見出し画像

【イラスト売り上げ月100万円達成!】兼業でもできる!その証明と達成方法

イラストで稼ぐのは大変

タイトルの通り、目標にしておりましたイラストの売り上げ月100万円をついに達成致しました!!

今回はどうやって達成したのかのお話と、イラストで稼ぐということの大変さを、会社員もしておりますわたくしの視点でお伝えできればと存じます。

まずはお仕事の内訳でございますが、発注者様のプライバシーを尊重致しましてご依頼内容には触れません。金額は1000円以下切り捨てで計上して参ります。件数でカウント致しますが、1件=1枚ではございません。セットの場合や関連業務も含みます。

また、売り上げはあくまで納品した月をベースにしており、入金はバラバラですのでこの金額がその月に全て入金されるわけではございませんので誤解なきようお考え下さい。

ゲーム系案件:4件(530,000円)
漫画関連:1件(120,000円)
グッズ案件:2件(230,000円)
コミッション:12件(380,000円)
合計:1,260,000円

メインで受注しておりますゲーム案件が売り上げ割合的に半分くらいでしょうか。コミッションはskebというサイトのものも加算しておりますが、大半がスキマやココナラ等のイラスト販売仲介サイト様からのご依頼になります。

さて、こちらをご確認頂いて同じクリエイターの方ならお分かりでしょうが、死ぬほど大変でございました。この売り上げを達成致しました月の平均睡眠時間は1日3時間程度でございます。土日祝日ほぼ全て潰れてしまい、翌日休みの日は半分徹夜で作業しております。

平日は会社から帰宅後家事などをし、家族が寝ましてから作業を開始致します。大体スタートがPM11時頃ですので、そこから夜中の3時くらいまで作業しておりました。ちなみに起床はお弁当を作るので5時半頃でございます。

休日は6時に起床して料理洗濯など諸々済ませて10時頃から作業し、合間に家事をしつつ残り時間は全て作業にあてました。買い出しは家族に頼りほとんど籠りきり(といっても自分の部屋がございませんが・・・)でした。みんなありがとう。

描きすぎて腕が筋肉痛になったり腰を若干痛めて整体に行ったり致しましたが、それ以外はほとんどトラブルなく約一か月作業し続けましてございます。

で、やっとこの売り上げでございます。

イラストで稼ぐという過酷さが伝わりますでしょうか?中年と言われる年齢で毎月このように働いておりますとリアルに寿命が縮まるでしょう。

会社のお給料で考えてみる

さて、この売り上げの金額だけ見ますと「すごい!」とお考えになる方もみえますでしょうが、会社員ですと皆さま案外このくらいもらっている月がございませんか?

そう、ボーナス月でございます。

月給+ボーナスでしたら、大手企業様は100万円程度は平社員でもある程度の勤務年数があればもらえていると存じます。

そもそも大手企業ですと、ボーナスだけで100万円程度は普通に耳に致します。そのタイミングで車を購入されたり、住宅購入などの手付金にされたりと、大きな買い物をなさっている方も多いです。

果たして、ボーナス月は特別頑張ってお仕事をされている、なんてことございますか?きっと普段通りで、問題はないようにくらいのお気持ちでしょう。そもそもボーナスは今までの評価ですので、その月にだけ頑張っても無意味でございます。

そうなのです、特別頑張らなくても同じくらいのお金を得ることは案外誰にでもできてしまうのでございます。

わざわざ茨の道を歩まなくても、睡眠時間を削らなくても、しっかり働いていましたら現代日本でしたらきちんとお給料が頂けます。

では、なぜわたくしはイラストで稼ぐという荒業をしたと思われますか?

対価より大切なこと

今回のポイントが「イラストの売り上げ」で100万円達成するということであり、他の方法ではなく敢えてこの方法にこだわりました。

これは「イラストでは食べていけない」という固定概念を言葉だけでなく実績を持って打破したかったからでございます。

「絵なんてまだ描いてるの?」「いい加減ちゃんと仕事見つけなよ」「詐欺に遭っているんじゃない?」などたくさんの心ない意見を頂いて参りましたが、反論しようにも確かにイラストで食べていくのは事実難しいのです。

儲けたいならイラストレーターになるよりも大手企業に就職したほうが良いですし、更にお金持ちになりたいなら独立して起業したり投資を学んだりすべきです。

ですが、わたくしは今回お金を得たい訳ではなく、「イラストの仕事だけでも月100万円稼ぐのは不可能じゃなかったぞ!」という証明をしたかったのでございます。

世の中には怪しい情報が山とあり、「場所と時間に縛られず月100万円誰でも簡単に稼ぐ魔法のような方法!」「ネットビジネスで億り人になれる!」「イラストレーターはNFTで儲かる!」と検索すればたくさんヒット致します。

ですが、実際に達成されている方は周りにいらっしゃいますか?その発信者以外にその方法で実際に稼げている人はいらっしゃいますか?LINEに登録させられて、メルマガにも登録し、変な教材を押し売りされてはいませんか?

現在若い子をターゲットにこうしたネットビジネス詐欺が横行しております。甘い言葉に誘われて被害に遭う方ももちろんですが、知らぬ間に加害者になっているという恐ろしいパターンもあります。

お金を稼ぐという事を実際に体験していない学生さん等はリアルの大変さというのが恐らくまだ理解できていないと思われます。世の中みんな簡単に儲かるのでしたら、誰も闇バイトに応募して強盗なんて致しません。よくよく現実をお考え下さい。

今回イラストで月100万円の売り上げを立ててみて思いましたのが「ずっと続けるのは現状不可能」という事です。

一過性には可能ですが、コンスタントに毎月売り上げるのは自●行為でしかございません。受注案件だけのお仕事ではなく、印税などの不労収入やストックできる収入源(YouTubeやFANBOXなど)を活用しつつ、自費出版の作品なども積極的に発表していくなど致しませんと続きませんでしょう。

ですが、「できないわけではなかった」という事が立証されました。

そう、イラストで食べていくことは「できる」のです。

これからも100万円売り上げていくには?

先述致しましたが、このままの作業内容でずっと売り上げるのは不可能に近いです。本業としてやっていたとしても、運良く毎月高単価のお仕事が来るとは限りませんし波がございますでしょう。

・実力と実績を上げて一つの仕事の単価を高くしていく
・収入源を多角化する
・身体を壊さない程度のゆとりあるスケジュール設定
・顧客や取引先との信頼関係を築く

この4点をしっかりやっていけば、現在の無理のあるスケジューリングではなくとも達成可能であると考えております。

現在イラストレーターで生計を立てていらっしゃる有名な方々は皆さん上記のことはできております。

実力と実績は言わずもがな、収入源もただ受注したものを描くだけでなく、動画を公開されていたり、指導する立場になられていたり、カフェなど経営に携わったり、多彩な仕事をされています。

スケジュールも確かにお忙しいとは思われますが、身体を壊すほど追いつめられるようでしたら続けていけませんでしょうし、体調管理は社会人の基本です。

お取引先様は是非ともあの人に、とお声がけされていますでしょう。実力のあるイラストレーターさんはしっかりと信頼関係を築く努力もされていると感じます。

実は上記の4つはイラストレーター以外にも当て嵌まる項目です。会社員でも現在は副業をしたりする人が多く、NISAなど投資へのハードルも下がりましたのでやっていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?わたくしも投資やイラスト以外の副業も少し手を付けております。が、最近はイラストを描いたほうが稼げるようになりましたのでほぼやっておりません。

お金を得るという行為はどのお仕事でも実は基本同じことですので、やり方はあまり変わりません。ただ「悪いことをする」という外道な方法で儲けるというのは人徳を損ないますので絶対にお止め下さい。

最近ですとAI生成物の販売について物議が頻繁に起こっております。素人の方を騙してイラストで儲かる方法を伝授すると言い高額な授業料を請求するなど、挙げればきりがないほどでございます。

そういったことにもし加担しそうになってしまわれましたら、今一度立ち止まって「家族に自分のやっていることを包み隠さず話せるか」「自分に恥ずかしくないことか」「大切なものを失ってはないか」と考えてみて下さい。

あなた様は絵を描くのが好きで、楽しくて、お仕事にしたかったのではありませんか?

チャレンジして得たものと失ったもの

月100万円売り上げチャレンジをして得たものは経験とお金に他なりません。初めてのお仕事もさせて頂き、勉強になることがたくさんございました。お金は家族旅行に行った分は取り返せましたね。笑

失ったものは家族と過ごす時間と自分の健康でしょうか。「ずっと仕事してるけど大丈夫?」と心配されておりましたが、案の定睡眠不足と長時間座って作業したことにより腰がやられまして久しぶりに整体のご厄介になりました。

わたくしとしては、費用対効果はあまり良いものではなかった、と感じております。7月にはボーナスがあるので何もせずとも同じくらいのお金は頂けます。こんなに頑張って得るにしては薄給であると言わざるを得ません。

ですが、チャレンジの一番の目標である「可能であることの証明」は果たせたのでやりきった感がございます。

今後はまた月30万円程度を目安に無理のない範囲でやっていきたいと思います。本業を頑張って昇進も目指したいので、バランスを考えて残りの人生をどうして働いていくか考えて参りたいと存じます。

それにやっぱり家族や友人との時間をもっと取りたいですしね。これが一番の肝心なところでございます。


最後に

今回のチャレンジにつきましては、「儲かるぞ!」という発信ではなく「可能であるけれど現実は大変だぞ」という事実確認のためにnoteに致しました。

自慢したいという意図でもなければ、皆様にお勧めしているわけでもございません。きっともっと良い方法がありますでしょうし、お勧めできるような内容でもございませんでした。

ですが、もし誰かから「絵なんか描いていては生活できないよ」と言われた時にはこのnoteを思い出して「いや、無名で怪しい兼業イラストレーターの人でも死ぬ気でやったら月に100万円売り上げていたよ」と反論のネタにして下さい。

夢をあきらめず努力されている方へ少しでもお力になれるような記事になっていましたら幸いです。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?