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オーロラ見るためアイスランドへ その8
アイスランド4日目 朝
オーロラを見れた多幸感でしっかり眠りにつくことができた。
今日は他のツアー参加者さんとは別行動の日。
事前に予約していたラングヨークトル氷河と氷の洞窟ツアーである。
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ところがいきなり心配事が持ち上がる。
それは荒天。
すごい吹雪が朝食を食べているレストランの窓の外で暴れている。
「これ本当に行けるの?」
「大丈夫?中止の連絡とか会社から来ていないよね?」
と妻に聞くが、いまのところ連絡はないらしい。
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ともかく今日は添乗員さんもいないので
自分たち二人でなんとかせねばならない。
氷河ツアーには食事は付いておらず、食事を取れる場所も限られたところになると思われるので、朝食は普段よりも多めに食べることにした。
お腹を一杯にしてホテル前の雪が降る中バスを待ってると、ピックアップバスがやってきた。
バスの中はアイスランドのラジオが流れていて騒がしい。
しばし走ると、昨日のオーロラツアーでも使ったバスセンターだった。
ここでもっと大きいバスに乗り換えて氷河を目指すようだ。
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今日は一日英語のガイド。
妻にに通訳してもらおうと思ったのだけど、すっかり寝ていて当てにならない。
寝すぎではないだろうか。
翻訳アプリを取り出してみたものの、
ガイドの音声が小さめなのでごく一部しか翻訳してくれない。
言葉がわからないというのはもどかしい。
こんなことならば英語をもっと勉強しておけばよかった。
今日の行程が書かれたサイトの説明とガイドの様子から、
まずは氷河には行かずに他のところに立ち寄るそうだ。
最初に到着したのが、温泉のような場所。
赤く大きな岩の周りから熱湯が吹き出している。
(デイルダルトゥングクベル温泉)
草津温泉の湯畑に迫力は劣るものの、
自然そのものの力強さを感じることができる場所だった。
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他に見所もないので見学時間はわずか5分だった。
次は30分ほど走った場所にあるバルナフォスの滝とフロインフォッサルの滝。
滝の見学と各自の昼食込みで30分弱の見学時間は非常にシビアだ。
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幅が広く、氷河から流れ出た冷たそうな黒い水が滝となって流れ落ちている。
もう一つは2段になっている落差の大きな滝。
もっと見たいけど足早に巡って写真に収める。
もう昼食の時間なのだけど、朝食をたくさん食べたので二人ともおなかが減っていない。
それでも滝近くの売店で昼食を摂ることにした
コーヒーを頼み、カロリーメイトを2本ずつ。
バス出発の時間が迫っているのでアルフォートも急いで口に入れる。
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Husafellという場所にバスで乗り込み、
ここから先はモンスタートラックに乗り換える。
雪道のためバスでは到底進むことが出来ない道を通るので、道を作ってでも進むことが出来るモンスタートラックが必須なのだそうだ。
乗り換え時に説明が英語のため理解が遅くなり、人の後をついていく感じになってしまう。
かなり出遅れてしまったことでふたりとも並びで座ることができず、いわゆるハズレ席だったのが残念。
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乗り心地としては良いというわけではないのだけど、最悪レベルではない。
なんとか我慢できそうだ。
Wi-Fiはバスにないものの、しばらくは問題なくネットが使えていた。
こんなところまでネットが使えるとは驚きである。
30分ほどはちゃんとした?道を走っていたのだけど、そこからは道なき道を進んでいく。
まわりは完全に雪原。
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登っていくようなルートを取っていることもあって、雪の中を天に向かっていくようだ。
隣は親子連れだったので、ポケモンカードをあげようということになった。
実は現地の子どもへのプレゼント用にポケモンのカードを10枚日本で買って持ってきていたのだ。(10枚で100円)
恥ずかしいので妻に話しかけてもらい、娘さんと通路を挟んだ席に座っている息子さんにプレゼントした。
母親は感激していたようで、「日本語でサンキューをなんていうの?」と聞いてきた。そして親子揃ってアリガト!といってくれた。
こちらも温かい気持ちになった。
そうしているとようやく目的地らしいところに到着。
朝あれだけ心配していた雪は嘘のように止んでいて、晴れていた。
昨日といい天気に恵まれている。
ここでは氷河の地下にある氷の洞窟を探検することが出来る。
しかし全員で行くには人数が多い。
そのため2グループに分かれて氷の洞窟に入って行く
自分たちは後半なので洞窟の外で待つことになった。
妻が用意してくれたアイゼンをはめて、その辺をウロウロするのだけど、景色は最高!
なにせここは氷河の上。異世界別世界にやってきてくることを強く実感する。
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風もほとんどなく、天気もすごぶる良かった。
妻と記念撮影。最高の風景と一緒に撮ることができた。
日本人の参加者さんが2人居たので撮ったり撮られたりと待ち時間がとても楽し時間に変わった。
この氷河でオーロラエクスキューションとダイヤモンドダストのポーズを決めるという個人的ミッションも無事に達成。
妻とワイワイ盛り上がっていたら、わたしたちのグループの番が来たようで氷の洞窟へと入っていくことになった。
どんな世界が待っているのだろうか。
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