禁パチンコ61~90日 誤送金事件に学ぶ禁パチンコ
昨年話題になりました4630万円の誤送金事件を覚えておりますでしょうか。
463人に10万円ずつ振り込むはずが、1人に4630万円振り込まれた問題になったあの事件です。
振り込まれた男性が返金せずにオンラインカジノに全額振り込みをしてしまい、連日ニュースになっていたのを覚えている人も多いんじゃないでしょうか。
あの男性を責める人は多いでしょう。
私もあの男性がしたことは悪いと思います、しかしその前段階である阿武町にやってきたという点は大いに評価すべきだと思っているのです。
一部報道によって知ったのですが、彼が阿武町にやってきたのはギャンブル、おそらくパチンコが原因だったというのです。
パチンコをやめようとした結果、町内にパチンコ店のない阿武町へやってきたそうです。
全員ができる方法ではありませんが、パチンコを脱却するシンプルで効果的な方法が『物理的に打てなくする』という方法です。
(A)
パチンコにドはまりしている人の家から5分の所に繁盛しているパチンコ店があったらどうでしょうか。
ほぼ100%毎日行ってしまいますよね。
(B)
ではこれが車で15分かかる場所に大型店があるのならばどうでしょうか。
それでも95%行ってしまいますね。
(C)
では車で細い山道を移動して片道40~60分の場所にしかパチンコ店がなく、しかも新台が置かれていない小型店しかなければどうでしょうか。
このあたりで日常的に行くのをあきらめる人がチラホラでてくるでしょう。
(D)
それでは自分が住んでいる島にはパチンコ屋がなく、1日2往復だけ運航される定期便とレンタカーを使って片道3時間かかる場所が最寄りのパチンコ店だったら……?
日常的にパチンコを打ちに行くのは不可能になります。
パチンコを打つまでのハードルが高くなればなるほど打つことができなくなります。
あえて不自由な場所に居を構えるのもパチンコから脱却する有効な手段ではないかなと思います。
ちなみに(C)が誤送金で検挙された男性の環境です。
グーグルマップで調べると、男性が住んでいたとされる阿武町の地区から最寄りの(小規模な)パチンコ店までが最低40分以上のかかります。
パチンコから縁を切ろうという考えの結果、パチンコ店から離れた場所に住むことにしたのでしょう。
頑張って抜け出そうとしていた人のところにギャンブルの原資としては十分すぎるお金が振り込まれたのは、皮肉としかいいようがありませんでしたが……
さて、一方の私ですが打たなくなって3か月です。
GWのあたりは友人からパチンコに誘われて大きく気持ちがぐらつきましたが、パチンコ以外の楽しみや用事を作り出してホールの誘惑からなんとか逃れることができました。
しかし自分の中にパチンコという存在は残っているようで、つい最近もパチンコを打っているところと人に見つかって大いに焦るという夢を見てしまいました。
日程的に最初の禁パチの山場をなんとか乗り越えることができたのですが、まだまだ安心できません。
パチンコ以外で楽しめてストレス発散になりそうなことに取り組んでいきたいです。