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接触を減らすためにやったこと、接触を減らしてからやったこと
接触の8割減を実行するために自分がやったこと、接触を減らしてからやりはじめたことを書き留めます。
8割という"共通の目標を定めること"と、"目標を実現する施策を考えること"は全く違うということは普段の仕事でもすごく実感するので、少なくとも同じ境遇の人の参考になれば良いなと思って、雑なnoteを残します。
なお「8割おじさん」の記事を前提に、自分がやっていることを公開するだけで、"みんながこれをやるべき"という内容ではありません。
このnoteを読んだ方の「自分はこんな対策してるよ」「こんなことすれば良いかも?」というTips、アドバイスがあればぜひ教えてください。
※このnoteは2020/4/15時点の情報をもとに書いています
でかけない/でかけさせない
基本的には、でかけないようにしています。これによって接触を半分以上は減らせました。
仕事では、営業やセミナーをできるだけオンライン化して、私生活でもジムに通っているのですが早めにお休みしました。
子供の接触も8割減らすには、登園をやめるしかありません。
保育園や、習い事も自粛要請が出る少し前からお休みしはじめました。一方、少しでも子供がYoutube中毒から逃れられるよう、オンラインでできる英会話の体験レッスンをはじめました。
自分の考え/状況を伝える
リモート/オンラインがベースになると、お互いの状況が見えなくなります。そのために、状況や考えがいままでよりも伝わるように工夫しています。
◆「慣れないオンラインですが...」と前置きする
社外はまだしも、特に社外の方とオンラインのみでコミュニケーションを取るのはスムーズではありません。
オンライン商談では「慣れないオンラインですが...」と正直に伝えたり、webセミナーでは「場合によっては子供が入ってくる可能性がありますが、ご了承ください」と前置きをしたり、先に懸念点をお伝えするようにしています。
ご迷惑をおかけする可能性は申し訳なく思いつつも、相手の方も慣れていなくてうまくやり取りできないときにも声をあげやすくなりますし、顔の見えないWebセミナーでも参加者の方がコメントでヘルプしてくれることで場の雰囲気が柔らかくなることも増えました。
◆Slackのプロフィールで自分の状況がわかるようにする
社内のコミュニケーションはSlackがベースになっているのですが、Slackのプロフィール名に今日の状況やステータスを表示しています。
Webセミナーの講師をしている日のプロフィール
リモート化前でも、自分が休みのときにプロフィールで表示をやっていたのですが、リモート化してからは毎日更新して他部署でもだいたいの自分の状況がわかるようにしています。
◆ダメなときは言う
うちは夫婦ともにリモートで、子供2人が常にいる状態です。特に下の子が機嫌を損ねたときには、作業も会議もきちんとこなすことさえできなくなります。
そういうときは「いま子供が泣き叫んでいるので、すみません...」と正直に言うようにしています。幸い社内メンバーも経営層も理解があるので「全然いいよー」と言ってくれます。
Slackプロフィールと組み合わせるとこんな感じです。
プロフィールに正直な状況を書いた例
でかけないデメリットへの対策
でかけないことで迷惑をかけたり、デメリットが生まれることがあります。その対策もいくつか書きます。
◆あえてカジュアルなコミュニケーションをする
Zoom飲みが流行ってますが、夜はなかなか予定を開けられないので、Zoomランチをやってみました。カジュアルに話をする目的だったのですが、結果的に他の部署の仕事の様子とか聞けて良い時間になります。
Zoomランチの様子。右上が自分
◆巻き込んでしまう人むけの案内を作る
弊社では社外との打ち合わせにZoomやGoogle Meet等を使っています。特にZoomは相手方がはじめて使うことがあるので、使い方を用意して事前に伝えるようにしています。
ツール選定はこちら側の事情なので、できるだけ相手の負担が少ないようにしています。この案内を送って喜んでくれる方もいます。
◆ストレッチしながら作業をする
もともと運動はそれほどしないのですが、どちらかというと同じ姿勢が続くことで、身体に不調が出たりするので、ストレッチを意識的にしています。
「ストレッチをスキマ時間にしよう」とすると忘れてしまうので、「ストレッチしながら作業をする」ようにしています。
首の痛みが出たときに、この本を買って首のストレッチをしながら仕事をするようにしたり、
ソファーに座っているときは、臀部のストレッチをしたりしています。
Web会議もストレッチをしながら行うので、よく揺れていると言われます。
でかけるまえに
精神衛生上の問題も含め、外出をせざるを得ないことがあります。その場合も、いくつか気にしていることがあります。
◆でかけないで済む方法/まとめて済ませる方法を考える
やはり出かけないことが一番なので、あえて「出かけないで済む方法があるか?」ともう一度考えてみます。
昨日は、歌いたい気持ちが出ても、カラオケアプリを使って発散しました。
我慢するよりも、自宅で出来る方法を見つけられると、ストレスもたまらないので良いです。
◆ピークを避ける
その上で、電車に乗るときは時差出勤するほか、出かける先についてGoogleで検索してリアルタイムの混雑状況を調べます。
たとえば、「文庫の森公園」で検索すると、以下のとおり混雑状況が出てきます。
混んでいることがわかると、「いま出るべきではない」という判断ができます。この公園では、意外と同じ考えの人が多かったのか、普段より混んでいいることが分かりました。
飲食店の名前で検索しても混雑状況がわかる場合があるので、テイクアウトをお願いする場合でも事前に調べておくと良いでしょう。
◆買い物は子供を連れて行かない
「子供と散歩をするついでに買い物も」と思ったりしますが、身の回りで一番多くの人と接する、もしくは人が集まる場所はコンビニやスーパーです。
出典:「人と人との接触8割減らす」どうすれば? たとえば「ランチ、買い物1人で」 - 毎日新聞
なので、幼い子供にも説明して、買い物は一人だけで行くようにしています。
でかけているときは
でかけているときは、できるだけウイルスを付着させたり、家に持ち帰ってしまう可能性を減らすようにしています。
◆距離を取る
外で人と出会うときはできるだけ距離を取ります。列に並ぶときも距離を開けています。
◆エレベータのボタンはスマホで押す
多くの人が指で触るエレベータのボタンやドアのノブには、直接触らないようにしています。潔癖俳優のつもりでやっています。
またエレベーターのボタンは、スマホで押す。自動ドアのボタンも、スマホまたは肩で押すという。
「温泉には他人の体液が滲み出てる」本郷奏多の潔癖生活にドン引き!アサジョ
◆外で飲食しない
配慮をしても、無意識で手になにか付着させている可能性もあるので、外でいるときは、口になにか入れる行為を避けています。
ここまでお読みになってイメージの湧いている方は、「外出先で」「手を口元に」持ってこないとできない行為を思い浮かべるだけで身の毛もよだつはずです。その行為とはなんでしょうか。「食べる・飲む」です。
(中略)
外出先で飲食しなくて済むのが一番です。
コロナ感染から身を守る方法:2020年4月7日火曜日
◆テイクアウトでお酒を買う
UberEatsの利用も増えましたが、よく行っていた飲食店でのテイクアウトも利用するようになりました。
その際、お酒も一緒に買うと喜ばれたので、応援する気持ちで試してみるのもおすすめです。
飲食店でテイクアウトするときに、ついでにワインも買って帰ったら、たいそう喜ばれた。
— TK(kimoto) (@TKimotoshi) April 4, 2020
帰ってきたら
◆「おねがい亀さん」で手を洗う
「Happy Birthdayを2回歌う」という話は有名ですが、手の洗い方がセットじゃないのと、いま何回か歌ったか忘れるので、「おねがい亀さん」で洗うようにしています。
以下は子供によるお手本です。
◆服を脱ぐ
家に帰ったらすぐに服を脱いで、洗濯かごに入れるようにしています。
良くなったことを見つける
リモート&家族とずっといる状況になって、いままでより窮屈なことや、上手く行かないことは多いです。一方で、リモート化により良くなったことにも着目するようにしています。
私の場合は、以下のような良いことがありました。
◆webセミナー/イベントで新しい人と出会えた
3月からWebセミナーに3,4回登壇することになったのですが、首都圏で小規模セミナーを開催するときには出会いにくい方にお話する機会ができました。
また、運営しているコミュニティイベントでも、地域を超えた交流をしやすくなりました。
コミュニティイベントでの一面
◆会議室では出来ないことができるようになった
少し前に、社内で20名以上が参加するプロダクトアップデート報告に参加したのですが、今まで見たこともないような部署横断のやり取りが生まれていて、オンラインだからこその良さを感じられました。
もし会議室でやっていたら、20人以上が会議室に入るのも難しいでしょうし、参加度もまばらになっていたと思います。Zoomでの実施だからこそ、東京からタイのメンバーまで、同じ熱量でプロダクトの最新情報について情報交換する時間にできました。
運営メンバーも「今後リモート解除しても、この会はオンラインで引き続きやろう」と言っていました。
◆インターネットの素敵な部分もを楽しめた
SNSを見ると、どうしても息が苦しくなるような情報が多いですが、クリエイティブなアイデアや面白い取り組みも見つけられます。
こういう素敵アイデアを見つけて、楽しむのも良いと思います。
そう言えば、一昨日ゴミ捨てに行ったら
— S氏 (@KanameShiga) April 5, 2020
近所のお婆さんが日傘をもって歩いていて
日傘をさしていると人と自然と一定の距離感が出来るから安心と言っていて
目からウロコが落ちた
コレがお婆ちゃんの知恵袋か!!#ソーシャルディスタンス#日傘
この塗り絵は印刷して、子どもも夢中になってました。
昨夜塗り絵を作った。隠れている動物を自分で探す塗り絵。答えが決まっていない。いずれかの動物を描くと他の動物が消える塗り絵。表現というのは時に取捨選択した方がいい時もある。そんな塗り絵。ダウンロードして出力してください。A4か、A3サイズでもいいかも。 pic.twitter.com/jyOmekaMce
— 井出武尊 Takeru IDE (@takeruide) April 2, 2020
全然リモートと関係ないですが、こういうのも最高です。
今まで使っていた電子レンジの音が変になったので新しく買い替えたのですが、驚愕の事実が判明しました pic.twitter.com/JvhCkFVpO4
— ARuFa (@ARuFa_FARu) March 28, 2020
今まで使っていた電子レンジの音が変になったので新しく買い替えたのですが、驚愕の事実が判明しました pic.twitter.com/JvhCkFVpO4
— ARuFa (@ARuFa_FARu) March 28, 2020
◆子供のハプニングを笑えた
幼い子供がずっと家にいると、まず思った通りの行動はしてくれません。むしろほぼ毎日、不慮の事故を起こします。
でも、それをコントのネタだと思ってみると、意外と楽しめてます。
3歳児が、
— TK(kimoto) (@TKimotoshi) April 7, 2020
「せかいの平和をまもるため!」
って言いながら、
勢いよくパンツをおろしてた…。
いきなり水着を着てきたり、
なんでうちの3歳児は水着を着ているのでしょうか...。毎日ファンキーすぎるわ。 pic.twitter.com/NahI71NGi7
— TK(kimoto) (@TKimotoshi) April 7, 2020
メガネのレンズが外されていても、"子供からネタを提供していただいた"と思えば、むしろ感謝の気持ちが出てきます。
朝起きてメガネかけた時、見え方がおかしかった。
— TK(kimoto) (@TKimotoshi) April 7, 2020
「コンタクトつけたままだったかな?」と思って、目を触ってみると、コンタクトレンズはついていないようだ。
右目と左目それぞれ確かめると、左だけが見えない。
「おかしいぞ?」と思いメガネを確かめると、左レンズだけが無い…。
3歳児め…。
毎日ハプニングをありがとう。
おかげさまで、いつも休憩時間に休まりません。
こういうカジュアルなことでも共有できたらいいな
ダラダラと書きましたが、いま「共働きを書く理由」という記事を書いたときと似た状況になっていると感じます。
・子育ては、知る/買うだけで大きく改善できることが多い
・有名人の子育てノウハウは凄いけど参考にしにくい
・共働き会社員は忙しすぎてノウハウは発信されにくい
・「教えたい」というより、noteきっかけで「教え合いが生まれてほしい」
・発信して気づいたメリットも多いので、他の人の発信も増えるといいな
インフルエンサーでもない自分が、戦略なく育児×共働き記事を書く理由|tk(Toshimitsu Kimoto)|note
日々変わる状況の中で、賢い人達が政策の是非を議論していたり、非現実に思える状況を避難していたり、有名人だからこそできることに注目が集まったり...。
私としても、いろんなニュースを思うことは色々あります。
...が、もっとカジュアルに、身近な人達の間だけでもよいから、「今こんなことしているよ」「こういう取り組みしたら便利かも?」というやり取りが生まれて良いと思います。
と考えて、スキマ時間に自分のやっていることだけでもnoteにまとめてみました。
皆が文章にまとめるのはいちいち大変なので、このnoteを踏み台にするなどして、みなさんががやっている生活の知恵・取り組みを、周りの方とシェアするきっかけになれば幸いです。
「こういうことすると楽だよ」「こんなことしたほうが良いかも?」等の私へのアドバイスも大歓迎です。
まとまりがないですが、また子供が怪しい動きをしはじめたので、この辺で。