note88日目 衝撃を受けた「人生の意義」
人生に意味はあると思いますか?
突然、なんなんだと思われたらすみません😅
子供の頃、「私ってどこから来たんだろ?」「何のために生まれてきたんだろ?」ってよく考えていたんですよね。
両親がいて、母から生まれたに決まってるんですけど、そういうことではない何かが気になっていた。
でも、いつの間にかそんな疑問も忘れて、周りの価値観の影響をたっぷり受けて大人になります。
いいか悪いか、正しいか間違ってるかという価値観。
「こう生きるべき」
「あんなことはすべきじゃない」
自分だけでなく人のことまで無意識に評価したり、決めつけたり。
世間の評価を得るためには、そこはクリアしなければいけないものだと思う部分と、違和感を感じる部分。どちらもありました。
そんな私が、ものすごーく感銘を受けた考え方をご紹介します。
大好きな島地勝彦さんの乗り移り人生相談から。
島地さんは、柴田錬三郎、開高健、今東光大僧正といった昭和の文豪たちの担当編集者として活躍され、週間プレイボーイを100万部雑誌にした名物編集長だった方です。
上の御三方の人生相談コーナーはとても人気があったそうで、それを近くで見てきた島地さんの「乗り移り人生相談」も大人気。
私も初めて読んだときからすぐにファンになりました。
その島地さんが、ある方のお悩みへの回答で、サマセット・モームの「人間の絆」に出てくる王様と賢者の話をされていたんです。
東方の王様は人生とは何かを知ろうと願い、ある賢者にその答えとなる書を注文する。だが、多忙な王は500巻に及ぶ書を読む時間がないため賢者にその要約を命じた。それが完成したのは20年後。賢者は人生とは何かを50冊に要約した。だが、既に高齢の王には、その50冊を読む時間もなさそうだった。さらに要約を命じられた賢者はたった1冊にまとめた本を20年後に持参した。だが、死の床にあった王はもうその1冊さえ読めない。そこで賢者は王に人生の意義をたった一行にして伝えた。その言葉はこうだ。
人生の意義を一行で言っちゃうの?
めちゃくちゃ気になりますよね??
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「人は、生まれ、苦しみ、そして死ぬ。人生に意味などなく、人は生きることで何らかの目的を達成することはない。生まれようと生まれまいと大した意味はないし、生きようが死を迎えようが意味はない」
えーーーーーーっっ😱
という衝撃の後
なーんだ、そっか、意味なんてないんだー😆
と、なんとも爽快な気分になりました。
意味がないことを嘆くのか、意味がないから好きなことをして楽しむのか、それでも意味はあると信じて動いてみるのか、ご自由にどうぞ〜ってことだと私は解釈しました。
島地さんは「人生は恐ろしい冗談の連続だ」ともおっしゃっています。
今東光大僧正は「人生は暇つぶし」だとも。
これを知ってからの人生はかなりイージーモードになりました。
全てのことに意味はある!と思えばなんでも学びだし、意味はない!偶然だ!と受け流したっていいし、都合のいい方を自分で選択すればいいんですから、ラクですよね😆
私が最初に「人は生まれ、そして死ぬ」というのを知ったのは何年前だったか…。
そのときの人生相談を見つけることができなかったのですが、別の回でも紹介されていたので、興味ある方はご覧ください↓
島地さん、楽しいお話をありがとうございます😊