着る機会を増やすならふだん着物の定番、木綿でしょ、の話
前回はコチラ
今回は木綿着物を扱い始めて6年。子育て着物生活も6年目に突入し木綿着物をめちゃくちゃプッシュしていた頃のブログを再掲いたします
木綿着物が秋から始める着物生活にオススメな理由について熱く(笑)語っておりますので、お時間ありましたらお付き合いくださいませ
↓↓以下着物屋ヨメのゆらり生活日誌(2015.8)から引用
■木綿着物が秋から始める着物生活にオススメな理由■
1、着る機会が多い
この商売をしていると、「着る機会がなくて~」と言って着ない人達を嫌というほど、見ます。
みんな、なんとなく「着れたらいいな~」とは思ってるけど着る機会がない為に着ません
日常生活を二つに分けると「ハレ」と「ケ」の日に分かれますが
木綿は「ケ」の日にこそ着れる衣装です
「ケ」の日が一年に何度あるかはわかりませんが、少なくとも「ハレ」の日よりは多いはず
木綿着物はなんでもない日常の着たい時に、着れます。
※ハレの日=すぺしゃるな日
※ケの日=ふつーの日
2.着崩れにくい
着物の動作に慣れない頃は裾をふんずけたり、衿がぐだぐだになったりしやすいもの
かくいう私も、ポリの着物とか、絹とか着た時は動作に気をつけないとすぐ着崩れる(直せるけど
でも木綿生地は滑りにくさがウリなので、一度着てしまうと着崩れにくい。
それに着る人の身体にすぐ馴染んでくれます。洋服でもそうだけど綿の服って一番日常に近くて肌なじみがいいよね。
多少無茶な動きをしても、袖を引っかけちゃっても綿は丈夫
着物を着慣れていない(というか動作が乱暴な)人ほど、木綿着物で練習するといいよ
3.着物の動作に慣れることが出来る、着物の使い方の知恵がつく
②につづくけど、洋服生活うん十年の私達には「キモノ」で動く経験はすごく大事でこればかりは経験を積むしかありません
綺麗な着物を着ても、袂を醤油でベター
スパゲッティーのソースがうっかり衿元にベチョー
雨の日に着物脱いだら裾に土汚れがベットリ。。。
無いに越したことはないけど、ここぞという時に限ってしてしまう苦い経験
誰もが一度はするものだと思います
でもそんな経験をすると、自然と袖先を帯にはさんだり、水屋クリップを使ったり、
手ぬぐいを帯にはさんだり、雨コートの下の着物の裾を上げて畳んでおいたり。。。という知恵がつきます
4.まとめ
着物を着る
↓
着た後畳まなきゃいけないので、着物を畳む事と汚れを見つける事が上手になります
↓さ
↓ら
↓に
簡単なほつれ直しやシミ抜きを否応なしに出来るようになる(←メンテナンスにお金をかけたくない人限定)
木綿着物は着れば着るほど着物の扱いが上手になるアイテムです
以上、とりあえず3点あげてみたけど
木綿着物って「着物が着たいけどどっから入ったらいいかわからない」
「お仕立てしたことない」「洋服の人といて悪目立ちしない着物が欲しい」という人にオススメのアイテムなんですよね
浴衣を着て「キモノ」っていいな♪
まだまだ9月、10月も着たいなーと思ったアナタ
キモノの入り口の一つとして、ぜひ「木綿着物」にも注目してみて下さいね
↑↑以上 着物屋ヨメのゆらり生活日誌(2015・8より引用)
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暑苦しく語っております木綿着物
もちろん今も大好きで、ふだん着物に興味のあるお客様によくオススメしています
子育て期は授乳したり、家事したり、スーパーに行く時も着ていたりと
生活活感溢れる着方をしていましたが
今は、子供が中高生になってひと段落したので、木綿着物も半幅帯から名古屋帯も選ぶようになり、小物を足してちょっとした街着に、展示会や観劇に着ていくことも増えてきました。
昔は着物での生活にあこがれる方が
本当に日常に着る着物として使われることが多かったですが、
平成、令和に入り洒落着として装えるデザインや今に合わせた新しい産地木綿も出たりして、現在では「ふだん着物」に必要不可欠なアイテムの一つになった気がします
永藤では
日本の産地で織られた反物を着付けやすいサイズにお仕立てして着てもらうことで、より着物に親しんでもらえるユーザーが増えるんじゃないか?と思っています
ふだん着物に親しむことで日本の染織技術の凄さや、繊細な感性に気づけたり
綿だけじゃなく、麻や絹、様々な素材の着物の取り扱い方にも慣れていけるんじゃないかな?
木綿をよく着ると、絹の着物の良さもよくわかるようになりますし、
逆にシルクが好きで絹の着物を着る方も、木綿着物に触れると、また違う良さに出会えて着る幅が広がりますよ~
最後に宣伝!(笑)↓
ネットショップでは永藤のふだん着物のオススメ品を紹介しています
今回は長文でしたが
ここまで読んでくださった方ありがとうございました!
木綿着物、頭の隅においておいてくださいね♫
次回、ふだん着物といえば避けては通れないのがほころび…
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