ショッピングの科学という字面が結構すきです
「ショッピングの科学」。人の感情や関心、思惑が入り混じったうえ体系化された知見が「科学」という言葉にまとめられている感じが好きです。
今回はインストア・マーチャンダイジング(ISM/イズム)について。
ISMは、人口減少や高齢化、業態間での競争激化、ネット流通の拡大にともない重視されていて「①小売店頭で、②市場の要求に合致した商品および商品構成を、③最も効果的で効率的な方法によって消費者に提示することにより、④資本と労働の生産性を拡大しようとする活動」を意味しています。
商品全体の8割が非計画購買されることから、店内でショッパーに対して働きかけ、購買を促そうとするISMがいかに重要かが分かります。
休日も「(何か必要なものあった気がするしスーパーに)とりあえず行くか」というフシがあるので、来店頻度が高く低価格な商品が多数あることから“行けば心が満たされる”と頭が認識していることが、時代とともに消費が変わっても非計画購買が高い理由みたいです。
購買の計画性と購買率によって分けられた4つのカテゴリーやレイアウト、客導線のパターンなどは既に確立しているのも興味深い点でした。たしかにスーパーであればどの店舗に行っても一緒だなと。ちなみに客導線でいうと、私はたいてい「主通路+定番ゴンドラ派」。
そして、仕事に関連がありそうなインストア・プロモーションは、小売店・メーカー卸売業で目的がそれぞれ異なります。
■小売店
・客単価の向上
・ストアロイヤルティの形成
・店舗利用世帯の増加
■メーカー・卸売業
・ブランドスイッチの獲得
・新商品の認知向上、トライアル促進(新規購買の促進)
・新規顧客の獲得
・購買頻度の増加(リピートの促進)
店舗に訪れると携帯に通知してくれたりするチラシやクーポン、商品を紹介するPOPや実演コーナーなど、小さいころから何気なく見て体験してきたけれど、それぞれ上記への効果を狙ったものだと改めて思うと、いろんな思惑・策略にまんまと望んでハマっている感がもはや心地いいな~なんて。
小学生のとき実演コーナー大好きだったな~たくさん試食してたな。最近は実演コーナーに寄ると買わないのが申し訳なくて避けてしまう。カルディで渡される甘いコーヒーくらいが丁度いいな。
ちなみに、POPの色も奥深いんですね。
それでは、突然ですが好きなスーパーの紹介コーナーにうつります~~。
長野にキャンプに行くときは必ず訪れるスーパー、ツルヤ。オリジナルのドライフルーツが美味しくて、なにより種類が豊富。デリカコーナーのパンもちゃんと美味しかったし、パン屋を思わせるような香りとディスプレイが良い。
続いては、泣く子も黙るオオゼキ。クミさんも書いていますが、本当に最高らしい。これだけ好きな気持ちにさせるUGCすごいてきな。行ったことないけれど。
他にもたくさんあるんだけれど、眠くて眠くて全然思い出せない~~。突然の終焉~~~。