オーロラ見るためアイスランドへ(準備編4)
2024年9月上旬。
オプションツアーを急遽決定
アイスランド旅行まで4か月を切った。
初めての海外旅行に今から期待が高まってくる。
ところが改めて旅行日程を見ると、やや物足りないものを感じた。
それは旅行5日目。次の日には日本へ帰る前日のこと。
この日の予定は宿泊予定のホテルがあるレイキャヴィックという町にある観光施設を散策予定らしい。
4時間ほど滞在予定で、ここではアイスランドの歴史や自然を学ぶことができ、人工の小さな氷の洞窟も体験できるらしい。
しかし解散が14:00で、あとは寝るまで自由時間。
観光施設はグーグルの口コミを見るとたしかに良い所らしい、だが1日でここにしか行かないというのはなんだかもったいない気がしてしまう。
しかもこの日は昼食・夕食ともに何も出ないので自分たちで用意しなければならない。つまりどこで食べても自由ですよというわけだ。
それならば、何かこの日に別のところに行くのはどうだろうか?と思うようになった。
つまり7日間のアイスランドのツアー旅行中に1日だけ別のツアーに参加するというわけ。
妻に提案すると快諾してくれた。この辺のフットワークの良さは本当に助かる。
旅行会社に問い合わせるをすると、1日旅行離脱書みたいな書類を提出すれば問題ないとのこと。
さて、問題はどのツアーに参加するかである。
アイスランド用の1日ツアーを紹介するサイトなどを眺めながら何日か考える。
「犬ぞりツアーがいい」と妻が言った。
妻から送られてきたサイトに目を通すと、1日がかりだがアイスランドの片田舎で犬ぞりが体験できるらしい。
私はこれまで生きてきた中で犬ぞりに乗ったことはない。
しかし調べてみると、日本でもいくつかの場所で犬ぞりを体験することができるようだ。
価格も物価の高いアイスランドよりも安く設定されている。
妻に日本の犬ぞりツアーはどうだろうかと提案すると、「ハスキーじゃないからちょっと…」という答えが返ってきた。
たしかにアイスランドのツアーサイトを見ると、モフモフしたシベリアンハスキーたちの写真が目に留まった。
一方で、日本の犬ぞりは多種多様な犬種がソリを引くようだ。
どうやらアイスランドの大地でシベリアンハスキーたちが引っ張る犬ぞりが、妻には魅力的に思えているようだ。
オーロラが見たいという自分のわがままで決まったアイスランド旅行がメインである以上、ここで妻に逆らうのは得策ではないだろう。
それに自分も犬ぞりに乗ったことはないし、シベリアンハスキーも好きだから犬ぞり乗車前後でモフモフのおなかを触らせてくれるかもしれない。
こうしてオプションツアーとして犬ぞりに乗ることになった。
が、しかし、希望日が年末(12月30日)ということで、犬ぞりはお休みに入ってしまうらしく参加不可。
ショックを受けつつもこの日に参加できそうな別のツアーを探すことにした。
そして妻がアイスランド旅行の代理店などに相談をして見つけてくれたのが以下の3つ。
条件としてツアーで宿泊しているホテルまでの送迎を設定した。
・ホエールウォッチング(半日)
半日の旅程なのだが、アイスランドの海に出てホエールウォッチングをするツアー。
クジラを見たことがないので興味津々ではあるけど、日本でもホエールウォッチングは可能であり半日で終了するのがなんだかもったいなく感じてしまう。
・氷河の洞窟冒険!ラングヨークトル
アイスランドで二番目に大きいラングヨークトル氷河に作られた人工の氷河洞窟を探検。
氷河に登るために特別改造されたモンスタートラックに乗って氷河を移動。
他にも有名な滝をいくつか見ることができるらしい。
・夏でも行ける氷の洞窟!ブラックアイスケーブ
1年中訪れることができる氷の洞窟を探索。
真っ黒なケーブは氷の洞窟であるとともに火山の一部でもある。
火山灰の層とまじりあった様々な色合いの景色が広がる。
この中から私は行くならば2番目の氷河の洞窟冒険!がいいなと思っていた。
妻にどれがいい?と尋ねると、妻も氷河の洞窟冒険が良いと言うので見事に二人の意見がマッチした。
聖闘士星矢愛読者である私は氷河という言葉に弱い。
日本には存在しない氷河を特別改造車で進み、RPGでしか行ったことのない氷の洞窟に行けるのは大変魅力的だ。
氷河をバックにオーロラエクスキューションのポーズを決めたいし、なんなら日本からスイカをもっていきたいくらいだ。
お値段は……おひとり5万5千円。ふたりで11万円という価格。
非常に高額だが、海外旅行をさらに特別ものにするためにケチケチするのはよくない。
こうして氷河散策も加わったことで、ますますアイスランドへの旅行が楽しみになった。
すでにアイスランドではオーロラが観測されているようで、今年の冬は見ることができる可能性が高いらしい。
無事に当日を迎えるように日々の生活を頑張りたいものだ。