見出し画像

五輪チケットの払い戻しをしました

今年も残すところあと1ヶ月少々。
本来であれば、2020年トップの話題として1年を振り返る番組や企画でこれでもかと取り上げられるはずだった東京オリンピック。

しかし世界中に広まった新型コロナウイルスの影響で、開催は来年に延期されました。
大会関係者やオリンピック需要を当て込んでいた業界には強烈なダメージを与えたまま、現在も開催は不透明なままとなっています。

延期が確定したことで、11月からオリンピック・パラリンピック観戦チケットの返金手続きが始まりました。

私は運良くチケットが当選していて、開催を去年から心待ちにしていました。
当選した競技は障害馬術個人の決勝と、ボクシングの決勝です。
どちらもそれなりに興味があったので、馬事公苑やホールで観戦するのを心待ちにしていました。
気の早い妻は、チケットを購入した去年末の段階でオリンピック特集雑誌を買って、馬術とボクシングについて事前学習をしていました。

ところが開催半年前から世界中に新型コロナウイルスの観戦が拡大し、各国でロックダウンや緊急事態宣言が発令されて人の行き来が大幅に制限されました。
世界各地から1国に人が集まるオリンピックも開催の是非が協議され、開催4ヶ月前の3月末に延期が組織委員会から発表されました。

そして11月下旬の現在、風に強いコロナウイルスの感染拡大は開催国日本で猛威をふるっています。
毎週のように感染者の最多を更新して1日の感染者が2000人を超える日も珍しくなくなりました。
そんなときに始まった延期に伴うオリンピックチケットの払い戻し開始のニュース。
私はしばらく悩みましたが、払い戻しをすることに決めました。
「払い戻しを行うとチケットは直ちに無効になります」という注意文にほんの少しためらいを感じましたが、自分の口座への払い戻し手続きを完了しました。

払い戻しを決めた理由はいくつかあります。

・年末だったのでお金がほしかった

年末はいろいろとお金が要ります。
去年の12月にコンビニで支払い済みのチケット代約5万円が宙に浮いたままの状態になっていて、もどかしさを感じていました。
5万円あれば生活が楽になるなぁと思っていました。


・収まる気配がない

延期された開催予定日(21年7月下旬)まで8ヶ月を切っています。
しかし感染拡大は収まる気配がありません。
おそらく開催は難しいだろうなと思っています。


・感染のリスクが有る

仮に開催されたとしても、コロナ前に計画された席の配置では感染の可能性がぬぐえません。(かなり密着する席配置になっています。)
外国から持ち込まれたコロナの変異種に感染する可能性も十分にあります。
地元にコロナの変異種は持ち込みたくありません。


・楽しめる空気ではない

これが一番大きな理由ですが、開催が決定して現地観戦ができる状況になっても心から楽しむことはできないだろうなと考えました。
選手や大会関係者には申し訳ないですが、コロナ流行前とは世の中の空気も考え方もすっかり変わってしまいました。
オリンピック競技を楽しむ余裕が無くなってしまったのです。


まとめ
コロナがこのまま自然収束することは考えにくいですが、素晴らしい特効薬が開発されることを心待ちにしています。
そして、オリンピックが無事に来年開催されて、「あー、払い戻しするんじゃなかったよ~!」と愚痴りつつもテレビで選手たちを応援できる未来がやってくるといいなぁと思っています。


※払い戻し期間はオリンピックが2020年11月10日~30日、パラリンピックが12月1日~21日となっています。