いいかげん歯車を動かしたい

今回は消費者行動論とマーケティングリサーチについて。

興味を持ちづらい私の消費行動

私はもともと大抵のことを「ふ~ん」「へ~」とスルーしてしまうタイプです。いまでも“熱狂”といわれてもなかなか自分ごと化できずピンとこないし、もちろん熱狂しているモノ・コトも思いつかないのだけれど、周りには「◯◯がないと生きていけない~」と思うような人も多い。

このような心理における自分の消費を「個人差を生み出す内発的要因郡」に当てはめると、多くの場合は①・②・④で購入していて、③(モチベーションと関与)と⑤(態度)で買うことが少ないことが分かります。

個人差を生み出す内発的要因郡
①人口統計的属性、価値意識、パーソナリティ
②生活資源と情報処理能力(時間や所得)
③モチベーションと関与
④知識(商品やサービス、買い物場所としての店舗に関する知識)
⑤態度(好き・嫌いなどの心理的な構え)
※日経BP「消費者行動の知識」より

③と⑤で消費する数少ないケースがあるとすれば、恐らく「北欧、暮らしの道具店」のものたち。

スタッフさんと描かれるストーリー、世界観が好きで(楽天とか他のECで売っている場合でも)毎日ホームボタンからメディアに訪れ、読み物を眺めてはたまに日用品を購入しています。

あとは、例によってInstagramに消費行動や内発的動機はかなり刺激されていますよね。キャンプや登山が趣味になってから、Instagramで見つけて購入した商品はものもあるし、好きなブランドを見つけたし、先日は洋服も買ってみました。あれ、意外と③と⑤で買ってるな?

止まっている歯車を動かすには

とはいえ大体「ふ~ん」「へ~」で生きてしまっていて、それはもはや自動運転でもなく何も考えていない=停止状態。

常に市場は変化しているが、その背後には必ず消費者の変化がある。そして、市場の変化に適切に対応してくためには、消費者のニーズや行動の変化を見極めることが重要なのである。~
われわれの日々の生活は、さまざまな製品やサービスを購入し、消費(使用)し、処分することで成り立っている。ここで、改めて、このような生活を創造し維持するために消費者が行う行動を総称して「消費者行動」と呼ぼう。
※「消費者行動論 マーケティングとブランド構築への応用」より

入社してから数年は手帳を持ち歩き、少しでも感情が振れたときに細かくメモしていたことを思い出し、改めて自己理解するためにもその癖を取り戻したいと思います。もし体系立ててメモしていくなら「5W1H」などがいいのだろうか……?

広告に気づいたとき、商品を選んだとき、私は「何を見て」「何に惹かれたのか」を書き留める。そして、何よりとにかくたくさん行く。見る。買う。捨てる。感謝する。

自分が動かないと歯車は動かないし、消費者行動も理解・腹落ちできない。ですよね。ということで明日から九州に行ってきまーす!