FP3級を夫婦で受験することにした話(前編)
2024年1月にFP(ファイナンシャルプランナー)3級を夫婦そろって受験することにしました。
2023年10月くらいから一緒に受けようかという話になりまして、妻は本屋さんで売れ筋の今年度対応の最新テキストを2冊購入。
貧乏人の私は2年前の漫画多めテキストをメルカリで500円で購入。
その後同じ日に申し込みを行いました。
もちろんネットで楽々申し込み。便利な時代になったものです。
さて、FP3級は簡単な部類の資格だと言われています。
試験分野は学科60問と実技20問があります。
実技とありますが、全てマークシート試験です。
どちらも6割以上で合格。
しかも学科60問のうち30問が○×、30問が3択。実技は20問すべてが3択です。
○×なら適当で50%、3択でも33%の正解が取れます。
4択や5択を答える必要のある試験よりも当然難易度は低くなります。
FP3級があると何ができる?メリットは?
ぶっちゃけなんもできません。
独占業務もないので、他の士業(弁護士・税理士など)の領分を侵さないように、軽い相談に乗れるくらいな感じです。
というわけで、3級程度ではこれ一本で食べていくことはほぼ不可能です。
しかしメリットもそれなりにありまして、まずは会社や職種によってはFP3級取得が推奨されていたり昇給の条件になっていることがあります。資格手当が付いたりしたらラッキーですね。
そんな場合は取っておいて損はないでしょう。
なにより個人的に思うFP最大のメリットは、自分の身の回りのお金についての解像度がアップすることでしょうか。
日本では昔からお金の話をすることが卑しい、タブーだとされる傾向にありました。
そのため社会人になっても自分の周りのお金について無頓着だったり、お金についての知識そのものがなかったりする人が非常に多いです。
そんな私も、お金について全く知らないままお金を使い続けてきました。
保険、金融、相続、税金……FPの試験分野にはこういったものがあります。
どれも実はよくわからん!という人がたくさんいそうですね。
FP3級は、資格試験を通してずっと抱いていた疑問を解決する手助けになることでしょう。
日本はつい最近まで学校で金融教育がされていませんでした。
誰もがうらやむ一流企業に就職した人や、人気自治体の公務員になった人でもお金ついてはほとんど何も知らないという人が実は多いのです。
資格関連のYouTubeチャンネルでもFP3級は一般教養、知識のアップデートといった面でオススメされています。
社会的に就職などに強くなる!という資格ではなく、お金に強くなり実生活に役立つ系の資格だと言えます。
いい値段するのよ
自分にとってFP3級最大の難関だったのが受験料の用意。
学科と実技、合わせて受験費用は8,000円です。いいお値段です。
4パチのドル箱1箱以上と考えるとかなり大きい出費です。
この支払の時は、結構覚悟を決めました。
買って満足
夫婦ともに申し込みが完了し、テキストの準備もそれぞれ完了しました。
さて勉強!……とはならず、二人ともテキストを買って満足状態で全く手を付けませんでした。
リビングソファ前のテーブルに積まれたまま、ページがめくられないまま時は経ちました。
(つづく)