【オーダー制作日記】使う用途が決まっているリメイクは幸せ
リピーターのお客様へ、浴衣をリメイクしてあずま袋を作りました。
▼今回作ったあずま袋について
あずま袋とは、風呂敷の袋版 のようなものです。
いつも作っているあずま袋のサイズは2種類
今回は、この中間のサイズをお作りしました。
お仕事の制服を入れたいとのことで、入れるお洋服の量(畳んだ時のサイズ)を聞いて、「じゃあこの中間で作りましょう!」ということになったのです。
実寸(用尺)は…
まさに中間(笑)
今回、この中にお仕事着が入る予定です。
▼用途を教えてもらえるリメイク
用途から逆算してお作りできることは、
とっても幸せなリメイクなのです。
送り出すリメイク品が
幸せになるだろうなと想像できるので。
リメイクオーダーをすることって
お客様にとって手間がかかります。
着ない浴衣なら、
いっそ処分する方が時間はかかりません。
それでも時間とお金を払って
やりとりを何度かして
リメイクを注文してくださるお客様たち。
当然私は心を込めて丁寧に作るし
リメイクオーダーそのものも
楽しい思い出として残る様なやりとりを心がけています。
でもやりとりって、
つまり、私がこの着物に関われるのは
長くて2ヶ月くらいのこと。
お客様の元へ帰って行ったリメイク品は
それ以降、お客様と一緒なのです。
捨てられず日の目を浴びた浴衣が
形を変えて帰ってきて
その後もまたしまわれてしまったら
やっぱり可哀想。
こう使いたいっていう用途があれば
使ってもらえる可能性が高くなって
お客様の満足度も上がっていくわけで。
回り回って私も嬉しい。
そんなことで
このために使いたいっていうご希望があれば
オーダーの時に教えてください。
お待ちしています。
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