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【40代からの着物はじめ】初心者が「着物ライフ」を楽しむ3つのアイテム!?

ボクは、着物バカ?!

まずは、ボクの背景の話をサクッと。僕は100年続く着物専門店の3代目、着物生活30年です。その間、一度も洋服を着ないので、現代社会の落ちこぼれ? 着物一途。ある面、着物バカかもしれません。

しかし、そんな着物バカの実体験や、全国の着物職人・京都の仕入先から見聞きしたこと学んだことが皆さまのお役に立つかもしれません。
着物職人を守るため着物ファンを一人でも増やすためにも・・・。


40代からの着物は、この3つでOK!

「着物は、特別のモノ??」 着物は日本の民族衣装で、日本文化の根底をなすものなのに、買うのも、着るのも大変な時代となりました。
ボクは創業106年の三代目。約30年、毎日着物生活なのに、夏の花火大会以外は、「珍しがられる時代になったな~」と、つくづく思います!

しかし、女性の着物は、「訪問着」・「木綿/もめん」・「結城紬」の3つを持っておけば、ある程度の場所で着ることができます。そして、この3つで着物ライフを楽しむことさえも可能なのです。もちろん、それに付随するのは、着物の下に着る「長襦袢」、着物の上に巻く「帯」や、帯をサポートする「帯揚げ・帯〆」の小物なども必要になります。


なぜ、この3つだけで良いのか?

なぜ、その3つだけで良いのかというと、「訪問着」・「木綿/もめん」・「結城紬」さえあれば、結婚式、パーティなどや、普段に着物を着てお食事したり、時には歌舞伎を見に出かけたりと、様々なシーンで着物を楽しむことができるからです。

それから、「着物の買い物はこの3つ」と決めていれば、色々とススメられても、ちゃんと断ることができるからです。見るだけのつもりが、販売員からあおられ、乗せられ、その気になって買い物して、後々、酔いがさめた時に後悔しないでいいからです。

まずは、この3つを持って着こなしさえすれば、本当に無駄買いをしなくていいのです。加えて、着る予定があって上質なモノを持っていると、満たされた気持ちゆとりなども感じられ、心が豊かになっていくからです。


Vol①:訪問着 or 附下げ(つけさげ)

訪問着のことを、「ハレの着物」とか、「礼装着物」とか、「よそいき着」と言います。一般的に「いろんなお祝いごとに着る着物」です。
訪問着を着るシーンはたくさんあるので、まずは、お祝いの席に着る着物を一枚は用意しましょう。

「結婚披露宴」、「園遊会」、「祝賀会」、「パーティ」、「お宮参り」、「七五三」、「入学式」、「卒業式 」、「還暦祝い」、「お茶会」、「クルージング」、「海外旅行」などに訪問着を着ます。

帯は、金糸・銀糸が織り込まれている豪華な「袋帯」という帯を合わせます。長襦袢は、着物の地色より薄色で目立たないものを着用します。

今回、一つ目の着物として「訪問着」をオススメしていますが、訪問着より柄が少ない「附下げ」も同様に、お祝い事にふさわしい着物と言えます。ここは専門的になりますが、新しく購入するなら「真糊(まのり)の着物」がオススメです。説明は長くなるので、別の機会にご紹介します。


「重宝な色無地は?」という声も聞こえてきそうですが、お祝いの席は、華やかな訪問着や、附下げをオススメします。その理由は、着物の柄で周りを華やかにして、着物姿に喜びを込めるからです。

しかしながら、「木綿往生、無地極上」という名言もありますので、無地の魅力は、また次の機会でお話させてください。

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Vol②:木綿(もめん)の着物

2つ目の木綿の着物は、「自分の楽しみのため」「日本女性として生まれた喜びを味わうため」など、普段に着る着物です。

なぜ木綿が良いかというと、木綿を着るシーンは「常に」あります。つまり、「日々の暮らしの中」にあるのです。「普段着としてお洋服代わりに」、「ちょっとしたお買い物に」、「変身したいとき」、「気分を変えたいとき」、「背筋を伸ばしたいとき」、「何かに守られている安心感が欲しいとき」などに着ることができるから。木綿の着物がいつもあなたと一緒にいてくれるからです。

1つ目の訪問着の素材はシルク100%ですが、こちらの木綿の着物は綿100%なので、自分でザブザブと洗うこともできます。自分でお手入れができることが魅力の一つです。加えて、綿素材なので肌触りが良く着やすく、お値段もシルクに比べたら安価で求めることができるのも、オススメの要因です。

木綿は、真夏・真冬以外の過ごしやすい季節に愛用することで、天然素材の良さを120%、身体ごと感じることができます。特に、人生経験を積んだ40代からの女性にオススメします。


Vol③:結城紬(ゆうきつむぎ)

3つ目は、着物女王の「結城紬」です。結城紬は、普段着、プラスお出掛け着にも、「私の宝物」にもなりえます。「お友達との食事会」、「旦那様との記念日を祝う会」、「同窓会」、「美術鑑賞会」、「コンサート」や「歌舞伎鑑賞」など、お出掛けの幅が広がります。

結城紬の良さは、軽くて暖かい。着ていてラクで、嬉しくなる着物です。本当に良いものを着ていると、心まで温かく軽やかになります。ずっとそばにい続けてくれて、一生愛し続けることのできる着物が結城紬なのです。ただし、結城紬がいちばん類似品が多いのも実情です。

いろんな見分け方がありますが、「本結城」とおっしゃる方からは、求めない方が安心です。結城紬には証書が貼ってありますが、それが取扱いの最低ライン。そこから、「サメ肌か?」「赤ちゃんみたいなふんわり肌か?」など見分けるのが、ボクたちの仕事です。


様々なご意見があってOKです!

「他にも、持っていた方がいい!」とか、色々とご意見はあろうかと思います。しかしボクは、自信をもってこの3アイテムをオススメいたします。
たくさんあれこれ求めるよりも、まずこの3点を愛してみませんか。そして、ぜひ、「まのりの訪問着」と、「じばたの結城紬」の製作工程に詳しくなってくださいね。

あるコマーシャルにありましたが、「ずっと愛して、長く愛して」頂きたいのです。「着物熱」が覚めず、生涯のパートナーとして頂きたいのです。
今回は、40代からの着物始めの方にこそ持っていただきたい、3つのアイテムをご紹介させていただきました。


「着物に関する疑問?質問?」大歓迎です!

これから着物を楽しもうと思っていらっしゃる40代の女性の方々が、「買って後悔せず、ずっと着物を愛していただけるように。」と思って書きました。まずは、この3つ「訪問着」「木綿」「結城紬」で、しっかりと着物ライフを楽しんでください。

しかし、このnoteを読んで、疑問に感じたり、不安な方もいらっしゃるかと思います。でも、ご安心ください。
これから、様々なご質問にもお答えしていきます。

「着物に関するご質問?」などなど、お待ちしています!
下記までお気軽にどーぞ🎵
また、次のnoteでお会いしましょう!

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