【基礎英文法】(15)助動詞⑧| would(willとの違いも解説)
きむっちです。
英文法について解説しています。
今回は助動詞”would”について
解説していきますね。
助動詞wouldは
助動詞willの過去形なんですが、
willとは違う意味合いになるんですよ。
助動詞wouldが
助動詞willと比べて
どのように違うのかを解説していきます。
助動詞willについて振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。
助動詞wouldの意味
助動詞wouldのコアの意味としては
【控え目の意思】になりますよ。
コアの意味にそって
助動詞wouldには
いろいろな使い方があるんですよ。
【wouldの文章内での省略】
助動詞wouldを説明する前に、
wouldを使ったときの省略表現について
先に解説しますね。
助動詞wouldは
英文内で省略して使うことができますよ。
① 通常文
まずは通常の英文での省略です。
● I would → I’d
● you would → you’d
● he would → he'd
● she would → she'd
● it would → it'd
● we would → we'd
● they would → they'd
この省略の方法は
had(haveの過去形)でも
使われることがあるんですよ。
hadで省略するときには
一般的にhadは助動詞のような使われ方をしますが、
ちょっと英文法の捉え方がややこしくなるんですね。
なので、
hadでも省略されることもあるんだなって
理解しておけば大丈夫です。
② 否定文
否定文のときにも
wouldを使ったときに省略されることがあります。
would not → wouldn't
否定の省略のときには
hadが関連することがないので、
わかりやすいですね。
【wouldの意味】
ここからは
助動詞wouldの意味を解説していきます。
① ~してくださいませんか
(丁寧な依頼・勧誘)
助動詞willを使った疑問文でも
依頼の英文を作れましたよね。
Will you open the window ?
「窓をあけていただけませんか?」
助動詞wouldでも
同じように作ることができるんですよ。
助動詞willと比べて
意思の意味合いが少し薄れることで
丁寧な依頼のニュアンスになります。
Would you open the window ?
「よろしければ窓をあけていただけませんか?」
また、likeのような「好む」の意味合いを持つ動詞と一緒に
wouldを使うと、
【丁寧な勧誘】の意味合いで使えるんですよ。
Would you like one more cup of coffee ?
「もう一杯コーヒーはいかがですか?」
yesの場合の答え方として
wouldを使って答えることもできます。
Yes, I’d love it.
(I would love it.)
「はい、ぜひいただきたいです」
noの場合には
次のように答えることができますよ。
No, thank you.
「いいえ、結構です」
② ~するつもりがあります
(控えめな意思)
ある仮定や条件に伴って
意見を述べたいときに使うことができます。
I would say ”hello”.
「私なら”ハロー”と伝えるだろう」
③ ~ではないでしょうか
(控えめな主観)
遠回しに断りを入れたいときに
wouldを使って伝えることができますよ。
例文だと
次のように使います。
It would be difficult for me.
「私にとっては難しいように思います」
④ おそらく~だろう
(現在形での弱い推量)
ここまでの中で
助動詞wouldは現在形で使ってきましたね。
wouldはwillよりも弱い意思の意味合いがあることから、
【弱い推量】を表すニュアンスでも使えるんですよ。
例文で見てみましょう。
Shall we go on a dinner to the restaurant ?
「このレストランでディナーにしましょうか?」
→ That would be nice !
「それはよさそうですね」
⑤ 過去の習慣
wouldを使うことで
過去の習慣を表すこともできますよ。
例文としては次の通りです。
He would often study hard.
「かれは昔よく勉強していたものだ」
⑥ どうしても~しようとしなかった
(過去の強い意思)
今までは
【控えめの意思】ってことで
解説してきましたよね。
しかし、
過去の時制で使うときには
強い意思のニュアンスで使うことも
できるんですよ。
ニュアンスが伝わりやすくなるように、
まだ解説していない英文法を含めた例文で
説明しますね。
Taro tried to open the door, but it wouldn't open.
「太郎はドアを開けようとしたが、どうしても開かなかった」
⑦ 過去での時制の一致
ここではwouldのコアの意味から離れますが、
最初の方でwouldはwillの過去形ってことで
説明しましたよね。
ニュアンスが伝わりやすくなるように、
まだ解説していない英文法を含めた例文で
説明しますね。
Taro said he would go to a university.
「彼は「大学に行くつもりだ」と言った」
⑧ その他の使い方
助動詞wouldでは
その他にも重要な使い方があります。
しかし、
基礎英文法の中で伝えると
ちょっとややこしくなってしまうんですね。
なので、
その他の使い方については
必要になったときに解説しますね。
まとめ
ここまで解説してきた
助動詞”would”についてまとめますね。
助動詞”would”のコアの意味としては
【控え目な意思】でした。
しかし、
willの過去形でもあることから
いろんな場面で使われる助動詞なんですよ。
ここまで解説してきた
助動詞”would”の意味は以下の8個になります。
① ~してくださいませんか(丁寧な依頼・勧誘)
② ~するつもりがあります(控えめな意思)
③ ~ではないでしょうか(控えめな主観)
④ おそらく~だろう(現在形での弱い推量)
⑤ 過去の習慣
⑥ どうしても~しようとしなかった(過去の強い意思)
⑦ 過去での時制の一致
⑧ その他の使い方(仮定法など)
wouldを使った
重要な熟語表現もあるんですが、
ここまでで解説していない文法も含まれるので、
必要に応じて改めて説明しますね。
助動詞のwouldには
幅広い使い方があるから、
このニュアンスを掴んで
自分なりに習得していくのが
一番いいかもしれません。
次回のお知らせ
次回は
助動詞”could"について解説します。
できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/
See you again!
≪きむっちの自己紹介はこちら≫