366日紡ぐ「夜のうた」 3月10日「瞼」
夜と名付けられた犬がいた
もう随分と歳を取った犬だ
夜はとてもやさしくて穏やかで
理想の夜のような存在だった
目をつむるとその瞼の裏では
無数の夜が浮かんでいるなんてことは
誰も知らない
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夜と名付けられた犬がいた
もう随分と歳を取った犬だ
夜はとてもやさしくて穏やかで
理想の夜のような存在だった
目をつむるとその瞼の裏では
無数の夜が浮かんでいるなんてことは
誰も知らない