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私がLive配信をする理由

今、私は「FacebookとYouTubeで同時中継のライブ配信をやっています。

コロナで急速なオンライン化が進み、オンラインライブがめっちゃ増えたのでいかにも時流に乗ってる感があるのですが(笑)、はい、時流に乗ってみました。。。

しかし単に時流に乗っただけではなく、私が今まで悩んでいたことが一気に払拭できたような気がしているので、今日はそのことについて書いてみようと思います。

【着物人としての二極の悩み】
「ホンモノの価値」」というタイトルの記事でも書いたのですが、今の時代あらゆることが二極化しています。
経済格差も広がり、情報格差も広がり、持てる者と持たざる者との隔たりが今後もっと大きくなっていく・・・そんな予兆があります。

着物に関しては、少なくとも10年前まではそうでもなかったのですが、5,6年前あたりからジワジワと今までの購買層が変わってきたように感じます。

「私が着物の先生になったワケ③と④」にも書きましたが、呉服業界というのは元々非常に特殊な商売でした。

着物は「あつらえる」ものであり、反物から仕立てるものです。

そのためなのかどうかはわかりませんが、大量生産の時代になってからも、洋服のようにぶら下がりで売られて買っていくという形態とは趣が異なったのです。

そして、昭和40年代(高度経済成長期後半)をピークに、着物の需要はどんどん下がっていきました。

そしてそのあたりから、「私が着物の先生になったワケ④」に書いたように、着付け教室がターゲットになっていったわけですが、多分それもあって
「これが正しい」
というような概念が広まっていったような気がします。

今やっている「きもの展」を見ていても、着るものというのは文化で、時代と共に移り変わっていくものなのですが、着物がどんどん日常からかけ離れていくにしたがって、「わからない」人が増えてきたために、「これが正しい」といった指標というものができていったのかもしれません。

ただそこには良い面もあって、「ホンモノの価値」を伝える場であったことは事実です。

【リサイクル着物とネットの発達】

インターネットの普及は、一気に一般の人に安く着物を手に入れる機会をもたらしました。リサイクル着物もたくさん売られているため、500円とかで着物を買えたり(驚)、かなりリーズナブルに一式揃えて着物生活を楽しむことができるようになっていっています💕。

着物の敷居を下げてくれたことに関しては、本当に喜ばしいことなのですが、その一方「ホンモノの価値」を伝えることができなくなっていく危惧もありました。

【やっと本題】

ようやく本題ですが、私がライブ配信をやる理由は、このどちらも伝えることができるメディアとして非常に良いと感じていることです。ライブ配信は基本私が話すことはなく、ゲストさんにいろいろお聞きするスタイルをとっているため、ホンモノの価値を伝えてくれるゲストさんも、手軽に着物を着て楽しむことを伝えてくれるゲストさんも、どちらも呼べるのです。

今までず~~~っと悩んできた相反することが、ようやく融合できた喜びは、とても言い表せません。

そして、これからもっと違う面から「着物」を発信していく可能性も見えてきたので、思いついたことをどんどんやっていこうと思っています!

どうぞ応援、よろしくお願いいたします。

着物セラピー☆チャンネル
7月29日(水)のゲストは
着物の診療所~小林薫さんです。
着物と仕立ての関係は切っても切れない関係ですので、いろいろ質問してくださいね。

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「動画×オンライン着付け教室」では、定額制でレッスン受け放題、アドバイス受け放題ですので、すでに着物を着られる方でもご満足いただけると思います。一人一人のお悩みに合わせたレッスンをします。

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