フリマアプリでの新しい発送方法「ゆうパケットポストmini」使いやすさを妄想してみた
きむっちです。
「フリマアプリでの匿名配送の送料を抑えたい」
と思っていませんか。
僕もそう思っています。何せ、薄利多売の商品だったら、送料でのコストがかなり響くから。特に500円以下の商品だったら30~50%は送料で削られてしまいます。
前回の記事では
PayPayフリマでの送料が値上げされることについて書きました。
いよいよ明後日10月4日(水)の午前0時の発送受付から変更されます。この記事を読んでいただいた段階では少し遅いかもしれませんが。
ここ最近のフリマアプリの動きが大きく、1年半くらい前と大きく変わりました。特に送料が全く違います。
そんな中で新しく出た発送方法が「ゆうパケットポストmini」
この記事では、フリマアプリでのゆうパケットポストminiの使いやすさについて妄想してみました。書いている私自身は使ったことがありません汗
この記事を読んでいただくことで、ゆうパケットポストminiを使うかどうかを見極めていただきやすくなります。
意外なデメリットも潜んでいますので、メリット・デメリットがわかるように書きました。
これからフリマアプリを始める方、すでにやっている方に読んでいただければ嬉しい限りです。
ゆうパケットポストminiは使いやすい?
結論として、
ゆうパケットポストminiは
小さい商品をフリマアプリで配送するなら、十分に使いやすいと思います。
その理由として以下の3つが挙げられます。
①送料が安い
梱包材が小さくなる分、送料が安くなります。送料が値上げされている中で、商品が小さければ使いやすいのがメリットです。
参考としてラクマで掲載されているゆうパケットポストminiでサイズを紹介します。
ゆうパケットポストminiの大きさとしてはA5くらいのサイズです。厚みも目安として3㎝あるので、そこそこ厚みがあっても問題なし。ゆうパケットポストと同じく「郵便ポストに入ればOK」なのが嬉しいところ。
一応、7㎝まで対応している郵便ポストがあるのですが、封筒の仕様上そこまで厚みを持たせられないかと思います。
推奨されているのが以下のような商品です。
【ゆうパケットポストminiで推奨されている商品の例】
・トレーディングカード
・CD
・本
・アクセサリー
・DVD
・アクリルスタンド
・小物雑貨
【ゆうパケットポストminiのサイズ】
実物は以下のような外観です。
フリマサイトによって多少の送料が違いますが、匿名配送で発送するなら一番安いです。
2023年10月2日現在では、以下の主なフリマサイトで使えるのが嬉しいところ。メルカリでは、ゆうゆうメルカリ便で2023年9月29日から使えるようになりました。
・メルカリ
・ラクマ
・PayPayフリマ
【メルカリ・ラクマ・PayPayフリマでの
ゆうパケットポストminiの送料】
(2023年10月2日現在)
②郵便ポストから24時間365日発送できる
ゆうパケットポストと同じく、郵便ポストから24時間365日発送できるのがメリットです。
郵便局で扱っている似たサービスとしてゆうパケットがありますが、ゆうパケットではコンビニなどを含めた窓口での手続きが必要になります。
ゆうパケットポストminiなら、そんな心配も不要。ゆうパケットポストと同じく、専用のQRコードをスマホで読み取れば配送できます。対面で出さなくてもいいので、煩わしさがなくなります。
普通郵便と違って、土日にも配達されます。
③重さ2㎏まで対応
ゆうパケットポストminiでは、重さ2kgまで対応しています。おそらくですが、ほとんどの商品ではこの規格の大きさではまず2㎏を超えません。おそらく、どれだけ重たくても500gに満たないくらいかなと。
なので、
外寸21.6㎝ X 外寸17.8㎝
(内寸21.1㎝ x 内寸16.8㎝)
かつ、郵便ポストに入る厚み(目安3cm以内)に収まったら、
おそらく99%以上の商品は発送できます。
結論:ゆうパケットポストminiは使いやすい
ここまで説明してきました3つの理由から、
ゆうパケットポストminiはかなり使いやすいと妄想しています。
①送料が安い
②郵便ポストから24時間365日発送できる
③重さ2㎏まで対応
私はこれまで扱ったことがないのですが、
トレーディングカードやテレホンカードなどは今でも希少性が高いものが多く、送料を抑えられるのは物販ユーザーにとってはとても嬉しい情報なのではないでしょうか。
ゆうパケットポストminiはまだ課題がある
ここまで読んでいただくと
「ゆうパケットポストminiは使い勝手がよさそう」
と思われたかもしれません。
しかし、まだ課題はたくさんあります。
ここからは、僕なりに考える3つの課題について解説していきます。
課題1:専用封筒は郵便局でしか買えない
ゆうパケットポストminiで最も大きな課題。
それは「(現段階では)ゆうパケットポストmini専用の封筒は郵便局でしか買えない」に尽きるかと思います。
*2023年7月現在
「郵便局は全国にあるからそうでもないのでは?」
と思われるかもしれませんね。
しかし、よく考えてみてください。
ほとんどの郵便局の窓口は平日しか対応していません。
・変則的な働き方ができる
・いつでも自分の時間を作りやすい働き方をしている
・いつでも時間の融通が利く方
のどれかに当てはまっている方だったら、郵便局で簡単に買い求められるかもしれません。
一方で、平日日勤で働いているような会社員の方だったら、なかなか郵便局に行くタイミングを取れません。
平日日勤で拘束される方にとっては不利とも言えるでしょう。
なので、今の段階では手に入れにくいと言えます。
課題2:専用封筒1枚で20円もかかる
課題1でも書きましたが、ゆうパケットポストminiで発送する場合、郵便局で買う必要があります。
その価格、なんと1枚で20円(税込)。
「封筒」と考えると、決して安くないです。むしろ高価。
送料で一番安いPayPayフリマでも、
資材込みで170円(送料150円+専用封筒20円)必要です。
☑長形3号封筒
Amazonで長形3号の封筒で検索すると、
100枚セットで340円。
つまり、1枚で3.4円。
ゆうパケットポストの専用シールだと、
☑郵便局(20枚入り)
・・・1枚あたり5円
☑ローソン(コンビニ、10枚入り)
・・・1枚あたり7.5円
高く見積もっても
1回の発送で11円くらいの負担に抑えられます。
しかも、重さは2㎏まで対応。
なので、長形3号の封筒で送るなら、
ローソンや100均でも入手できるゆうパケットポストのシールを買った方がお得と言えます。
*長形3号の封筒:120㎜ × 235㎜
ここで
「今時、郵便局で買うよりもメルカリで買った方が、買う手間が省ける」と思ったかもしれませんが、それは甘い。
ここ最近でのメルカリでの出品を見ると、
なんと5枚セットで300円。
なんと、1枚あたりで60円。
郵便局で買ったら1枚20円なので、メルカリで買うと3倍近く高い値段になってしまう。
メルカリに限らず、出品者としては、なんとしても出品に伴う送料を回収したいところ。誰だって定価よりも高く設定したくなります。
課題3:専用封筒よりも大きいサイズのものは発送できない
当たり前かもしれませんが、
ゆうパケットポストminiよりも大きい規格の商品は発送できません。
規定のサイズよりも大きいものだったら、
断然ゆうパケットポストが使いやすいです。
よく使うものとして角2形封筒もしくはA4サイズの段ボールが挙げられるでしょう。
☑角形2号封筒
ゆうパケットポストminiの大きさを超えるのなら、
なおさらゆうパケットポストの方が便利です。
ゆうパケットポストの場合、
角形2号の封筒サイズにも適応しています。
*ゆうパケットポストでは
最も長い辺が34㎝以内、
全長(縦・横・厚み)が60㎝以内ならOK
*角形2号の封筒:240mm × 332mm
Amazonで角形2号の封筒で検索すると、
100枚セットで762円。
つまり、小数点切り上げても1枚 7.7円。
ゆうパケットポストの専用シールだと、
☑郵便局(20枚入り)
・・・1枚あたり5円
☑ローソン(コンビニ、10枚入り)
・・・1枚あたり7.5円
高く見積もっても
1回の発送で15円弱の負担に抑えられます。
これだけでも
ゆうパケットポストminiでの封筒の値段が高いとわかるのではないでしょうか。
ゆうパケットポストの場合、市販で購入したA4サイズの段ボールにも対応しています。
ある程度大きな商品を使う場合には、ゆうパケットポストの方が使い勝手がいいと言えるでしょう。
もちろん、ゆうパケットポストminiに近いサイズ感でも、段ボールを使って発送できます。
ゆうパケットポストだったら、市販のA4サイズの段ボールでも大丈夫。それほど頻度高く出品しないなら、ゆうパケットポスト専用の箱を購入されても問題ありません。
*ゆうパケットポスト専用の箱:65円/個
もちろん、段ボール専用の通販で買っても問題ありません。安く抑えれば、A4サイズ1個あたり60円以下で揃えられます。
商品によっては市販の箱の方が融通が利きやすい場合があるので、そのときの状況で選んでみてもよいでしょう。
課題をまとめてみると
ここまでの課題をまとめると、ゆうパケットポストをうまく使いこなすには、まだまだ時間がかかりそうです。
と言うのも、導入されたのが2023年7月19日で、まだ3か月も立っていないくらい。
かつてはフリマアプリでずば抜けていたメルカリでも導入されたのが2023年9月29日なので、即改善すべき課題と読み取れないフェーズなのかもしれません。
導入されて間もないので、これから改善されていくかもしれません。
【ゆうパケットポストmini と ゆうパケットポスト の比較】
ここで
・ゆうパケットポストmini
・ゆうパケットポスト
を表で比較してみました。
参考になれば嬉しい限りです。
【最後に】
これからフリマアプリの動きは大きくなりそう
ここ最近、フリマアプリ内での動きが大きい傾向にあります。何せ、PayPayフリマでは2023年に入ってから送料値上げ2回目を迎えようとしています。
2022年から原料高騰に転じている傾向にあります。そんな中、おそらく郵便局が「もっと安く発送できる方法はないか?」と考えだしたのが、ゆうパケットポストminiにあたるのかなと。
正直なところ、
現段階ではゆうパケットポストminiは使いにくい発送方法とも言えるでしょう。
なんといっても、メルカリで2023年9月29日にゆうゆうメルカリ便で導入されたばかり。この記事を書いてまだ3日間も経っていません。
PayPayフリマでゆうパケットポストの送料が値上げされたことから、おそらくラクマでもそのうち送料の値上げに転じるはず。
そんな流れを読んで、ゆうパケットポストminiという発送方法が作られたと勝手に思っています。
まだまだ課題の多いゆうパケットポストmini。
勝手な想像ではありますが、新しい発送方法が作り出されたので、これからは郵便局以外でも購入できる流れに変わっていくのかなと。
先ほど載せたゆうパケットポストのラベルの価格を見ていただいたらわかるかもしれませんが、コンビニのローソンではやや高めになりそうです。
勝手な推測ですが、おそらくローソンでゆうパケットポストminiの専用封筒は30円/枚前後で販売され始めると予想しています。
そこから100均のダイソーにも展開される流れかと。
これからも物価高騰が進むであろう状況で、これからどんな変化が起こるのか、注目したいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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