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着付けを学ぶきっかけから今

日常に着物が当たり前だった祖母のおかげで、
私はたくさん着物をゆずり受けています。

古典な柄、今でもモダンな柄。
着物はステキだと思いつつ、着る機会もないし、
一人で着られないしと、桐ダンスから目を逸らしていました。

ある日、外国人の友からメールがきました。
結婚するんだけど、着物で披露宴に参加してくれないかと。
「無理だ。一人で着られない。海外に着せてくれる人なんていない。」
と焦りました。
が、海外滞在中に世話になった友人からの懇願。
日本人の友が自分の結婚式に着物を着て来てくれることが
ちょっと自慢になるという友人の気持ち。

そうして着付け教室の扉をたたく事に。
2カ月半の特訓で、
何とか一人で着られるようになったつもりで出陣しました。
海外の式で、参加する人もみんな海外の人だったので、
ごまかしで適当に着られました。
にもかかわらず「Nice!」「Beautiful!」などと褒められたりしました。
あんな不細工な着方でよく祝宴に参加したものだと笑ってしまいます。
日本人がいなくてよかったと。

そんな理由で通い始めた着付け教室でしたが、
自分で着られるようになってくるとだんだん楽しくなってきました。
着物の奥深さを知るのも楽しいです。
今は桐ダンスをワクワクしながら開けます。
祖母や母が着た着物をどんどん着ていきたいと。
また、自分にあう着物も誂え、
古典と現代のコラボも楽しみたいです。

こんなに着物にはまるとは思っていませんでした。
着るきっかけをくれた友人に感謝しつつ、
今後もっとちゃんと着られるようになりたいです。

日本で普段ちゃんと着るのはもちろんですが、
海外でも着物で優雅に散策しようという野望が湧いています。