低収入の男が草食化するシンプルな理由
先日、こんなニュースが話題になっていました。
収入低いと「草食化」? 交際や結婚、1万人超分析
このデータ、男女別の数字が出ていないのがすごく残念です。
性別ごとに数字を出してくれればもっと実態がわかるのですが。
せっかく1万人以上を分析しているのに、なんだかもったいないですね。
さて本題。
ではなぜ低収入だと草食化するのでしょうか?
男性の場合はすごく簡単な理由で説明できます。
『低収入で自信が持てない』
細かい例外もあるでしょうが、要約するこうなります。
モテる男や女性との交際が途切れない男ってなんだかんだ自分に自信を持っています。
ルックスもいまいちだけど彼女がいる人は、なにかしらの成功体験や自信を持っています。それが自己肯定感を生み・増幅させます。
彼女が出来た人は、別れてもまた次の彼女を見つけることが出来ます。その行動力の源は『彼女ができたことがある』という自信です。
「自信を持つこと」が恋愛の秘訣なのです。
ただ、学生時代自由気ままな恋愛ができる人はそれほど多くなく、晩婚化が進む現在では恋愛に本腰を入れ始めるのが20代半ば~30代という男性が目立ちます。
ところが、学生時代に交際経験が殆どない状態からの恋愛はなかなか難しいものがあります。
社会人になってからの恋愛や婚活、その自信の拠り所を『収入』に求める人は少なくありません。
1年にどれだけ稼ぐことが出来るかという数字が、それが社会からどれだけ評価されているのかの物差しになると考えるのでしょう。
学生時代に恋愛経験のない人が心の拠り所にするのもよく分かります。
しかし、その拠り所が無かったどうでしょうか?
現在の雇用形態は非正規雇用が一般化し、一度非正規雇用のレールに乗ってしまうと低収入に甘んじ続けなくてはいけません。
ボーナス0という会社もザラで、30歳未婚男性の年収の中央値は300万円ほどだと言われています。
都市部で一人暮らしをするのであれば、自分一人食べていくのでギリギリという経済状況です。
そんな生活続けても、異性と交際する原動力になる自信は生まれません。
そうして女性と交際する機会もないまま歳を重ねていき、いつの間にか人生の選択肢から結婚という文字が消えてしまうことでしょう。
結婚適齢期の男性の収入が目に見えて減り、それに反比例して自信の拠り所を持てない男性が急増している。
この草食化スパイラルは暫く続くと思います。
低収入ほど結婚するべき
低収入の男性は結婚を諦めなくてはいけないのでしょうか?
いえ、実は年収が低い人ほど結婚するメリットが大きいのです。
自分が年収300万円でも、年収300万円の相手と結婚すれば
300万+300万=600万円の世帯年収になります。
同居をすると家賃が折半になり、さらに光熱水費などの固定費がかなり減ります。
一人暮らしよりもはるかに生活しやすくなるのです。
結婚願望を抱えている低年収の男性は、何でも良いので自信をつけましょう。
早食いだってなんだってOKです。まずは小さくても拠り所を作り、女性にアタックしていきましょう。
難しいことを書いているのは重々承知です。
今はもう他人から縁談がホイホイやってくる時代ではありません。
自分で動かなければならない以上、その原動力の最初の一歩、小さな自信を持つことから始めてみませんか。