![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165361208/rectangle_large_type_2_931fec0e59d3ec8ba2b076099a74cc71.jpg?width=1200)
WTK100
という名のランニングイベント、走ってきました!
『welcome to KYOTO、京都にお越しやす』てことだそうで、どんな手荒い歓迎を受けるのかとびくびくしながらその日を迎えたのですが最高の週末でした。WTK100最高まじ最高!!
せっかくなのでこの体験を書き残してシェアします。3度の飯よりランニングコミュニティ主催のチャレンジイベントが好きって方に読んでもらいたいです。そして、長い距離のランニングにこれから挑戦したい人にも何か届けられることを願っています。
WTK100
って何
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165437593/picture_pc_64c7658f8eb9d6638537b04425150568.png?width=1200)
Nadiを起点として鴨川と大文字山などを繋いだ1ループ約26.7Kmを6周・TOTAL160Kmを30時間の制限の中で走るevent。
WTK100は、完走者が次の完走者に参加バックルを繋ぐ、一見さんお断りの完全招待制の勝手100mileチャレンジです。
走ることへのご縁と、影響を与えくれた大切な方への感謝とお礼の気持ちを込めて、暮れの京都をみんなで走る、“恩返し、恩繋ぎ”のランニングイベントです。
いきなりですがそういうことです。Nadi kitayama は京都市北区にあるアウトドア&フィットネススタジオ。賀茂川に面していて自然も近くてすごくリラックスできる場所だったなあ。
走ることになった経緯
で、この完全招待制のチャレンジイベントに「来年どうすかユーゾーさん?」と声をかけてくれたのは福岡の友人の山村くん。23年のWTK100フィニッシャーです。
昨年の暮れのことでした。その当時のわたしといえば球磨川リバイバル、阿蘇ボルケーノ、OSJ KAMI 100と100kmのトレイルレースで3連続DNFしており全く自信をなくしていたので、160kmのランニングイベントへのオファーにも自信なさげな髭が参加していいわけないと即応できるわけありませんでした。
山村くんと同時に、佐賀出身・京都在住WTK100のスタッフメンバーでもある中尾さんからも一晩がかりでWTK100の素晴らしさを説かれました。2人がかりでずるいです。
うーん走りたい走らせていただきたい、だけど自信をつけたいから24年の阿蘇ボルケーノを完走するまで保留させてくださらない??なんてやりとりを、ストライドラボ福岡店の年末イベント『ZERO LIMITS NIGHT』の最中に交わしたんでした。
約1年前のことです。ご縁に感謝です。
トレーニングとか準備とか
練習の積み上げと気持ちのあり様
足指を骨折して走れなかった8月のあと、9、10、11月は300〜350kmくらいの距離を積み上げました。週に70kmというのがいつもの目安なんですがそれを80、90、100kmと強弱つけつつ、合間に休養を挟みつつと言った具合。
その間の累積標高は月10000m程度ですがWTK100は1ループ27kmの中にトレイルパートを5km含むだけなのであまり重要視せず、「トレイルにもちょいちょい入っとく」くらいの感覚。
あちこちで遊びまわり、こっそり練習し、ステップレースを重ねていく中で、
「60km走ってから100kmのスタートを切る」
「100kmを走ってもまだ60kmある」
「残り50kmを10時間で走る」
そういうイメージを育てていくことを意識しました。
トレイルランニングをはじめたての2020年だったら100マイルなんて無理むり!って遥か遠くに米粒大でしか見えなかったところにどうやったら自分の足で行けるか考えるようになり、次第にWTKがどういうものか理解できるようになってきて、100マイルに初めて挑戦するってこんな感じかなと、いけるかもしれんと思えるまでになりました。ここ、大事な仲間のひとりであるさとみが昨年ハセツネを走った時に語った表現を借りています。やっと真似することができ感無量ですw
まあとにかく、わたし自身が慎重な性格なのでここまで随分長い年月がかかりましたが、自分らしさを損なわずに積み上げてきたものなので変な自信だけはありました。
しかし前々回の記事を書いた後で帯状疱疹になったり坐骨神経痛が急に出たりとコンディションは正直言ってパッとせず、相変わらず荒波に飲まれたままではあったのかもしれません。スタート直前は久しぶりにナーバスにもなりました。
ウェアと装備と補給
12月の京都といえばとにかく寒いイメージで、想定していた環境は平野部の最低気温3度最高10度をLSDで動き続けるというもの。WTKは手荷物を預けたNadiを起点にループを重ねるので、周回のたびに装備とウェアを替えることができます。エイドタイムは短くしたいけど寒い環境での失敗は避けたい......悩んだ結果、保温着の見本市でも開くんかっていうほどの物量を持ち込むことになりましたwそうですわたし荷物が多いんです小分けバッグとか大好きなんです女子みたいって言われるんですww
持ち込んだものに対して実際に着たものの数があまりに少なすぎるので、これから経験を積む上で自信を持って精査できるようになりたいです。切実に。
TETON BROS アクシオネックゲイター
RXL メリノウールアームウォーマー
inner -fact メリノグローブ
ANSWER4 アルファダイレクトロングスリーブ
patagonia テルボンヌジョガーズ
oreno カーフサポーター
マウンテンハードウェア エアメッシュロングスリーブクルー
ANSWER4 パワーグリッドフルジップフーディー
OMM コアベスト
山と道 アルファ腹巻き
TETON BROS スリックフーディー
inner-fact NIKKEAXIO リストゲイター
extremities トーレントミット
finetrack スカイトレイルパンツ
補給の準備はというと遊び要素無しのレース仕様。1年を通じて信頼して使ってきたものを軸に5000kcalほどを準備しました。悩みの種だったのは寒い京都で30時間動いて消費するカロリーがどれだけになるか。トレイルレースほどにはならないだろう、マラニックの実績が参考になるだろう、現地で調達できる固形物はどれくらいか......そうやって実績と計算をベースにして13000〜16000kcalの消費を想定し、時計で計測した実績は14850。完璧でした。おかげで寒さに負けて動けなくなることもなかったです。後悔が残ったのは、最後の6周目に銀閣のそばで食べたいと思っていた抹茶ソフトクリームに立ち寄る時間を捻出できなかったことくらいかなww
行動中
パラチノース 20p(1520kcal)
ando 20p(2000kcal)
乾燥大豆 てきとう
マヌカ蜜スティック 3本
柿の種(わさび味) てきとう
休憩中
answer600 2p(1200kcal)
凄十 (ギンギンになるやつ)
ようやく本番〜ゴールするまで
ここからはエピソードを切り抜きしながらダイジェストでお送りします。STRAVAへのリンクはこちら🔗。
Nadiがとにかく良かった
前夜のうちに京都入りし、当日の朝は1時間ほど前に現地へ。初めましてのレースディレクターSATORUさんと挨拶を交わします。受け取ったゼッケンには、わたしの顔のイラスト入り。事前に分かってはいたんですがわかっていても嬉しいことってあるんですね。SATORUさんの奥様が描いてくださったんだそうです。ありがとうございます!
スタートの準備を仕上げつつブリーフィングと参加者の自己紹介がありました。ランナーはなんと7名。イベント側のスタッフさんと応援やペーサーで来てくださった人数の方が多いくらい。どの時間帯にNadiに戻ってきても応援の方が大勢いたし、差し入れで持ってきてくださるお菓子やお餅やお漬物がいちいち美味いし、周回数を記録するボードと駒が手作りでめちゃくちゃかわいい......
それにイベントの最中に撮ってくださった写真が最高に良いんです。晩秋の京都が堪らなかったなあ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165357770/picture_pc_8b283a8b6a18110f6421e0a77c2f3575.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165357762/picture_pc_12b5621277e4a582c34d19cf76f3b290.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165357781/picture_pc_0ea8c700fc09ad9c445b4b66eb03600d.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165357784/picture_pc_93f7f7b4ca289531c9e3f9cde5c56167.png?width=1200)
他にも、選手の皆さんの周りにも入れ替わり立ち替わりペーサーがついたり、特に夜間はイベント側からも公設ペーサーが選手についたり。ゴールの直前には季節特有の時雨に降られましたが、たくさんの方に見守られてゴールテープを切ることができました。
とにかくホスピタリティの高いイベントだった。余談ですが、完走した後で使わせていただいたシャワールームに備え付けてあったシャンプーボディーソープ類がマークスアンドウェブのだった。Nadi最高です。
晩秋の京都が最高だった
6周回100マイル30時間という途方もない時間と距離を楽しみ続けることができたのは、京都というロケーションの良さのおかげだった。間違いないです。現地の方が口をそろえて「今年は紅葉が遅くて」と言っていた通り、賀茂川の河川敷も大文字の山もあちらこちらで紅葉を楽しむことができました。
開放感ある賀茂川デルタ、銀閣前の出店の並び、高度感があって眺め最高の大文字山の『火床』、とくに真っ赤な紅葉が美しかった南禅寺、催し物で賑わっていた平安神宮、目を引きつけて飽きることのない琵琶湖疎水、三条、四条、五条、川に面した料理屋の賑わい、夜だけ通らせてもらった円山公園、知恩院、二年坂に三年坂、あとは河川敷、河川敷、河川敷、、、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358980/picture_pc_42f04280a70065602afd6662d6174e89.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358634/picture_pc_3d13d8da42c567480701f24b226949cb.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358635/picture_pc_302ee9f429d6a4eb344b9fa203b293c0.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358633/picture_pc_b1fe235b33511e290de203ca743690c8.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358636/picture_pc_0bd4a14b9c0898d9325a333cd4e53b96.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358642/picture_pc_ddd8936e230a5ef2a47c1666fbfd41b3.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358992/picture_pc_8a02c70873276dd4e492c2eb575b611e.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165358993/picture_pc_653144f72dde1e5ffbac818f4b25fa13.png?width=1200)
河川敷!!!こればっかりはもうしばらくはお腹いっぱいですw
何度も走ると微妙な勾配のあるとことか石畳で足が痛いとことか全部ぜんぶ分かるようになるの。五条からNadiまで6kmずっと河川敷なんやけど北上するときぜんぜんペース上がらんの。特に夜の3本目よ!がんばってるつもりなのにキロ30秒くらいペース感覚合ってなくてじわじわじわじわしんどいし心拍あがるしおかしいなーペース上がらんなーまじでどゆこと?ってなる。
聞けば京都は南より北の方が地上の標高が高くて、五条大橋の河川敷の標高が35mでNadiの目の前の御薗橋が標高90mでひそかに傾斜約1%あるんだそうで思わず「もう堪忍しておくれやす(注1)」が口から出そうになりました......
(注1:DNFするときの合言葉です)
(注1:逆方向は下りなのですいすいです)
良かったモノ・コト
①電解質のコントロールとパラチノース
今回うまくいったことといえば補給の管理が一番に挙げられます。まずは電解質。きんぴらソルトこと自作の塩カプセルを持ち込みました。夏からずっとこれで塩分を補給してきたのでばっちりです。手指の浮腫み具合と口の中の渇き具合で摂取ペースを調整して、約30時間で経口補水液500ml✕5本分のカプセルを摂取しました。
パラチノースはよく練習をご一緒するさちさんに倣って直飲みで使っています。基本の補給は40分おきのandoかパラチノース。直前のレースでは30分おきでうまくいかなかったので、球磨川ボラで西田さんに聞いた話をもとに40分おきに延ばしたらぴったり。トレランポールを使い始めた5周目以降はパラチノースをボトルの水に溶かして飲みました。5周目が終わる午前9時前にお腹が鳴るほどで、身体を冷やさず動き続けられて本当によかったです。
②テルボンヌジョガーズ
暗くなる3周目以降にロングパンツを履きました。ジョグの時の軽さを重視してチョイスしたのがパタゴニアのテルボンヌジョガーズ。脚にまとわりついたり重いと感じることなくずっと快適。ストライドラボ熊本で中平さんと軽口を叩き合いながらその場のノリでふわっと買っただけなんですがこんなにうまくいくなんて。今度お礼持って遊びに行くね。
③マッサージガン
準備の過程で気の迷いがおきて持っていくことにしたマッサージガン。遠征先に持っていくなんて初めてだったんですがこれが無かったら5周目のスタートはもっと遅れていたはず。お名前を憶えてなくてごめんなさいなんだけど、鍼灸マッサージを仕事にしておられる方から絶妙な塩梅で腸脛を緩めてくださいました。この場をお借りしてお礼を。
さらにイベント翌朝。このマッサージガンが無かったらホテルから外に出ることはできなかったでしょう......こんなにダメージが残ったのは初めてですw
反省・課題
①リチウムイオン充電池
準備の過程で解決こそしたんですが、ヘッドライトを新調して充電池の互換性を拡大......しようとしたんですが知識不足がありました。充電池の種類や選び方、安全な使い方など調べて学ぶいい機会になったのでまた別の機会にシェアします。
②腸脛靭帯(再)爆発
今回の100マイルのランニングにおいて一番の敵になったのは自分の脚の痛み、腸脛靭帯の痛みとの戦いでした。4周目にはとうとう痛みに耐えきれず声をあげて立ち止まってしまい、痛み止めも飲みました。どうしても完走したくてやったことなので後悔はなくても、この一点だけが素直に喜べない。次回の宿題に持ち越しです。
③ジョグペースの管理
今回走ったWTK100は賀茂川沿いの河川敷がコースの半分を占めているのでここのペース管理が肝だと思っていたんですがいやーー難しかったです。走らないと間に合わないのは分かっているのでゆっくりとでも走るんですがだんだんゆっくりになってしまう。身体の使い方がまだ下手なのか、それとも下手なのはアタマのねじの外し方なのか。
実は来年5月にWTK100と同じようなコースレイアウトの100マイルを走る予定があります。そちらの制限時間は27時間なのでWTK100との差3時間を160kmかけて捻出しようとすると1kmあたり67秒速く走らないといけないということに......ひええ
とにかくずっとカツカツだった
実際のランニングの話を。
今回、6周ループの特徴を捉えて2周ずつの目標時間を設定しました。普段のわたしだったらもっときっちりびっちりやるんですが、今回は「適当とテキトーのバランス」に拘ってみたくて。具体的にセットしたスケジュールは
スタート 0h0m 8時
2周終了 9h0m 17時
4周終了 19h00m 27時(am3時)
6周終了 30h00m 14時
こんなところです。2周目終了時点で夜パートの準備をして、5周目で朝を迎えることになる。それがイメージできたのでトランジットでの着替えでモタモタすることはないだろうと思っていたんですが......いつも通りもたもたしたところをしっかり撮られてたw
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165359871/picture_pc_dba1ad8ca018c49ad4863a3b0727ed10.png?width=1200)
そしてリザルトはおおよそこのように。
1周目 4h10m(12時)
2周目 9h05m(17時) 計画より5分遅れ
3周目 14h15m(22時)
4周目 19h45m(4時前) 計画より45分遅れ
5周目 25h00m(9時)
6周目 29h53m(14時) 計画の7分前(!!!)
2周目まですんなりいったものの3,4周目の夜間ゆえのペースダウンが顕著に。しかもエイドでのおもてなしがあたたくて有難く、3周目終了後は時間が無いのについ20分も長居。固形物があるか尋ねると「汁物とおにぎりを用意してある」とのことだったので期待してエイドインするとなぜか王将の餃子を買ってきてくれている。そんなん食べるやん。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165359972/picture_pc_6428532f6bf6ae142cd3b8e13563fd40.png?width=1200)
4周目では山中で腸脛靭帯が爆発してしまいーーというか1周目からしっかり痛かったわけですけどもーー脚上げが辛くなって座りこんでマッサージを受ける始末。中尾さんが臀部と大腿筋膜張筋を同時にほぐす神スキルをお持ちで助かりました。でもあまりの痛さに泣いた大文字山の火床をわたし忘れない。
5時間半かかった4週目の後、5周目は5時間15分、6週目は4時間50分とペースアップ。脚が回復したということはなく、これもまた中尾さんのペースメイクによるもの。6周目なんてもう生まれて初めて見たものを親と思うひな鳥の距離感くっついて走ってました。
中尾さんだけでなくたくさんの仲間に支えられて完走できたことは次の段落で。
ずっと仲間がいてくれた
完走出来たいちばんのポイントはここに尽きます。
前段で触れた中尾さんは参加者7人のうち1人でありながらWTK100のスタッフとしてマーシャルの役目を帯びているとのこと。過去にもこのWTKを完走したことがあり、このひとについていけば間違いないと安心感が抜群でした。3周目だったかな、前を行く選手に追いつきざまに「JR九州でーす」って言ってたのアレ最高でした。あと、明け方に「髪を染めたことがありますか?」と話題を振ってくれたの、あれ眠気覚ましだったのか寝ぼけてたのか、どっちですか?笑
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165360112/picture_pc_76e9e787b215e3aa6bff2b7a26879891.png?width=1200)
もう一人あげないといけないのは、わたしをWTK100に導いてくれた山村くん。応援で2〜3周程度と言いながらとうとう6周160kmぜんぶ一緒に走ってくれました。というかわたしが途中離脱ダメ絶対とゴネ続けたからですけども。最後の最後に完走者インタビューとしてわたしの肩を抱き『俺が育てました!』と吹かしてくれましたが許します。全部許します。ありがとう。四条烏丸のすき焼き屋さん来年もう1回行きたいねw
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165360165/picture_pc_b042a8c78b96464f827ca2128b34bcad.png?width=1200)
2周目を走ってる最中に大文字山で待ち構えててくれた京都のげんやくん、そしてまさか、用事のついでに応援に駆けつけてくれた佐賀の清原パイセン(本当に高校の先輩なんです)。銀閣のとこでニヤニヤしてたパイセンの顔はしばらく忘れられない......
3周目の南禅寺前、寒い時間なのに奥さんを待たせてまでわたしを待っててくれてジェルを差し入れしてくれたかずきさんは信越五岳のボラで佐藤班として同じグループになった仲間。「インスタ見ててこの辺にいればいいかなと思って」って追跡能力高すぎでしょ!
そして、米子から真夜中の時間に京都まで運転してきてくれて5~6周目とボロボロになっていた時間を一緒に走ってくれてゴールテープを一緒にきってくれたけんちゃん。コース上で「もしかしてWTKですか?きんぴらさんですか?」と声を掛けて下さるグループもありました。奇跡か。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165360248/picture_pc_6218617040ceef84ad20439f3c706c36.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165360628/picture_pc_785aaeafd2f0c0f1c50d45cc52afec55.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165360619/picture_pc_f713746fed40ac98ac2ee1417308d1e2.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165360862/picture_pc_72287b415665e74f1955eb650b18537f.png?width=1200)
わたしってどうしてこんなに人に恵まれてるんでしょうか。ここ京都よ?って何回も思った。本当にありがとうございました。何が嬉しいかって、こうやって集まってくれた仲間同士がはじめましてなのにみんな仲良さそうに喋ってる光景です。お陰様で泣きたいのに泣けずこっそり鼻を啜ってごまかすのが大変でしたw
ゴールしてからのこと
WTK100をどうにか完走することができました。時間がカツカツだったので、IBUKIを見守るスタッフさんや応援の皆さんをひりひりさせていたそうです。レースディレクターのSATORUさんからは、ずっと明るく笑顔で大会自体を盛り上げ、そして自身を鼓舞するような姿に~~と熱い言葉をいただきました。いやもう恐縮です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165360718/picture_pc_1c8a73cd1198f119c2c7338822f6477d.png?width=1200)
実際、焦りも痛みもあったけどずっと楽しかった。九州で仲間に囲まれて草イベント走ってるのと全然変わらんかった。わたしという人間がいっちばん力を出せる環境やったと思う。それってどうしてか考えたら、全部、京都の皆さんと応援に来てくれた仲間とがお膳立てしてくれたものやったなと気付いて。この場所だけじゃなくて今日に至るまでこのわたしのエンジョイマインドを育ててくれた九州の仲間たちにも、完走させてもらったんやなと理解して。ありがとうじゃ足りんけどありがとうしか出てこんくなってめちゃくちゃ泣きました。
ゼッケンをつけて一緒に走った仲間たちの話をぜんぜん書けませんでした。土曜日の早い時間帯にIBUKI STATIONさんが取材に来ててランナーを取り上げておられたのでリンク貼っておきます。単独走やのに強さを見せてくれたいといさん、わたしのゴールを見届けて目を真っ赤にしててくれたにしおさん。完走はできんかったけど、せやくん、くつまさん(お名前に間違いがありました失礼いたしました)、あたりさん。バラけてしまってからはほとんど交流できんかったけど、河川敷ですれ違うたびにハイタッチして気持ちは繋がってたと思うので。同じWTKを走った仲間ですこれからも。
“恩返し、恩繋ぎ”のランニングイベントということですから、受けた恩は次の人に渡していくのが良いかと。「京都で100マイル走ってみません?」と、誰かの肩をぽんと叩こうと思います。
京都はいいぞ~WTK100最高だぞ~