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note53日目 鹿肉解体デー〜命の循環〜

鹿肉って食べたことありますか?

北海道に来る前にも、山梨辺りの温泉旅館や、奥多摩の鹿肉など、食べたことはありました。

北海道・阿寒湖に来てからは、エゾシカはとても身近な野生動物です。

外で見かける回数は、日によっては野良猫より多いくらい。

あんな大きな動物が、家の前にいたりするんですよ!
しかもファミリーで!

東京だったら、ニュースになりそうじゃないですか?

車の運転をするときは、雪道や凍った道路と同じか、それ以上に鹿に注意が必要です。

「シカに気をつけて」
というのが、挨拶になるくらい、シカが道路に現れたり、飛び出してきたりします。

そんなエゾシカは、食料としても身近なんです。

鹿肉丼やオハウ(アイヌ料理の汁物)、鹿肉ローストなどが、阿寒湖のお店では食べられます。

そして、阿寒湖に来てから、初めて体験したこと。


それは、鹿肉の塊を切り分ける作業!

仕事の先輩でもあり、阿寒湖に引っ越してきた初日から世話になりっぱなしの方のお宅で、毎年手伝わせていただいています。



肉の画像が出てきます。

苦手な方は、前のページにお戻りいただくなどして、目に入らないようご注意ください。




あばら部分と撃たれた跡。


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こんな風に豪快に焼いてみたり。

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モモとロースかな。

画像3


ちゃんとしたやり方を教わったわけではなく、みんなそれぞれ自己流です😅

初めてのときは、とにかく切り分けるしかなかったのが、ここ数年、毎年やっているうちに、筋膜に沿って剥がすコツがなんとなくわかってきました。


キレイな形に取れたモモ。シンタマかな。


画像4

間違いなくおいしいところ。


一昨日と昨日で、1.5頭分。

大変だけど、肉は命をいただいてるんだなと実感できる貴重な作業です。

獲れたらみんなで分けて食べるし、獲れなかったら食べられないのが当たり前。

殺生しないのが優しさではない。

自然の中で生きるには、命の循環が必要だし、だからこそ、無駄にできないという気持ちになります。

自分も誰かに食べられて、その生物の命が繋がるなら文句言えないなぁと思ったりもします。

あ、もちろん、阿寒湖の人全員が鹿肉を捌いているわけではありません😅

私も普段はカットされた肉類を買っていますし。

ただ、年に数回でも、命をいただくということを考える時間をもらえていることが、ありがたいです。


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kimononoki Betty
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