どうして成人式は前撮り（もしくは後撮り）が主流なの？
きもの専門店の中の人なので、着物の記事を中心に書いて、記念すべき101記事です。
…前回がちょうど100記事目だったんですよね。
さっき私着物以外のこと何か書いてるかな？と見に行ったときに気が付きました。
なので、久しぶりに写真館らしい記事を上げさせていただきます。
題して、成人式の写真撮影が別日である理由。
で、ございます。
はい、最近は基本的に前撮りもしくは後撮りが圧倒的主流になっております。
何故かと申しますと、
①感染症の影響で中止もしくは延期
幸い群馬県ではほとんどの地域での成人式の開催となりましたが、全国的には中止もしくは延期とされた地域がありました。
そうすると、当日の日程がそもそも読めなくなってしまいますので、結果別日で撮影することに。
②そもそも一日が忙しい
特に振袖を着られる場合、ヘアメイク着付が早朝から始まり、着付が終われば本番で、更に会場周辺が混雑し…夕方には同窓会なんてことも。
群馬県でも、ほとんどの地域が分散開催となり、大幅に着付時間がずれた方、逆に着付時間から成人式の間が空いてしまった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
③ゆったり写真が撮れる
スタジオ・桑町（小川屋）で前撮り・後撮りにされるお客様で一番多い理由がこちらです。
当日ですと、一組あたり撮影時間が10～15分ほどしか取れません。
何故なら、着付やヘアメイクと並行して行われているからです。
また、これが前撮り指定日（9月初め～1月初めの土日祝日）ですと、大体一組あたり45分ほどとなります。
これはご本人様の夏休みであったり、比較的帰ってきやすい時期となりますので、一日最大9件の撮影をさせていただいているからです。
最後に後撮り、前撮り指定日以外の土日祝日、もしくは平日となりますと、予定の入り方にもよりますが、場合によっては一日貸し切りでゆっくりと撮影していただくこともございます。
④ご親族に見せに行く予定が立てやすい
折角の御着物姿、ご親族にも見せたい！という方が多くいらっしゃいます。
ですので当店では、前撮り後もしくは後撮り後にそのままお出かけいただき、ご親族に見せに行かれたり、ご自宅での写真の撮影をされたりしております。
中にはご近所さんにもご挨拶をされるという方も。
⑤別々の着物・髪型を楽しめる
成人式と前撮りもしくは後撮りの際に別々の着物を着たり、髪型を変えるというご本人様が増えてきました。
その理由の一つには【ママ振袖】の増加もあるかも…？
実際にある事例としては、振袖をご購入いただいたお客様が、前撮りでご購入いただいた振袖とママ振袖の２着を着用髪型はどちらも日本髪、ママ振袖を着て帰られご親族に見せて、当日は今どきのヘアスタイルにご購入いただいた振袖を着用というパターン。
また、ママ振袖で当日は参加するけれど、写真だけはご本人様こだわりの振袖（その時はレンタル振袖でした）で撮影したい！という方も。
＋α：振袖以外の場合
ちなみに、振袖以外、特に男性だとスーツのみの撮影という方と袴のみの方、どちらも着用される方がいらっしゃいます。
スーツのみの撮影の場合も、当日わざわざ写真館に行かずともスーツの用意や着用は比較的簡単なため前撮りもしくは後撮りが多くなります。
そして袴の方とどちらも着て撮影される方でも当日は割とスーツにて参加が多く、別日にて撮影をさせていただいた方がスムーズである方が多いです。
当日袴で参加される場合も、当店では女性の振袖の着付を優先させていただいているため、別の場所での着付→小川屋にて撮影となってしまうため、オススメしておりません。
大切な記念のお写真なので、私たちとしても時間をかけて丁寧に撮影させていただきたい気持ちはございます。
ただ、どうしてもご都合がございますので、当日の撮影も承っておりますが、別のお日にちでも予定が立てられそうなのであれば、別日の前撮りもしくは後撮りをオススメさせていただきます。
アクセス
〒371-0022
群馬県前橋市千代田町2-7-15
027-231-6000㈹
晴れの日きもの専門店 小川屋
スタジオ・桑町