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“着付け体験”のイベント出店を計画中

最近、多くの場所で目にするようになった屋外イベント。
各地から素敵なお店が1カ所に集まり、中にはイベントでしか買うことができないお店もあり、たくさんのお客さんでにぎわいます。
私自身もそういったイベントに行くのが好きで、よく家族で出かけます。
こういったイベントに、ふだん着物の楽しさを伝えるためのブース出店を考えるようになりました。

着物は、素材によって風合いや着心地が変わります。
また、色合いや柄付けも豊富にあり、その時の季節や気分に合わせてコーディネートを考える楽しさがあります。
でも、ふだんから着物を着ている人でないと、その楽しさを味わうには少しハードルがありますよね。

しかし、使うアイテムや着方の工夫によって、ふだん着物は意外と簡単に楽しむことができるのです。
イベント会場内で着物が着れて、着物を着たままイベントを楽しめるコンテンツがあると、楽しんでもらえるんじゃないか?と思うようになりました。
そして、着物を着て楽しんでもらうことで、着物が日常でも楽しめるものであることを、もっと多くの人に知ってもらえるかもしれないと考えたのです。

ふだん着物を楽しむイベント出店の経験

1ヶ月ほど前に、ご縁があって屋外のイベントに着付け体験ブースを出店しました。
イベント中、5名のお客さんが着物を着て、イベント会場内をまわって楽しんでくれました。
着物を着た人以外にも、ブースに立ち寄ってくれる方も大勢いて、私が思っている以上に、着物を着る体験は楽しんでもらえて、着物に興味がある人は多いんだな、と感じるきっかけとなりました。

そのイベントの少し前にも、浴衣の着方をレクチャーするという企画を個人でしました。
しかし、その企画の時は定員15名でしたが1名しか参加者が集まらず、自分の力不足を感じました。
イベント出店では多くの人が訪れてくれて、個人の企画では盛り上がりがいまひとつ。
この2つの違いは何だろう?と考えてみました。

着付け体験の「種類」と着物に興味のある「度合い」

1ブースとしてのイベント出店と、個人で企画したものの違いは何か。
”着物を着る”という事柄にフォーカスして考えてみると、2つの項目が浮かびました。

着物を「着せてもらう」か「自分で着る」か

まず1つ目は、着物を誰かに着せてもらうのか、自分で着るのかという違いです。
“着物を着る”という結果としてはどちらも同じですが、過程はかなり異なります。

着せてもらう→着る人は立っておくだけ。お任せで着物が着られる。
自分で着る→着方を教わりながら、自分で頭と手を動かして着る。

どちらが楽かと言われれば、圧倒的に「着せてもらう」方が簡単で楽ちんです。

「着物を着る経験がしたい」か「自分で着られるようになりたい」か

そして2つ目は、着物を着る経験がしたいのか、自分で着られるようになりたいのか。
これは、その人が持っている着物への興味の度合いがどのくらいかによって、かなり違いがありそうです。
つまり、”着物を着る経験がしたい”と思っている人は、自分で着物が着たいとまでは思っていなくて、誰かが着せてくれるだけで満足できる。
そして”自分で着物が着られるようになりたい”と思うようになって初めて、着せてもらうのではなく自分で着物を着る方法を習得したくなる。

着物を着る経験がしたい自分で着られるようになりたいには大きな差がある。
このことに改めて気がつきました。

“着物を着る経験がしたい”と思っている人にとっては、私が個人で企画した”着物の着方をレクチャーする”といったタイプの企画は魅力的には映らず、むしろハードルが高く感じてしまうのも当然です。
“自分で着られるようになりたい”と思うまでには、誰かに着せてもらって楽しい時間をすごした経験があり、より着物に興味が湧いた状態になる必要がありそうです。

着付け体験に+αの楽しみを

“着物が着たい”を細かく分解していくと、まずは”着物を着せてもらって楽しみたい”と思っている人のニーズを満たすことが大切、ということがわかってきました。
そして、ただ着物を着るだけでなく、着物を着た後にも楽しみがあると、より着物を着たいと思う動機づけになります。

そう考えていくと、イベント出店での着付け体験は、着物を着た後の楽しみも自動的に+αでついています。
イベント会場内を着物で散策して、好きなお店を見たり、美味しいものを食べたり、友だちや家族と写真を撮ったりすることができるのです。
これこそ、着物を着る体験をした後にも違う楽しみがあり、着物を日常で楽しんでもらえるコンテンツになりそうです。

イベント出店に向けて準備をしてみる

あれこれ考えていると、着付け体験のブース出店は、多くのお客さんに楽しんでもらえて、着物の魅力を伝えることもできそうです。
イベントやマルシェに出店するためにはどうすればいいのか、まずは調べるところからスタートしていきます。
着物を着てすごすなら春や秋の気候がいい時期が最適ですが、冬でも和洋ミックスでセーターやパーカーの上に着物を着て、足元が靴ならそこまで寒さも問題にならないかもしれません。
夏であれは、夏祭りや花火大会と連動させるのも面白そう!
考え始めると、ワクワクが止まりません。早く出店してみたい。

着付け体験を通して新たな人とつながる

「着物って着るのが大変そう」と思われがちですが、タートルネックの上に着物を羽織って帯をしめれば、和洋ミックスで気軽に着物を着ることができます。

靴もスニーカーやブーツで大丈夫。

イベント出店では、着物や帯は私物をレンタルできるようにして、手ぶらで気軽に着物を着られるサービスにする予定です。
着物を着て過ごす時間は、いつもより少し特別な思い出になります。そんな体験ができるコンテンツにしていこうと思います。

手ぶらで気軽に、ふだん着物を体験してみませんか?
きっとその体験は、あなたにとって大切なものになるはずです。


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