生涯未婚率が絶対に減らない4つの理由
最新の生涯未婚率が発表されました。
男性28.3%
女性17.8%
どちらも前回の発表から大きくパーセンテージを伸ばしています。
これは、おそらく予想よりも大きな伸びだったと思います。
ですが現実として
男性の4人に1人以上
女性の6人に1人以上
が生涯未婚の世界になりました。
ちなみに30年前では
男性5.6%
女性4.3%
だったので、未婚率の上昇具合が半端ないことがお分かりになるでしょう。
圧倒的少数派だったものが、石を投げれば未婚者に当たるレベルにまで増えたことになります。
今後未婚率がどうなるか?といえば、ほぼ間違いなく増えていきます。
なぜならば、下がる要素がほとんど見当たらないからです。
上がっている要素の大きな柱である
・年収横ばい
・恋愛経験不足
・お見合い婚の絶滅
・コスパ信仰
この辺が全部変わらないと難しいんじゃないでしょうか。
ぱっと4つ思いついたのですが、どれも手ごわい要因です。
結婚をためらったり、婚活を始められない理由は上記の4つのどれかが絡んでいるはずです。
裏を返せば
・将来的に年収のアップが見込める明るい社会
・学生時代に異性とのコミュニケーションが取れるイベントや取り組みの増加
・お見合い婚に肯定的な世間の風潮の変化、縁談を持ち掛けるおせっかいおばさんの復活と増加
・恋愛や結婚がコストパフォーマンスなどを超越した尊いものであるという信仰
になるのであれば、未婚率は大きく下がっていくことでしょう。
まあ実際はこんな社会になるわけもなく、未婚率が下げ止まりするのはしばらく先になりそうです。
生涯未婚率の発表は5年ごとが基本ですので、5年後、10年後には
男性の3人に1人
女性の5人に1人
が生涯未婚になったというニュースが報じられるかもしれませんね。