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ふだん着物について書く仕事がしたい!なので企画書を書いてみる。
ふだん着に着物を着るようになって、楽しさにハマり、その魅力を他の人にも伝えるためにnoteで記事を書くようになりました。
月4本の更新を続けて、50本以上の記事をこれまで投稿してきました。
そして書き続けていくうちに、
「雑誌のコラム連載とかできたら、めちゃ楽しそう。」
「着物について書いたことを、もっと多くの人に読んでもらいたい」
と思うようになりました。
どうすれば実現できる?
「ふだん着物の楽しさを伝えるコラム連載がしたい」
この夢を実現するために、私自身ができることを考えてみました。
①noteの記事を書き続ける
②自分自身を売り込む
どこかの媒体に掲載してもらうためには、ふだん着物/さいの存在を知ってもらわないといけません。
①の今までしてきた発信を続けて知名度を上げる以外にも、②の自分から相手に気づいてもらいに行くという方法もあることに気がつきます。
つまりは、自分を売り込む。
それって「企画書を書く」ってやつのことなのか?
言葉としてしか聞いたことがないけれど、自分を売り込むことでマイナスになる要素は見当たらないので、やってみてもいいのかも。
雑誌やウェブメディアなどの媒体に企画書を書いて送る、ということを考え始めました。
企画書ってどうやって書くの?
とはいえ、企画書という言葉はドラマやマンガなんかで聞いたことはあるものの、作ったことも本物を見たこともありません。
新卒から医療職で病院勤務、患者さんの言葉のリハビリや飲み込みの訓練はできても、企画書の作り方に関してはゼロからのスタートです。
そこで、1冊の本を参考にすることにしました。それは、佐藤友美さんの『本を出したい』です。
とても端的に、わかりやすくまとめられているさとゆみさんの文章が好きで、彼女が書く文章を読んでいて「私も書くことを仕事にしたい」と思うようになりました。
この本の中で、さとゆみさんが実際に使っている企画書の基本構成が紹介されています。
その項目ひとつひとつを自分に置き換えて、考えてみることにしました。
見本を見ながら書いてある項目ごとに考えてみる
タイトル案は、”読者の課題をどう解決するのか”
私の文章でどんなことが解決できるのか、どんなことに役立ててもらえるのかを考えてみました。
”着物に興味があるけど、あと一歩が踏み出せない人を後押しすることができる”
具体的には、着物と帯のコーディネート方法、時短で着るコツ、安く着物を始める手段、雨の日の着物はどうするか、など。
自分のプロフィールを整理する
文章を書こうとしている私自身がナニモノなのか。改めて文章にしてみます。
祖母や母が和裁を習っていたこともあり、着物が比較的身近にある家庭に育つ。
大人になって、初めは着付け教室で習ったけれど、使用するアイテムに指定があったり、シワをなるべく作らない補正や着方にどこか腑に落ちないこともあった。
そういったルールに縛られすぎない、もっと気楽に自由に着物を楽しむ方法を探して、自分なりのやり方を見つけている最中。
和洋ミックスで着ることや、補正をしない着付け、リサイクル着物や誂えの着物など色々と実践していくなかで、工夫次第でもっと気軽に着物は楽しめると考えている。
そんなふだん着物の楽しさを、noteやインスタグラムで発信中。noteは月4本、インスタグラムは毎日投稿。
手ぶらで楽しめる着付け体験のイベント出店や、着物の着方や困りごとを相談できる”着物お手伝いサロン”も行っている。
まだ数値的に説得力のある実績は少ないので、数値ではない事柄に焦点を当てて活動内容をまとめると、こんな感じになりました。
読んでくれた読者が得られるものは?
私の文章を読んでくれた人は、何を得ることができるのか。
どんな気持ちになってどんな行動に移してもらえるのか。を考えます。
「ふだん着物を始めたい」と思っている人がぶつかる小さな壁を解決することができる。
「こんな方法もありなんだ」と知ってもらうことで、その人なりの着物の楽しみ方が増えていく。
例えば、最低限これがあれば着物は始められる、着物の時のカバンは何を使う?、着物に靴を合わせてもいいのか、など。
想定読者を明確にする
20−40代女性。自分の趣味に時間が作れる人で、着物に興味がある人。
年齢に強い縛りがあるわけではありませんが、ある程度自分で自由に使えるお金と時間があることは必要になるかなと思います。
これは、イベント出店を通して、”自分の周りに着物を始めたい、着れるようになりたい”と思っている人が想像以上に多く、着物を着ることにニーズがあると気づいたことを基に考えました。
企画書を作ろうとしてみて気づくこと
実は、企画書を書くという方法を思いついてから、実際に書き始めるまでにはかなり月日が経っていて、なかなか重い腰が上がりませんでした。
「企画書なんて書いたこともないし、経験がない私が作ったものなんて、読んでもらえるんだろうか。」という不安があったからだと思います。
それでも、やっぱり”着物の楽しさを文章で伝える”ことが諦めきれず、それならやってみるしかない!と思い立ったのです。
企画書の項目に沿って考えていくことで、私自身が”誰にどういったことを伝えたいのか、伝えた人にどう行動して欲しいのか”を整理することができました。
そして、私がふだん着物を始めた頃にあれこれと試行錯誤したことをnoteに残していたことは、それなりに価値があるものなのかな、と思えるようにもなりました。
この記事に載せた文章はまだ途中段階で荒削りな部分もあるので、内容は追加修正する予定です。
どこかの媒体で私の文章が掲載され、それを読んでくれた人がふだん着物の楽しさを知ってくれることを想像しながら、完成させていきます。
そして企画書が完成したら、私が載せてもらいたいと思う媒体に自分を売り込んでみようと思います。
やりたいことがあって、それを叶えるためにやれることがあるなら、まずはやってみる。
やってみて上手くいかなかったら、また別の方法を考えてみる。
好きだからやれること。難しいこともあるけど、それでも楽しい。
これって、ふだん着物の楽しさを知って、あれこれ考えて手を動かしているときの感覚にも似ている気がします。
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