入する段階でよほどな状況に追い込まれていなければ、おそらく変な回答は選ばないはずです。
「いつもだるい」という質問があったとして、ほとんどの場合「いいえ」を選ぶでしょう。
なにせ、ストレスチェックを受けるかどうかは、アンケートの回答で決まるのですから。
企業としても、厚生労働省から伝えられている以上、形式上やらざるを得ない要素が絡んでいます。
つまり、ストレスチェックのアンケートの内容だけでは、ストレス状況を正確に確認出来ないのです。
うつ病を知るためには「自律神経」を知るところから
会社や組織で実施しているストレスチェックだけでは、正しくストレスを測定できないと伝えてきました。
たしかに、アンケートの内容からスクリーニングできる要素はあります。
しかし、それだけだと不十分です。
では、どのようにしてうつ病に対して予防していけばいいのか。
それは、自律神経について知ること。
実は、自律神経では交感神経と副交感神経の2つが働いています。
交感神経では、目覚めているときや興奮しているときに起こる
副交感神経では、眠っているときやリラックスしているときに起こる
うつ病を知るには、交感神経と副交感神経のバランスをしっかり取るのが大切になります。
ストレスを可視化する機械はあるものの、日常的にはそれほど図る機会がありません。
ストレス評価をする気軽な方法
「では、どうやってストレス評価をすればいいの?ストレスチェックのために高価な道具なんて準備できない」
このように考えていませんか。
うつ病を予防できれば、病気にかかりそうな本人のうつの悪化を抑制できるだけでなく、会社や組織としての費用損失も少なくできる。
そうは言っても、
「できるだけコストの負担は少なくしたい」
「なかなか手に入れられない機械に投資したくない」
「機械のメンテナンスを考えたら、費用の負担が大きくなってしまいそうだと懸念する」
と思ってしまうかもしれません。
安心してください。
手元にスマホがあれば、誰だって簡単にストレスを測定できます。
「そんなアプリあるの?」
って驚かれるかもしれません。
実は、あります。
それが「COCOLOLO」
なんと、累計150万ダウンロードされています。
テレビや雑誌でも紹介されているくらいだから、社会的にも認められているアプリだと言えるでしょう。
しかも、測定したらデータとしてアプリに残っていきます。年中無休で。いつどんなときにどんなストレスの状態だったのかを記録できるのが大きな特徴です。
「これだけ揃っていると、ダウンロードの費用も高いのでは?」
と考えてしまうかもしれませんね。
驚く事実が、、、
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なんと、COCOLOLOは無料で利用できます。
つまり、ストレスチェックするにしても、会社や組織としての導入コストがゼロで抑えられるのです。
正しく「うつ病にさせないための知識」を学ぶのが、うつ病を予防するためのコツ
「うつ病について、なんとなくわかった。
この記事を読んでみると、COCOLOLOを導入すれば簡単にうつ病予防ができそうだ」
そのように思っていませんか。
残念ながら、ここまで伝えてきた情報だけでは、うつ病は防げません。
もっと「うつ病」に対して深く理解していく必要があります。
そもそも、うつ病で大切なのは「うつ病を治療する」ではなく、「うつ病にさせないための知識を活用する」なのです。
うつ病を治療するためには、精神科もしくは心療内科に対して熟知しておく必要があります。しかし、医師の資格がないと治療行為として携われません。
しかし、「うつ病にさせない」知識さえ備えておけば、あなたの周りでうつ病になりそうな人を救えるかもしれません。
では、どのように学んでいくのがいいのか。
ずばり、うつ病に対するプロからしっかり学ぶことです。
とは言っても、精神科医を目指す必要はありません。
何才からでも「うつ病にさせない考え方」を学べる
精神科医になろうと思ったら、医師免許が必要になります。
もちろん、医師免許も必要です。
そうなると
「今からだと、到底うつ病にさせないような勉強なんてできない」と考えてしまうかもしれません。
そんなことありません。
「うつ病にさせないための勉強」なら、何才からだって始められます。実際に僕がうつ病にたいして勉強を始めたのも、この2週間くらいです。
僕は40才を超えています。
今から精神科医を目指そうと思ったら目指せるかもしれないですが、「うつ病にさせないための学習」なら、そこまで遠回りする必要がありません。
では、どうやったら習得できるのか?
【うつ病にさせないためのアドバイザー養成会】を通じて学ぶことができます。
ここまでで学んだ内容を絡めながら書いてきましたが、実際にプロから学ばないと身につきません。
プロから学び、受講者と一緒に深く話し合うことで、他の意見を取り入れながら学べるのです。
ここまでの内容では触れてこなかったですが、うつ病を予防するためには組織の心理的安全性を確保していく必要があります。
緩衝要因をどのように作っていくのか、しっかり学ばないと身になりません。相互理解を深めることで、上司の視点で部下の状態を知る指標にもなります。
そのためには、どんなワークを取り入れるのか?
色彩心理を知り、気軽なコミュニケーションを知る
実は、相手のストレスを知るには、色彩から判断できます。色にはいろんな意味が含まれています。
14色からどんな状態なのか、知ることができます。
そのときに使うのが「カラーカード」
この前、こんなツイートをしました。
漢字で見ると、【辛】と【幸】って、【一(いち)】が1つ多いかどうかの違いだけです。1個ずつこなしていけば【幸】に近づいていく。
しかし、【幸】な状況になったとしても、かならずしも幸せとは言えません。なぜなら、【幸】な中にもストレスになり得る状況があるから。
色彩でも同じように言えます。
どんな色だとしても二面性があります。
二面性があるからこそ、どんな色で表現するのかを押さえておく必要があります。
色彩心理では14色から選ぶのですが、1つの色に二面性の意味が含まれているのです。
ネガティブもあれば、ポジティブもある。
ネガティブな面を見るからこそ、ポジティブな面も見えます。
カラーカードを使えば、カードに書かれていることが事実なので、相手が感じる色を通じてどんな状態なのかを伝えやすくなるメリットがあるのです。
さらに詳しく学ぶには・・・
ここまで、うつ病での学びをアウトプットしてきました。
ここまでの内容を読んでいただいてもわかるかと思うのですが、具体的な根拠を示すデータはこのnoteに載せていません。
なぜ載せていないのか。
シンプルに、資料に著作権があるから。
勝手に使うわけにいかないのです。
だからこそ、時間を投資して学んでいただきたいのです。
今は【VUCA時代】と言われるくらい、昔以上に状況が掴みにくい状況です。
V:Volatility(変動性)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Complexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)
「変動性」「不確実性」「複雑性」「曖昧性」の4つが揃っていることから、固定した考えが失われている時代とも言えるでしょう。
つまり、ストレスを抱えやすい時代だと言えます。ストレスを抱えると、いつの間にか気づかないうちに心にも負担を感じてしまいがち。
昔なら60年以上かかって作られた新しいシステムも、1年以内に完成しています。
VUCA時代を乗り越えるためにも、脳の機能障害を防ぐための知識を理解し、周りがどのように支援していけばいいのかをしっかり理解しておく必要があります。
今まではうつ病=心の病気 としてきてしまったかもしれません。
しかし、VUCAの時代だからこそ、「うつ病の原因は脳だ」と知るための学習をしっかり取り入れていくべきです。
働きやすい組織作りのためにも、周りのうつ病患者を減らすためにも、しっかり学ぶ時間を取るべきです。
残念ながら、日本では一部でしか学校教育でうつに対して正しい教育がなされていません。
会社での教育でも同じです。在宅勤務が取り入れられやすい時代になったから、なおさらでしょう。
こんなVUCA時代だからこそ、うつ病についてしっかり学ぶ。
そんなことを考えさせられる講義です。
講座の申し込み先(こくちーず)
次回:2022年12月18日(日)
13:00~16:00
オンラインセミナー(Zoom)で受講できます♬
【うつ病にさせないためのコンソーシアム】
講師:時任さん(Twitter:@japanfmanurse)
記事を読んでいただくだけでも大変嬉しいことではありますが、宜しければサポートいただけますとさらに嬉しいです。よろしくお願いいたします。