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小麦大好きな店主が、グルテンフリーを作る理由

「食べたいけど、我慢する。」ではなく、「食べ続けていきたいから、今日はグルテンフリーを選択する。」という健やかな選択肢をKimioで提示したいと思います。

正直、なんか胡散臭いと思っていたグルテンフリーについに手を出しました。理由はズバリ、妊娠中(特に臨月)に小麦に溺れすぎて、さすがにこのままでは良くないと直感で感じたからです。

それぞれの考えがあると思いますが個人的には「グルテンフリー」とは無縁で生きてきました。製菓に関わっていること、アレルギーがなかったことも関係していますが、小麦が大好きです!健康志向が高まり続ける昨今、「小麦=悪」のような空気感を感じることもありますが、私は小麦とはマジ感謝ズッ友仲仔マインドです。香ばしくて、ふわふわで、パンにも麺にもお菓子にも、変幻自在な最高な食材だと思っています。
でも、日常的に食べる、仕事上食べる機会が増えた私には小麦は美味しいを超えて、食べ続けると胃がもたれるもの、なんだか調子が崩れるものになりつつありました。

特に、妊娠中に自分でも驚くほど小麦を欲していて、毎日自分から小麦を求めて作る・購入するということを繰り返していました。産後も小麦を食べ(過ぎ)ることで授乳中の胸の張りが増して結構しんどかったんです。そのときに初めて、「あれ、このままこの量食べ続けてたらなんかダメな気がするナァ?」と感じました。
当時ぎりぎり20代の私だったので、ちょっと調子悪いかも?程度で、たぶんまだ大丈夫。実質的にはあまり困ってない。小麦ってやっぱり最高に美味しいし。コレたぶん小麦のせいだけじゃないし。でも、これを続けていくとなんか良くない気がする。
と、直感で感じてしまいました。

そして、私の作ったものを食べる家族。特に両親。
あれ、もう60代〜70代あたりだけど、私と同じの食べてて大丈夫?大事な家族の不健康に加担してない?あれれ?これからみんな歳を重ねていくのに大丈夫そ??自分だけの体調ならまだしも、家族やお客様に対しても続けられる?
そんな気持ちがよぎっちゃって、これまでと同じもの届けられる?
否。無理ィ!!!!
そう思ったので、グルテンフリーの勉強を始めました。
そして、Kimioでもグルテンフリーのお菓子を取り扱うことにしました。

「お菓子はご褒美だから、稀にしか食べないよ〜。」という方は何も気にせず好きなお菓子をお選びください。(こっちの方が健康的と思う)

「日常的にお茶の習慣やプチご褒美タイムがあるよ〜。」という方。
安心してください。うちの店が味方になります!!

そう、毎日やっぱりおやつが欲しいよ。
一息つくときくらいいいいじゃないか。
だってそれが生きがいなんだもの。
という方、いらっしゃると思います。(私)

「食べたいけど、我慢する。」ではなく、「食べ続けていきたいから、今日はグルテンフリーを選択する。」という健やかな選択肢をKimioで提示したいと思います。書いていたら良い言葉と出会いました。そう、健やかな選択肢。(響きが気に入ったので太字にしてみました)

製菓だけでなく調理も大好きな私には、「やっぱりこれまで小麦で調理されて美味しいとされてきた物は、代替なんてない。小麦が一番である。」と今でもこの考えは自分の中にあります。むしろ、強めの信頼を寄せています。ですので、この商品は小麦の方がやっぱり美味しいよねというものに関しては小麦を使います。一方で、自分が納得してグルテンフリーでも小麦に劣らず美味しい!なんなら、小麦より良いじゃない!と自信を持って出せるものに関してはグルテンフリーのものを取り揃えていきます。

みんなで笑って、何十年後もお茶タイムがしたいから。同じものでテーブルを囲みたいから。そんな健やかな選択肢を提示して、「我慢」というストレスからの解放と心の充足。それが皆さんの日常に溶け込んでいったならば、とても幸せだなと思います。

そんなことで、グルテンフリーを始めます。
100%グルテンフリーの方が、お客様は買いやすいのかもしれませんし、お店を見つけてもらいやすいかもしれません。が、私の理念や思い(決して小麦は悪者じゃないヨ!)という考えのもとどちらも健やかに取り扱ってまいりますネ!

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