米の山トレイル通信
podcast始めました
『米の山トレイル通信』と名付けました。共同パーソナリティとしてオファーをくれたすーさんこと鈴木豊人くんに敬意を示し、彼のバックグラウンドを示すローカルなものの名前から『米の山』を、そしてトレイルランニングのことを発信していく意思を真正面から捉えた、言い換えるとリスクをとった表現として『トレイル通信』の言葉を選んできました。
ハッシュタグをつけて『#コメ通』でたくさんのリスナーから愛される番組になれば良いなと思っています。子どもの頃に慣れ親しんだ『ファミ通』が下敷きになっています。新作カセットの情報、流行作品の攻略法、そして何より面白かった読者はがきのコーナー。わたしたちコメ通がそういうものになれたら良いなと思って名付けました。
何をとどけるのか
すーさんもわたしも、トレイルランニングに数字や科学の串を刺すのが好きです。この2人の共通点で話すことができたら面白いものになるんじゃない?というのが、スポーツトレーナーであり理学療法士でもあるすーさんのビジョンです。なるほど。彼はこの時「エビデンス」という言葉を多く用いました。「証拠」「根拠」「裏付け」「形跡」といった意味ですよね。個人の感想や不確かな憶測ではないことを示す「裏付け」となる客観的事実、に接近しようということなんでしょうか。
えーー難しくない?
私見ですが、podcastの良さって「話の勢い」にあると思っています。伝えたい事、表現したい事があるから熱がマイクに乗る。聴いてて面白いのはその熱。そこに正確さが伴わなくても、面白ければ・娯楽として楽しめれば良いじゃないと、聞き手としてのわたしはそう思っていました。しかしすーさんは、証拠や裏付けのある話をしようと言うんです。驚きと発見を提供したいということだと解釈しました。
難しそうだけど楽しそうだな。そう思いましたw
誰にとどけるのか
まず、spotifyに掲載される以上、ほかのSNSと同じく世界中に開かれているってことをいつも忘れないでいたいです。
もちろん、ランニング・トレイルランニングを通じて知り合うことができた日本中の仲間たちにもこれを聴いて欲しい。へえそんなことがあるのかと驚きと発見を提供し、逆に、「こういうもの・方法・知識もあるよ」とリアクションを受け取りたい。そこにコミュニケーションを生み出したい。だからこそ「ファミ通」をもじった「コメ通」なわけです。
わたしにとってnoteの記事やpodcastは表現の場であると同時に読者・視聴者とのコミュニケーションツールです。「面白かったよ」「すごいね」と言ってもらえるのも嬉しいけれどさらに一歩踏み込んだ会話がここに生まれることを期待しています。
どうしてわたしたちなのか
同級生のすーさんがわたしを選んでくれた。理由はそれだけで十分でした。口説き文句は「しゃべりが賢過ぎて何言ってるか分からない時があるからpodcastに向いてると思った」でした。正気かなと思いました。
このあたり、すーさん視点で書かれた記事からも補完できるのが今回の面白い仕掛けになってます。ぜひ、対比しながら読んでみてください。すーさんのnoteは往年のテキストサイトライクなところがあって、ひねくれたものをさらにねじってサービスしたいわたしと違ってとても素直。読みやすくて良いです。
完璧に気が合ってるわけじゃなかったり、お互いの評価がやや食い違っていたりして面白いなと当の本人たちは感じています。熱は摩擦から生まれるものだしね。
わたしが喋る以上、『ユーゾーじゃないといけない理由』がいつか生まれるといいなと思っています。理想の姿はあります。わたし自身がせいぜい平均程度の走力で足掻いているランナーなので、”速い・強い”といった単調な価値観だけに光が当たる番組ではなく、そこにできた影にこそマイクを向けたい。聴いて下さる方には驚きと発見とともに「自分にだってできるかもしれない」を届けたいです。
しかし「話の勢い」という点にはやはり不安があります。わたし、そんなに喋って伝えたいことがあるわけじゃない。noteで結構満足しちゃってるし。podcastを自分でやってみることはこれまでに何度もイメージしたことがありますが、ひとり語りだと絶対に間が持たないし同カテゴリ―で似たような番組が増えてきてるし、それに知らない人の声って何分も聞いてられないしってな理由でいまいち気乗りしませんでした。
実際に喋ったものを聴いてみると、訛りが抜けて余所行きの喋りになってるかと思えば一人称が「おれ」になってたり、まだまだ耳に優しくない。それにすーさんとわたしの声ってなんとなく似ている気がします。要改善です。蜂蜜舐めてブリーズライト貼って収録しようかしら。
どうやって録るのか
すーさんは福岡、わたしは長崎なので基本はリモート収録です。録音~編集のエンジニアリングをすーさんにお願いしているので偉そうに語れませんが、zoomで撮ってgaragebandで編集してるそうです。自分の1週間サイクルの中に編集作業が新たに挿入されるイメージをもつとゾッとするので、すーさんにはこれから優しくします。
まだ数回の録音を経験しただけですが会話を収録するのって難しいです。聴いてもらえるように喋るのって難しい。録音のための技術的なものもあるし、相槌だったり笑い声だったり会話が成り立つうえで不可欠なものがpodcastでは邪魔になることもある。技術面は早めに習得していけたらいいですね。
せっかくなのでわたしも成長したい
聴いてくれたひとから「ユーゾーさんって相手の話を黙って聞くこともあるんですネ」と言ってもらえて、ーーそれは意識的にそう話していた回の感想だったので嬉しい言葉なんですがーーハッとさせられた事がありました。
その方はまた同時に「相手の話に被せて自分語りを始めたときがあった」と、やんわりわたしを諭してくれました。SNSに蔓延る『自分語りおじさん』が何より嫌いなので十分に注意しているつもりなんですが、平場での会話となると注意が薄れていたようです。まじで気を付けたいところです。そういう観点でpodcast収録のことを考えると、すーさんとの2マン収録を機会にして「相手の話を傾聴する姿勢」を獲得するチャンスがわたしのところに巡ってきたんじゃないかと。そうポジティブに考えてみることにします。
SNSアカウントあるよ
番組SNSの運用も同時に始めました。Instagramはすーさん、X/Twitterはわたしの担当ってことになりそうです。番組共々よろしくお願いします。
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