はっとりさちえさんの”ばっちこい”。「暮らしの中のアートで心が落ち着く」。
この絵のタイトルは”ばっちこい”。
「準備はいいぞ! さあ来い!」みたいな意味らしいです。
3人の幼い女の子がそれぞれグローブを構えてボールを待っています。真剣な後姿がなんとも勇ましいけど、スカートの下からオムツが覗いている。
”ばっちこい”は2年ぐらい前に別府市内のデパートで開催されていた展示即売会で購入した2点のうちの1点です。
はっとりさちえさんは鹿児島県出身の絵本作家だそうです。
どの作品も、子どものちょっとぶすっとした表情が細やかなタッチで描かれていて、微笑ましく色鮮やか。構図とシチュエーションとタイトルもちょっとウィットが効いてて楽しいのです。
昔から絵画を鑑賞するのが好きで、美術館に行くためだけに東京や京都に宿を取って、ひとりで出かけていくのが年に何度かの楽しみでした。
ゴッホとかルノアールとか超有名な絵が展示される時は大変な人出で、一通り見て外に出てくる頃にはへとへと。
コロナの影響で予約制になったのは怪我の功名で美術館巡りの時だけはありがたかった。
一生に一度見られるかどうかという有名な絵画ももちろん魅力だけど、そんなに有名でなくてもいいから、心がホッとしたり、クスッと笑えるような絵画を自分の居場所に飾りたいと思うようになってきました。
そこで「暮らしの中にアートを」というスローガンを提唱して、自宅にも事務所にも好きな絵を飾っています。どんどん増えそうな予感・・・。