職業訓練校に合格したい!
職業訓練校に和裁の科目があることを知って、すぐにハローワークに話を聞きにいきました。
職業訓練校担当の方はとても親切な方で、
いつ申し込みが必要なのか、前年度の倍率、落ちてしまう可能性、必要書類等丁寧に教えてくれた。
それによると前年度の倍率はなんと約2倍!
2人に1人が落ちてしまう確率…
そして合格のためには
数学と国語の試験
面接
を乗り越えなくてはならない。
範囲も広くて小学生から高校卒業までの範囲から出題されるとか。
急いで過去問を確認しましたが、わかるのは国語の一部と算数部分のみでした。
元々苦手な数学部分は壊滅的
そして、悲しいかなパソコン任せにしていたため、漢字が書けなくなってました。
これは本格的に勉強しなければ無理だ。
どうやら合否は面接も加味されるため、テストが全てでは無いようなのですが、それでも倍率が高いことを考えると平均以上の点数を取る必要を感じた。
さて、ここからは職業訓練校に合格するまでの流れを私の体験談を含めて説明します。
何せ和装技術科に関しては経験談がとても少なくて、受ける際に不便だったから。
申込
申込時期は厳守です。
必ずハローワークで時期を期間を確認してください。志望動機などを簡単に書く紙もありますので、何故入りたいかなど自分なりにまとめておくことをオススメ。
そして、面接の時に志望動機に齟齬が生まれないように、念のためコピーを取るなど内容を覚えておいてた方が良いかなと思いました。
見学
公式の見学日が複数日用意されています。
これはなるべくどれかで行くのをおすすめします。
学校の雰囲気も見られ、先輩から直接現在の話を聞くこともできるんです!
そして、和裁の全ての基礎運針キットももらうことができます。先生の運針の見本も見られますし。
この日に私は先輩から『受かるか分からなくても今日から運針練習するべき。』という言葉を聞いた実践しました。
そして感想としてはやっておいて良かったです。
試験日当日
試験日は平日です。
国語と数学の試験が約50分。
別では無く両方一気に解きます。
問題は難しくは無いが、対策をしていなければ解けないというレベル。
その後面接があります。
番号順に呼ばれ、大きめの部屋の中にパーテーションで仕切られた5つくらいの場所があり、5人くらいが一気に呼ばれ受験者1人に対して2人の面接官がいました。
聞かれた内容は多少割愛しますが以下の通り。
志望動機
見学には来たか
毎日通学できる自信はあるか
和裁を仕事にする場合どういうイメージを持っているか
給料はいくらくらい欲しいか
運針の練習はしたか
裁縫や手芸などしたことはあるか
卒業後の進路
在学中の金銭面はどうするつもりか
等々。
この時点で私は和裁士になったら、お金はすぐには稼げないことは知っていました。
その為、お給料は最低時給があればと答えたと思います。(現実はそれ以外だった)
在学中の金銭面は失業保険があったので、面接官も安心してる感じでした。
在学中にバイトしながら通うのは体力的にかなり厳しくて、授業に集中できなくなるそう。
卒業後の進路に関しては、和裁士も含めて呉服販売等着物関連で幅広く考えていると答えだと思います。実際にそんな気持ちでした。
ここまでで所感としては、事前に和裁について調べているか、続けられるか、どんな人なのか等を見ているのかなと思いました。
あまりにも和裁士に夢を見過ぎていると難しいかもしれないですね。
結果発表
結果発表は実際に学校へ行くか、郵送してもらうかな2種類があります。
※郵送してもらう場合には切手を受験日に用意しておく必要がありますり
発表までの数週間はドキドキでした。
私の場合は受かっても無いのに仕事の退職の意向を伝えていたので、まさに背水の陣。
というのも合格通知が来てから退職を伝えては4月入学までに退社できない可能性があったから。
これは偶然ですが、最終出勤日が合格発表の日の次の平日だったので、合否によってはテンションが全く違う退職の挨拶になっていたと思います。
本当に合格してよかった。
無事に合格発表の日に合格証明書をいただき、急ぎハローワークで手続き。
優しい職業訓練担当の方が一緒に喜んでくださいました。
2月後半には合否がわかるので、契約書で◯日前までに報告等書かれていない場合は合否が分かった後に退職の意思を伝えてギリギリまで働くこともできます。
まとめ
和裁の職業訓練校へ合格されたい方
自分の頑張り次第で多くの材料に触ることもでき、貪欲に学びを吸収できる場所でした。
年齢層は比較的高めで、合否は何が基準かはわかりかねますが、協調性があり和に興味があること、毎日通える体力があること、手先が器用なこと等アピールしてみてください!
本当におすすめの学校です。
次回は訓練校での日常について書きます。
また読んでいただけたら嬉しいです🎵