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msy03
日本語でおk
試された純粋がゆっくりとたそがれていく
地下鉄の階段をおりていく老人のように
うつむいてもう何も語らないあの子の横顔
黄色い線のうしろまでお下がりくださいね
日本語でおk 誰だって最後はひとりだから
魔法のない世界だからもう空は見上げない
ポケットのなか溶けたチョコレートの時間
進路指導室ではいつも誰かが泣いていた
惑星科学おしえて いつか何光年むこうまで
きみと泳いでいく 恋愛文学抱えて
いつか何光年むこうまできみと泳いでいく
放課後の空き教室みたいにさみしい夜こえて
花束を胸に待ってて ずっと待っていて
緑ヶ丘公園で実験 とても寒い日の午後だった
アトランティスの飛行船は雲の上を飛んでた
吹奏楽部帰る頃 きみはそっと目を覚まして
光のなかに消えた世界をその心に描いてた
惑星科学おしえて いつか何光年むこうまで
きみと泳いでいく 恋愛文学抱えて
いつか何光年むこうまできみと泳いでいく
フラスコのなかの色模様みたい 複雑な想い
いつかきみに伝えたい ずっと待っていて
3月のありふれた水曜日 ひとけの消えた校舎で
羽を失くした天使が空にのぼっていく
惑星科学おしえて いつか何光年むこうまで
きみと泳いでいく 恋愛文学抱えて
いつか何光年むこうまできみと泳いでいく
放課後の空き教室みたいにさみしい夜こえて
花束を胸に待ってて きっと待ってて
惑星科学おしえて いつか何光年むこうまで
きみと泳いでいく 恋愛文学抱えて
いつか何光年むこうまできみと泳いでいく
あの日君は何か大切なこと言ってた気がする
たそがれに何を見ていたの ん ん ん
たそがれに何を待ってたの
ぼくはなにを聞いてたの ん ん ん