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note35日目 モスリンってなんぞや?
「モスリン」略して「モス」
初めて聞いたのは、確か着付け教室の先生が
「モスの腰紐は滑らなくて使いやすい」
とおっしゃったときだったと思います。
モス???
綿、麻、絹、ウールなどの素材は知っていても「正絹」「モスリン」「新モス」「スフ」など、着物関連の素材名は全く聞いたことがなく、新しいものを知るたびに「なにそれ?」と調べまくっていました。
モスリンはウールだけど、新モスは綿と言われても「??」ですよね
由来を調べて、やっと意味がわかりましたけど。
モス腰紐は素材がウールなだけあって、虫の被害に遭いやすいです。
着付けの仕事のときに、お客様がお持ちになった紐類を伸ばしてみると、ところどころ穴が開いていることがあります。
そういう紐はだいたいモス。
2、3ヶ所の穴くらいなら問題なく使えますが、一度だけ、ミシン目のように穴が並んでいて、力を入れたら切れてしまいそうな腰紐がありましたね〜。
虫にとってはご馳走なんでしょうね。
先日着たモスリンの長襦袢。
とてもあたたかく、柄もかわいいです。
北海道は寒いから、モス襦袢が活躍しそう!と思っていましたが、冬の室内は暑いんです💦
家庭により暖房の使い方に多少の違いはありますが、半袖でちょうどいいくらいの場所も多いので、絹の長襦袢や綿の半襦袢プラス袷の着物だと暑いんです。
モスならなおさらです。
モス襦袢はお散歩のときに活躍してもらいましょう。
着物のお仕立て、お直し、和裁教室をされている 針箱さんのブログにモスリンのことがわかりやすく書いてありましたので、ご紹介させていただきますね。
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