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着付け体験イベントを通して見えた未来への一歩

先日、国際交流イベントで着物文化紹介や着付け体験ができるブースを出店しました。
今まで、ふだん着物/さい としての活動はインスタやnoteの発信が中心だったので、リアルイベントを行うのは初めての挑戦でした。

実際にブースに立ち寄ってくださった方や着付け体験をしてくれた方の反応をみて、得ることができた気づきや次回に向けた改善点、これからの活動に活かせるような新たな発見をまとめていきます。

さい/ふだん着物 on Instagram: "【奈義国際フェスティバル】 素敵なご縁が重なって、初のイベント出店が叶いました✨ 着付け体験は嬉しいことにたくさんの方が来てくださり、着付け終わった皆さんのキラキラした表情を見て、「やっぱり着物っていいなぁ」としみじみ感じておりました☺️ 着物を着たままイベント散策もできるし、イベント出店も需要あるかも?と新たな発見もありました🌿 Thank you for: @nagicir Photo: @cs_photo1004 #着物 #着物女子 #着物好きな人と繋がりたい #きもの #きもの女子 #ふだん着物 #きもの好きな人と繋がりたい #着物ライターになりたい #普段着物 #普段着物コーディネート #ふだん着物さい #秋コーデ #note #kimonoplus #単衣コーデ note も更新しています🌿 リンクは @sai_kimono_ のプロフィール欄か、ハイライトから☺️" 0 likes, 0 comments - sai_kimono_ on October 11, 2024: "【奈義国際 www.instagram.com

結果として、ブース出店は盛況!その裏にあった工夫

今回のブースは3つの要素で構成しました。
①着付け体験(着物と帯のレンタル可)
②四季の着物展示(着物に触れてOK 記事の違いを感じてもらう)
③”ふだん着物を始めるには”がテーマの内容のフリーペーパー配布/ポートレート写真の展示

今回は友人がスタッフとして手伝ってくれ、私と2人でブースの運営を行いました。
私がお客さんを着付けている間、ブース奥の着付けスペースに入ってしまいます。
その間に来られた他のお客さんの対応をその友人がしてくれたので、かなり助かりました。
そのおかげで、次の着付け予約がスムーズに進んだり、ブースに寄ってくれた全てのお客さんに対応することができたのです。

もし次回の出店機会があり、スタッフが私1人だった場合は、少しブースの構成を考え直す必要があるなと感じました。
具体的には、着付け中に来られた他のお客さんへの対応方法やブース設営の効率化です。

・着付け中に他のお客さんが来られた時、スタッフがブース前にいなくても展示しているものを楽しんでもらえるようにデザインする。
→触れてOK、見てOKなもの、持ち帰りOKなものをわかりやすくする/着付け体験希望の人が予約できるシステム作り
・ブース設営の効率化
→トルソーの着付け/着付けスペースの設置/ディスプレイ展示を準備していく順番を決めておく

今回、あらかじめ使う場所ごとにアイテムを分けて、それぞれ別の袋やカゴに入れて搬入したのですが、これによって準備をスムーズに進めることができました。
またそれぞれのカゴに「トルソー用」「レンタル着物」などタグをつけていたことで、ブース内に搬入するときにそれぞれのアイテムが迷子にならずに済みました。

お客さんの反応と着物がもたらす喜び

レンタルできる着物は5枚、イベント前日までに入っていた体験予約は2件でした。
内心、「当日にもう1人くらいはお客さんが来てくれるかな」くらいに思っていました。

しかし、私の予想はいい意味で裏切られます。
10:00-14:00までのイベント中、合計5名の方が着付け体験をしてくださり、家にある着物を持参してくださったお客さんもおられ、用意していたレンタル着物は1着残っただけでした。

そしてこれは誇張でもなんでもなく、着付け終わったお客さんは全員、着物を着る前よりも明らかに表情が明るくなり、輝いて見えました。
もちろん洋服の時もその人の素敵さはありますが、それとはまた違う魅力をすべての人に感じました。
洋服にないような柄づけや色合いもあるのかもしれませんが、喜んでいただいているいい表情も相まって、着姿が本当に素敵だったのです。

そして、お客さんが着物を着たままイベント会場を散策されて、着替えるためにブースに戻って来られた時、自然と「おかえりなさいー」「戻りましたー」というやりとりが私たちスタッフとお客さんの間に生まれていました。

私たちスタッフとお客さんは、その日が初めましてです。
その日だけの関係性だとしても、「着物を着る」ことを通じてお客さんとの間の心の距離が近くなっているように感じ、とても穏やかで心温まる時間でした。

着物に興味を持つ人たちとの出会い

ブースを訪れてくれた方たちとお話しさせてもらう中で、自分が思っているよりもいろんな層の多くの人が着物に興味を持っていることを知ることができました。

そして、それぞれにもつ悩みや疑問、着物にまつわる背景が見えてきたのです。
・着物は母や祖母のものがたくさんあるけど、どんな場面でどう使えばいいのかわからない
・昔着付けを習っていたけど、少し離れてしまって今は着れない
・着付けを習いたいけど、大きな教室に通うのは気が進まない
・着物の保管はどうすればいいのかわからない
・子育てが少し落ち着いてきたから、新しい趣味として始めたい

多くが着物のあれこれについてわからないけど、解決できる場所や人を知らない。そういった窓口となる人がいると嬉しい、といった内容でした。
そしてこれは一部の着物業界のよくない部分でもありますが、大きなお店や有名なところは何かを売りつけられそうで怖い、と言った声もありました。

ふだん着物を広める可能性と次への一歩

今回のイベント出店を通して、自分が続けている発信や着物を着るという行動で得た知識が”「着物っていいな」と思っている人のあと一歩を後押しすることができる”と確信めいた気づきを得ることができました。

そしてイベントでの着付け体験は、”着物を着てイベント会場を散策できる”という着物を着ること+αの目的がお客さん側にもつくので、思ったよりも需要があるのかもしれない、と思い始めています。

イベント会場に着物の人がたくさんいる、嬉しい。

イベントまでの構想を練ることや準備は、大変ではありましたが、お客さんが喜んでくれることを想像すると、楽しい時間でもありました。
そして実際に私が準備した着付け体験を通して、展示やフリーペーパーを通して「ふだん着物」というものに触れてもらえたことをとても嬉しく思います。

フリーペーパーも20部くらいお持ち帰りいただけた

「着物ってなんだか面倒」「時間がかかる」
これは事実です。
洋服の方が簡単に着られるし、時間もかかりません。

でも、着物を着た自分の姿を鏡で見たときの心の高揚感を一度でも知ってしまうと、それらのことは気にならなくなってしまいます。
それこそが、私が魅せられている着物の魅力でもあります。

ブースに訪れて体験してくれた方が私と同じように感じてくれていたら、本当に、心の底から嬉しく思いますし、ますます活動を続けるパワーになります。
次のブース出店や着付けレッスンの構築に向けて、これからも楽しく活動していきます!


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