子育てで諦めたこと。それは凝った料理。でも、その代わりに得た楽しみ
子育てをしていると、どうしても「これは諦めなきゃ」と思う瞬間があります。私にとって、それは凝った料理を作ることでした。
以前は、特別なレシピを試してみたり、手の込んだ料理を作ることにワクワクしていたけれど、子どもが生まれてからは、そんな時間も余裕もなくなりました。でも、料理そのものを諦めたわけではありません。その代わりに、シンプルで本質的な料理を楽しむようになりました。
子育てで選んだ「料理の新しい基準」
凝った料理を諦めた代わりに、私が大切にしているのは、以下のポイントです。
出汁をちゃんと取る
昆布と鰹節で出汁を取ることは、私の料理の基本になりました。手間はかかりますが、子どもたちにうまみをしっかり感じられる味覚を育てたいと思っています。調味料にこだわる
醤油、みりん、酒はもちろん、塩とオリーブオイルにも「重課金」しています。しっかり作られた調味料は、それだけで料理の味を引き立ててくれるので、凝った料理をしなくても満足感が得られます。野菜をたっぷり使う
サプリメントに頼らず、食材から栄養を摂取することを心がけています。添加物を避け、旬の野菜を使ったシンプルな料理を大切にしています。砂糖を甘酒に置き換えるなど、発酵食品を摂る
砂糖の代わりに甘酒を使う工夫をしています。例えば、レシピの砂糖を甘酒で代用することで、優しい甘さと栄養をプラス。分量の倍量の甘酒でちょうど良い仕上がりになるので、健康を気にしながら甘いものを楽しめます。そのほかにも、味噌や醤油麹など発酵調味料を愛用しています。納豆のタレの代わりに醤油麹を使うものおすすめです。
子育てが教えてくれた「料理の楽しみ方」
凝った料理を作らなくなったことで、気づいたことがあります。それは、料理の本質的な楽しみが広がったということ。
外食への感動が増えた
自分で料理の手間を知ると、外食で食べる料理に対して「これはすごい手間がかかっている!」と以前より感動するようになりました。食材に詳しくなった
いろんな種類の食材を満遍なく取り入れることで、栄養バランスを整えつつ、新しい食材に触れる機会が増えました。例えば、地元の直売所で珍しい野菜を見つけて試してみることも。料理の喜びを再発見
凝った料理をしなくても、出汁や調味料、食材そのものの良さを活かす料理は楽しい。手間をかけすぎないことで、日々の料理が負担ではなくなりました。
参考になる研究:食材の多様性と健康
研究によると、多様な食材を摂取することは、腸内細菌の多様性を高め、健康に良い影響を与えるとされています(参考:Gut microbiota diversity and human health, Nature Reviews Microbiology, 2017)。特に野菜や果物、発酵食品などをバランスよく摂ることで、消化機能や免疫力の向上に繋がると考えられています。
子どもたちに「いろんな食材を楽しむ習慣」を持ってもらうことは、将来の健康にも繋がるはずです。
子どもたちが寝た後、キッチンで次の日の出汁を取る音が響いています。うっかり野菜を切りすぎて冷蔵庫に入りきらず、野菜室がぎゅうぎゅうになってしまったのを見て、ちょっと笑ってしまいました。
まぁ、こんな感じでも、料理は楽しいんだよなぁ、と思っています^^